世界のサッカーを楽しもう! サッカー英語表現集
2021年7月、ついにスポーツの祭典が東京で開幕します。日本中で、そして世界中で、スポーツ熱が高まることは間違いありません。
多くのスポーツが競われるなかで、特にサッカーに注目している人も多いのでは?
サッカー好きな方のなかには、日本に限らず他国のチームを応援している人もいますよね。最近ではYouTubeで試合をライブ配信したり、ハイライトが配信されたりしているので、試合をリアルタイムで楽しめる機会は格段に増えています。
そこで障壁になるのがやはり言葉の問題。特に海外チームの試合となると、多くの場合は英語で実況されます。さらに、スポーツで使われる言葉は独特で、英語がある程度わかる人であっても、試合の実況などを理解するのは、なかなか難しいものです。
そこで今回は、もっとサッカーを楽しむために、サッカーに関連した英語を学習してみましょう!
世界のサッカーを楽しむための「サッカー英語用語集」

サッカー英語用語【基本編】
- goalless draw → スコアレスドロー(両チーム得点無しの引き分け)
- good work → 好アシスト、ナイスアシスト
- header → ヘディング
- in the clear → マークされていない、フリー
- indirect free-kick → 間接フリーキック
- injury time, added time → ロスタイム
- loan → 期限付き(移籍)、レンタル(移籍)
- exchange deal → 交換トレード
- playmaker → ゲームメーカー、司令塔
- shooting ability → 決定力
- equalizer → 同点ゴール、同点弾
サッカー用語は基本的にカタカナなので、英語をそのまま使っていると思われるかもしれませんが、実は意外と違うものなのです。
サッカー英語用語【プレー中編】
サッカーは試合中にチームメイトとのコミュニケーションが求められるスポーツです。試合中に交わされる用語をご紹介します。
- Push forward! → 「あがれ!」
- Cross! → 「(クロスを)上げろ!」
- Behind you! → 「ボールを下げろ!」
- Hit it! → 「 打て!」
- Keep your eye on the ball! → 「ボールをしっかり見て!」
- Fall back! Come back! → 「もどれ、さがれ!」
- Mark him! → 「あいつにつけ!」
- Handball! → 「ハンドだ!」
- Calm down! → 「落ちついていこう!」
- Man on! → 「相手がきているぞ!」
サッカー英語用語【戦略編】
- flowing football → 流れるようなパスサッカー
- anchor → ボランチ
- line-up → スタメン
- maintains a high defense → ディフェンスを高く保つ
- set-piece → セットプレー
- play on the counter attack → カウンター狙い
- spearhead → ワントップ
サッカー英語用語【実況中継編】
ジェラードのキックオフで試合開始です。
kick off という動詞にはサッカー以外にイベント、仕事、会議などを「始める」「幕を開ける」という意味があります。キックオフ・ミーティングなどという言い方もしますね。
イングランドのボールです。
in possession(of a ball) で(ボールを)持って[保持して]という意味になります。possession にはボールの支配率という意味もあります。
エドワードが後方へ流した、ルイスがゴール!
flick on とは、パスが来たときにダイレクトで軽くボールに触って、パスの方向(たいていは後方へ向け)を微妙にずらすことです。
カーターは10メートルからシュート、ボールがポストに当たる。キーパーがボールを取りに行く。
シュートは英語で shot とも言います。shoot ではないのでご注意を!
凄まじい攻撃、強烈なシュートだ!
strike は野球のピッチングだけでなくサッカーのシュートのことも指します。点取り屋を英語で striker と言いますよね。
リバプールに1点リードを許し後半へ。
in the driving seat は「~を制御して」という意味です。運転席に座る=支配する、という慣用表現です。
Football と Soccer はどう違う?
フットボールの共通ルールを決め、その協会(association)が設立したのが、1863年のこと。この協会が定めたルールに沿ってプレーするフットボールのことを「協会式フットボール(Association Football)」と呼びました。
当時イギリスでは、愛称として言葉を短くして「er」をつける風潮があり、例えばラグビーは Rugger(ラガー) と呼ばれるように。フットボールもこれにならい、 association の soc に er がつけられて、soccer(サッカー)という名称になったそうです。
よく見聞きする「国際サッカー連盟(FIFA=Federation International de Football Association)」は、協会式サッカーの国際連盟という意味です。
「サッカー」という名称が使われている国は、アメリカ、カナダや日本などのみだそう。イギリス英語では「フットボール」、アメリカ英語では「サッカー」と呼びますが、もとはイギリスに「サッカー」の語源があったということです。面白いですね!
英語でサッカーを楽しもう
いかがでしたか?
スポーツに使われる言葉は独特なので、英語に自信ありという方にとっても、わかりにくい表現があったかと思います。逆に「サッカーが好きだから興味を持てた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英語学習で重要なのは継続であり、継続するためには、いかにモチベーションを上げるかが重要となります。サッカーが好きな方にとっての、英語学習のきっかけ、モチベーションアップになれば幸いです。