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【これだけは言わせて!】シーン別で使えるネガティヴな英語フレーズ集

【これだけは言わせて!】シーン別で使えるネガティヴな英語フレーズ集

会話に "Great!" "Awesome!" が多用され、どんなこともポジティヴに褒めるイメージの強いアメリカですが、実生活ではもちろんネガティヴな表現も使われます。

例えばショッピングの際に「このドレスはちょっと……」、オフィスなら「仕事の出来がイマイチだよね」などなど。

今回はそうしたネガティヴ表現のうち、比較的カジュアルな表現をシーン別に集めてみました。

買物編

ショッピングは「これ可愛い!」「あれダサい!」と言いながら品定めをするのも楽しみのうち。褒めるのは "Cute!""Cool!" でカンタンですが、さて、辛口コメントはどう言えばいいのでしょうか。

Oh no! This red dress is too skimpy.

「やだぁ!この赤いワンピース、見え過ぎよね」

"skimpy" は胸元が大きく開いている、ミニスカートなど「露出が多い」ことを指します。英語ではデザインや丈の長さにかかわらず、ワンピースは "dress" と言います。

Don't you think these shoes are cheesy?

「この靴、安っぽいと思わない?」

"cheesy" は料理の場合は「チーズ風味豊かな」の褒め言葉となりますが、それ以外では「安っぽい」の意味で使われます。

また、「今までのものと変わらない、変化がない、つまらない」というニュアンスで使われることも。

Wow, these earrings are very pricey!

「わぁ、このイヤリングとっても高い!」

pricey” は “expensive” (高価)と同義語。本来はネガティヴな言葉ではありませんが、高級過ぎるとやはり手が出ませんよね。

※イヤリングは2つあるので複数形で表します。

The suit on the mannequin is too loud.

「あのマネキンが着ているスーツ、派手過ぎ」

ここでの"loud" は「音が大きい」ではなく、「色またはデザインが派手」なことを意味します。何を派手と感じるかは日米でかなり差があるようですが。

His friends laughed at his uncool/unhip fashion sense.

「彼の友達は彼のダサい(古い)ファッションセンスを馬鹿にした」

"cool" 「かっこいい」、 "hip" 「イマドキの」に否定の "un" が付いて「ダサい」となります。いずれも服だけでなく、人物まで含め、あらゆる対象に使えます。

Look! That sweater looks like grandma's!

「見て!あのセーター、お祖母ちゃんのみたい(に古臭い)!」

実際に古くなくとも、古臭く見えるモノに使います。

仕事編

仕事の場でも仕事を正しく評価するために、ときにはネガティヴな表現を使う必要が出てきますね。

His boss reprimanded him for his sloppy performance.

「彼の上司が彼の杜撰な仕事に怒りました」

“sloppy” には「(服などが)ダボダボの」「(料理などが)水っぽい」といった意味もあります。つまり詰めが甘く、きちんと成されていないというニュアンスです。

This website is poorly designed.

「このWebサイトはあまりよくできていない」

poor の副詞型ですが、この場合は「貧しい」ではなく「劣っている、不完全」という意味です。

Your proposal is boring.

「あなたの企画書はおもしろみに欠けます」

斬新なアイデアもなく、ありきたりな案の場合に言われてしまう言葉です。

My boss’s speech was flat and everyone fell asleep.

「私の上司のスピーチはつまらないものでした」

"flat" 「平坦な」が転じて、話や演説などが「単調な」「面白くない」の意味になります。

You can do a better job than this.

「君はこれよりマシな仕事ができるでしょ」

励ましのセリフですが、今の仕事では「まるでダメ」と言われています。

That company only makes mediocre products.

「あの企業はありきたりの商品しか作らないよね」

"mediocre" 「平凡な、ありきたりな」はスポーツ選手やアーティストなど人物に対しても「二流」の意味で使われます。

This is the worst-case scenario.

「これは最悪の筋書きだ」

文字どおり、最悪と思える事態が起こったときに使われます。

人への評価編

他者への評価や印象も、いつも良いものばかりとは限りません。

Miranda is so bossy!

「ミランダってば、とっても偉そう!」

“boss”「上司」が形容詞となって “bossy”「尊大な、威張りたがる」になります。

I didn't know Mike is so insecure.

「マイクがあれほど(精神的に、情緒的に)不安定とは知らなかった」

"insecure"には「臆病、小心」という意味もあります。常に自信を持って振る舞うことが良しとされるアメリカゆえに "insecure" はかなり厳しい批判と言えます。

Who's responsible for this?

「これは誰の責任?」

成功も責任も、その所在がどこにあるかを特定されることが多いのもアメリカです。

It was an awkward moment when I bumped into my ex-girlfriend on the train.

「電車の中で元カノとばったり会ったときは気まずかった」

昔の恋人や仲違いした人に会うのは気まずく、ギクシャクするものですね。

Vince is getting on my last nerve!

「私、もうヴィンスにブチ切れ寸前なのよ!」

“get on someone's last nerves” は、日本語の「神経に触る」と同じです。

TIP-ネガティブな意見を言うときのクッション言葉

ネガティヴな意見は決して言いやすいものではありませんよね。そんなときは、最初にひと言クッションなるフレーズを入れると印象が和らぎます。

Unfortunately……残念ですが~
I'm afraid to tell you that……申し上げにくいのですが~
Oh, thanks, but……あら、ありがとう、でも~
It looks great, but ... / It sounds great, but ...それ、よさそうね、でも~

オマケ: “Oh my God!”はポジティヴにもネガティヴな表現にも!

驚きを表すフレーズとして盛んに使われる "Oh my God!" (Oh my gosh.)は表情と抑揚次第でポジティヴにもネガティヴにもなります。逆に言えばイントネーション次第で、このひと言で自分の感情を表せてしまうのです。ただし、使い過ぎには注意してくださいね。

 
善し悪しの区別なく、純粋な驚きの表現
抑揚も表情もニュートラルに発話。
 
素晴らしいもの、大好きなものを見聞きしたとき
語尾上がりのイントネーション+笑顔で発話。
 
良くないものを見聞きしたとき
眉をひそめ、一本調子で。さらに強調したいときは "Oh・my・God" と単語ごとに区切って発話。

おわりに

人の悪口はもちろんNGですが、時と場合によっては本音を出すのもアリですよね。ネガティヴな言葉も使いよう。表情豊かな英語表現にチャレンジしてみましょう。

【英語表現の幅を広げよう!】