SHIORI
(更新)
さて、今年も夏がやってきました。夏といえば、海!
海でできるスポーツといえば、やっぱり「サーフィン」ではないでしょうか。
日本では趣味で楽しんでいるという人が多いかもしれませんが、海外ではサーフィンの大会が数多く開催されています。
東京五輪では新たな競技として追加されるほど、最近は注目が集まっているサーフィン。
今回は、そんなサーフィン競技の説明、そして海外でサーフィンをする際に覚えておくと便利な英語表現についてまとめていきたいと思います。
ウォータースポーツの競技としてのサーフィンは採点方式のトーナメント戦をとっており、通常5人の審査員(ジャッジ)により、波乗り(ライディング)の点数がつけられます。
1試合あたりの波に乗っていい本数が制限されている場合もありますが、それぞれ1本の波乗り(ライディング)に対し、各審査員(ジャッジ)が点数をつけます。
1つの波乗り(ライディング)に対する点数の見方としては、各ジャッジによりつけられた点数の、最高得点と最低得点を除いた残りの3つの点数の平均を見ます。
波乗り(ライディング)の技・種類・難易度・スピード・パワーなどの要素により点数がつけられ(10点満点)、全ての波乗り(ライディング)の点数のうち、得点が高い方から2本の合計スコア(20点満点)で争います。
また、サーフィンの試合の組み合わせのことを「ヒート時間」というふうに表し、たとえば「第1ラウンドの第1ヒート」は「1回戦目の1組目」という意味です。
1ヒートは通常20分〜30分ですが、大会や回戦、人数や波質により変わります。
1ヒートの対戦人数は2〜4人で、3〜4人の場合は上位2人がラウンドアップ(次の試合に勝ち上がること)し、2人(マン・オン・マン)の場合は勝者が次の試合に勝ち上がることができます。
サーフィンには世界共通ルール・マナーである大原則が存在します。もちろん、これらの行為をしてしまうと減点の対象になります。
*1…波が岸に向かって最初に崩れ始める場所。
*2…他の選手の妨害などをして優先権を無視してしまった場合、獲得したポイントの高い方が½に減点される。
*3…既にピークから波に乗った人がいるのに、その前方に割り込んで波に乗る行為。
*4…優先権のあるピークからパドリングしている人に対し、さらにピークへ回り込んで波に乗ろうとする行為。
さて、サーフィンのルールがわかったところで、次にサーフィンで使う英語表現・用語をいくつか紹介していきます。
「今日いい天気だね! サーフィンしに行こうかな!」
「どれくらいよくサーフィンするの?」
「彼は上手に波に乗った」
「2人のサーファーが同じ波に乗ることはできないよ。ルール違反とされているんだ」
「私は岩場の近くから波に乗るのが好きです」
「ピークに一番近い人に優先権があります」
「沖へ出すぎてしまった(ボードを漕ぎすぎた)」
「波に向かって漕いだけど間に合わなかった」
「彼女は大きな波でボードから落ちちゃった」
「私はボードから落ちて、岩礁にぶつかってかすり傷ができました」
「岩に近づきすぎる前に飛び降りた」
「彼女はほかのサーファーとぶつからないようにボードから飛び降りた」
「ビーチに着いたら風が吹き荒れていることがわかった」
「今はオンショアの風が吹き荒れているけど、予報では後で変わるらしい」
「彼女は妨害ペナルティで2回目のスコアが無効になった」
厚い板のことを指します。ロングボードのことも plank と呼びます。
ブギーボードはボディーボードの別名です。
サーフボードの上部表面のことをデッキと言います。
ding には「ガンガン鳴る」や「打撃」というような意味があり、サーフィンではボードのダメージのことを指します。
「ボードを傷つけてしまった」
いかがでしたか?
海でできるスポーツといえばサーフィンですが、競技としてのサーフィンのルールを知っていたという人は少ないのではないでしょうか?
五輪でも新しい競技としてサーフィンが追加されるほど、サーフィンというウォータースポーツは今、世界的に波に乗っています。
この記事を参考に、みなさんもサーフィンについて英語で話せるようになるといいですね!