DMM英会話ブログ編集部
(更新)
「頑張って!」から「気楽に行こう!」まで、英語にも励ましや応援のフレーズがいろいろあります。同時に「だいじょうぶ?」「無理しなくていいから」など、相手を慰める、気遣うフレーズもあります。
今回は短く、覚えやすくて使いやすいフレーズをシチュエーションごとに分けてご紹介します。
スポーツの試合、試験、職場でのプレゼンテーション、憧れの人との念願の初デート、または病気やケガで手術を受けるなど、友人、同僚、家族が何かに対して努力している時、いよいよ本番が迫ってドキドキしている時に「励まし」として使うフレーズ
※Goの間に名前やチーム名などを挟んだ声援のフレーズです。スポーツの試合なら観客席から思いっきりの大声で叫べば相手も自分も気分がガッツリ盛り上がりますね。
※仕事も勉強も準備万端整えたつもりでいても、いざ本番になると自信が揺らぐもの。そんな相手に文字どおり「できる」と暗示を与えて送り出すフレーズです。相手の目を見て、しっかりとメッセージを伝えてあげましょう。
※直訳すると「it(勝利や目標など)のために行け」ですね。これも威勢良く相手の気分を盛り上げるためのフレーズです。特に「できるかな…どうしようか…」とためらっている人に効果抜群。
※ナイキがTシャツにプリントして大ヒットしたスローガン。頑張っているのに成果が上がらない、やらなきゃダメと分かっているのに何故か始められない…そんな人に「うだうだ言わず、とにかくやれ!」と一発喝を入れるフレーズです。
※相手に最高レベルの努力を促す強い励ましです。 “Don’t worry, just do your best.” で「大丈夫だよ、やってみればいいんだよ」「結果が出なくてもとりあえずやってみたことが大事」という意味合いになるので、「頑張っているのに成果が出せない」と悩んでいる人にかけてあげるといいでしょう。
※Come onの短縮系。これも勢いを付けるための、威勢のよい励ましの掛け声です。
※ミスを犯した時に「なんてことだ!」「まさか!」のニュアンスでも使われます。スポーツの試合でよく聞かれますね。
※最悪のシチュエーションに “was close(近かった)”、つまり「失敗/不運があったが、最悪の事態は避けることが出来た」という意味です。スポーツの試合でいくつもミスをしたものの最終的には勝てた、車の運転を誤って反対車線に飛び出したけれど事故にはならなかった、そんな時に思わず発するひと言です。
勝利を得たり、目標に達した相手を称賛するフレーズ
※応援の項に挙げた “You can do it.” “You can make it happen” に呼応するフレーズです。思いっきりの笑顔と共にハグをしながら、または相手の目をじっと見つめ、相手の努力を心から讃えましょう。
※日本語の「ハイタッチ」です。相手が何かを成した時、実際に自分の片手を上げて相手とハイ・ファイヴしましょう。スポーツ試合に限らず、どんな場面でもOK!
