Yoko
(更新)
英語で「どういたしまして」と伝えるとき、よく You're welcome と言いますよね。
これは丁寧な英語表現で、どのような場面でも使える便利な英語フレーズなのですが、実はこれ以外にも「どういたしまして」の気持ちを伝える英語フレーズはたくさんあります。
しかも、You're welcome より短くて使いやすい英語フレーズもあり、今すぐ応用できるものばかり!
今回は、ネイティブにもよく使われている英語表現を取り上げてみました。
なにかと使う機会の多い「どういたしまして」のレパートリーを増やして、ネイティブの英会話に一歩近づいてみませんか?
何かを助けたり手伝ったりしたときにお礼を言われたことに対して、「どういたしまして! あなたのためならいつでもやるよ!」という意味が含まれている英語フレーズです。
「私のエッセイをチェックしてくれてありがとう」
「どういたしまして(いつでもどうぞ)!」
「もちろん!」という意味で使われる英語フレーズの Sure。
単語自体は「確信・確実・当然」という意味を持ち、ここでの表現は「当然のことをしたまでだよ」というニュアンスを含んでいます。
Sure thing という英語表現もあり、こちらも Sure と同じ意味になります。
「これを運ぶのを手伝ってくれてありがとう」
「どういたしまして、当然のことだよ!」
直訳すると、「あれはなんでもないよ」ですね。
「自分にとってなんてことではないから、お礼を言う必要なんてないよ」という意味になります。
「今日のプレゼンテーションを手伝ってくれてありがとう」
「おお、どういたしまして、お礼を言う必要なんて全くないよ」
全然気にしていないことや、お礼を言われるまでもないと思っていることに対して、「お礼を言われるなんて、とんでもないよ」と表現できる英語フレーズです。
「アドバイスをくれて、どうもありがとう」
「おお、とんでもないよ、どういたしまして」
「たいしたことじゃないよ」と訳すことができる英語表現です。
こちらも「お礼を言われるほどのことはしていないよ」という気持ちを表現することができます。
「感謝してもしきれません!」
「たいしたことじゃないよ、本当に」
「別にいいよ、気にしないで」という意味合いの、アメリカの口語表現です。
「パソコンを直してくれてありがとう」
「どういたしまして、いいってことよ!」
「あなたもきっと、私のために同じことをしたでしょう」というニュアンスの英語フレーズです。
自分と相手の立場が逆だったなら、きっと相手も同じように助けてくれただろう、という気持ちを伝えることができます。
「昨日、あなたのおかげで本当に助かったよ」
「逆の立場だったら、きっとあなたも助けてくれたでしょ」
直訳は「あなたのためならなんでもします」ですが、実際は「あなたのためならなんのその/どうってことない」のようなニュアンスです。
その人のためなら、お礼を言われるようなことをするのも苦ではない、ということを伝えることができます。
「レポートの件、助けてくれてありがとう」
「君のためならなんのその」
pleasure は「喜び・愉快・嬉しさ」といった意味ですが、(It's) my pleasure. となると「感謝されてとても光栄です」や「(感謝されるようなことができて)嬉しいです」という意味になります。
「手伝ってくれてありがとうございます」
「どういたしまして、むしろ手伝えて嬉しいです!」
こちらも似た英語表現ですが、直訳は「喜びはすべてわたしのものです」です。
つまり、「感謝するのは/嬉しいのは私の方です」のようなニュアンスになります。
「ご協力いただきありがとうございます!」
「こちらこそ、お手伝いできて嬉しいです」
何かを助けたときなどのお礼の返事として使える、「役に立てて嬉しいです」という意味の英語フレーズです。
「ファイルを修正してくれてありがとうございます」
「どういたしまして、役に立てて嬉しいです」
「もちろんです」という意味のこちら。
当然のことをしただけだから気にしないで、といったようなニュアンスがあります。
「助けてくれて本当にありがとうございます」
「もちろんですお客様、いつでも呼んでください」
こちらもまた、「もちろんです」のようなニュアンスの答え方です。
直訳は「確実に」で、当然のことをしただけといったニュアンスです。
「泊めてくれてありがとうございます!」
「もちろんです、またきてくださいね」
お礼を言われたときの丁寧な返し方で、「私にできるのはこれくらいです」「これくらい当然です」のような意味。
むしろもっと何かをしてあげたい、というような気持ちがある場合に使うのが一般的です。
「夕飯の準備手伝ってくれてありがとね!」
「タダで泊めてもらってるんだから、これくらい当然です」
「どういたしまして」の定番 You’re welcome に most や more than を足すとより丁寧な英語表現になります。
「昨晩はどうもありがとうございました」 「お客様のお役に立てて何よりです(意訳)」 A: I appreciate your help last night. B: You are most welcome, sir.
「お役に立てて嬉しいです」というニュアンスの英語フレーズです。
be of service は「役に立つ」「助ける」などの意味があります。
「新しいタオル、ありがとうございます」
「お役に立てて嬉しいです」
mention は「話に出す」「言及する」という意味です。
これは、「お礼を言われるまでもないよ、どういたしまして」というニュアンスで使われます。
「コーヒーをおごってくれてありがとう」
「どういたしまして、お礼を言うまでのことでもないよ」
たいしたことをしていないから、「心配(worry)はいらないよ!」、つまり「気にしないで」という意味になります。
「空港まで連れてきてくれてありがとう」
「どういたしまして、気にしないで!」
読んで字のごとく、「問題ない」という意味です。
ここでは、「どうってことないよ」「私がしたことはたいしたことではなくて、お礼をする必要はないくらいだよ」というニュアンスが込められています。
「私に朝ご飯を作ってくれてありがとう」
「どういたしまして、どうってことないよ」
「大丈夫」「いいよ、気にしないで」のようなニュアンスがある返事の仕方です。
「パソコンを貸してくれてありがとう」 「気にしないで、使ってなかったし」 A: Thanks for lending me your laptop. B: Oh it’s all right, I wasn’t using it anyway.
いかがでしたか?
ひとくちに「どういたしまして」という表現でも、ニュアンスごとにたくさんの英語表現がありましたね。
どれも短い英語フレーズですので、簡単に覚えられるかと思います。ぜひメールや会話などの日常生活でも活かしてみてください。