もう少しで達成できたと言うことによって相手を慰めるフレーズ
※称賛の項に挙げた “You made it!” に “almost” を付けて「ほとんど出来た」=「惜しい」の意となります。ほんの少し点が足りずに合格できなかった時に「もう少しで合格できたのにね」と、相手に救いの余地を残せます。
「頑張る」ことを強いず、リラックスさせるためのフレーズ
※ “easy” には「簡単」以外に「気楽に」「ゆったりした」という意味があります。「ちょっと頑張り過ぎかな?」と思える相手に、「少しペースを落としてもいいんじゃない?」「リラックスして」と落ち着かせるための伝えるフレーズです。
※別れ際に"Bye-bye”の代わりに “Take it easy.” と言うこともあります。この場合は特に意味はありませんが、敢えて掘り下げるなら「(私と別れた後も)何事もあせらず、ゆったりね」くらいのニュアンスでしょうか。
※「汗をかくな」、つまり「必死にならず、のんびりやろう」「心配しないで」です。上記 “Take it easy.” とほぼ同じ場面で使えます。
※「自分自身をプッシュし過ぎないで」→「自分を追い詰めないで」「無理しないで」。これも必死に頑張り過ぎている人に対し、「そこまでやらなくていいから」とスローダウンを勧めるフレーズです。
調子の悪そうな相手への質問フレーズ
※相手の様子を心配して声を掛ける際のフレーズですが、「(忙しそうだけど)大丈夫?」「(勉強がはかどっていなさそうだけど)大丈夫?」「(体調が悪そうだけど)大丈夫?」など、どんな場面にも使える万能の一言です。
※ “Are you OK?” と同じですが、相手の事情を具体的に聞きたい時にも使えます。聞かれた相手は “I'm OK.(大丈夫です)” と答えるか、または “Well, I actually...(えっと、実は…)” と事情を話し始めるかもしれません。
良くないことがあった相手に希望を持たせるフレーズ
※大きな失敗や不運に見舞われて落ち込んでいる人に「最悪のシチュエーションではない」→「(今回はダメだったけれど)、次回、または他のことでは希望はあるから」の意味で慰めるフレーズです。
※「明日は明日の風が吹く」と意訳されるフレーズですが、直訳は「明日は別の日」、つまり今日はダメだったけれど明日になればまた機運も変わると言う意味です。映画『風と共に去りぬ』のヒロイン、スカーレット・オハラのセリフとしてもよく知られますね。
相手に「独りじゃないよ」と安心させるフレーズ
※"your back(あなたの背後、背中)”に私がいる、つまり「私がついている」となります。前出のフレーズと組み合わせて “Take it easy. I got your back.(私がついているから気楽にね)” としてもいいですね。
※必ずしも実際に一緒にいることを意味せず、「あなたのことを常に気遣っている」という意味です。親しい相手への真摯な心のこもった言葉です。2015年のパリ同時多発テロ事件のあと、SNS上で “We stand with you, Paris” というメッセージが多く見られました。
※アメリカは信仰を持つ人が多い国ゆえに、信仰を持つ人同志でよく使われるフレーズです。
良くないことがあった人への慰めのフレーズ
※英語の"OK"はgood, greatではなく、「悪くない」くらいの意味です。そこから “It's OK.” は「(良くないことが起こったけれど)(達成できなかったけれど)、大丈夫」「くよくよしなくていいよ」の意となります。
※謝っているのではなく、「その話を聞いて、お気の毒に思います」といった意味合いです。「昇進できると思っていたのに出来なかったの」など、ある程度深刻なダメージを受けた相手に対してよく使われます。後半を略した “I'm sorry.” だけでもよく使われます。
※ “I'm sorry for your loss.” とすると「お悔やみを申し上げます」になります。 “your loss(誰かを亡くした)” ことに対する “I'm sorry(気の毒に思う)” です。
※ “unfortunate” は「不運」ですが、ここでは「残念」の意味合いです。これも思うような結果や成果を得られなかった相手に対する慰めの言葉です。
良くないことがあった相手を元気づけるためのフレーズ
※このセリフだけの言いっ放しではなく、"It'll be OK.(事態はよくなるよ)”などを加えるといいでしょう。 “Don't Worry Be Happy” という有名な曲もありますね。
※あまりにも気を落としている相手には不向きなフレーズですが、相手の心情、自分と相手の親しさによっては素敵な励ましのフレーズになります。
※努力を続けるようアドバイスするフレーズなので、やはり相手の状況によっては “Don't worry.” などから始め、相手が再度のやる気を見せた時に使えばいいかもしれません。
※今はマイナスな状況でも「何事もあなたを止められない」→「あなたなら達成できる」という意味合いです。
※「限度・限界は無い」を表す慣用句です。直訳すると「空(の高さ)が限度」ですが、実際には空の高さには限界が無いことから反語的に「可能性は無限」を意味します。そこから「あなたには大きな広い空くらいの可能性がある」→「あなたはどんなことだって出来るのよ」とった意味になります。
いかがでしたか。すべて英語の定番フレーズなので、意味を厳密に考えるより覚えて、とにかく使ってみてください。
いくつものカテゴリーに分けて表記しましたが、多くが「状況」「相手の様子」「自分と相手との親密度」次第で interchangeable(互換性がある)な表現です。会話の流れをみて、もっともフィットするフレーズを選んでくださいね。
【会話の発展に繋がるフレーズを覚えよう】