さな
(更新)
最近、価格が手頃になってきていて、薬局やコンビニにもたくさん置いてあるコスメ。
ネットで海外のメイク動画を見たり、海外ブランドのコスメを買う人も少なくないでしょう。
そんなときに役立つ英語表現をマスターしたいと思いませんか?
日本で普段使っているビューティー用語が実は和製英語で、英語圏では通じないというケースもあります。
今回は、必ず役に立つコスメや美容に関連した英語表現を35選まとめてみました。ぜひご一読ください!
まず、「化粧品」と同意で使われている「コスメ」は英語で通じるのかが気になるところではないでしょうか。
コスメは、cosmetics(コスメティックス) という言葉から来ています。そして、それを省略した「コスメ」は日本でしか通じません。
英語で cosmetics と言うと、少し専門用語のような雰囲気があります。間違ってはいませんが、普段は makeup(メイクアップ)と言うことが多いです。
正式には makeup products や beauty products のように最後に products をつけることで「化粧製品」や「美容製品」になりますが、長いので全般的に makeup という言葉を使います。
では、makeup は「化粧品」という意味で使えるのであれば、「化粧をする」は英語でどう表現するのでしょうか?
これもまた makeup という言葉を使い、以下のように表現することができます。
「化粧をしてくるね」
「出かける前にちょっと化粧をしないと」
「メイクアップアーティストがモデルに化粧を施しているところです」
このように、すべて「メイクをする」という意味で使われます。
では、本題に入りましょう。コスメや美容に関連する英語表現をカテゴリ別で紹介していきたいと思います!
まずはメイクのチュートリアル動画などにも出てくる、「顔のパーツ」を表す英単語をご紹介します。
眉毛を表す eyebrows(アイブロウズ)の略ですが、一般的には brows が使われることが多いです。
カタカナで書くと「アイブロウ」になりますが、正確な発音は「アイブラゥズ」です。そのため、 brows も「ブラゥズ」になります。
そして、メイクの世界では「brow game strong」という褒め言葉があります。眉毛の形や描き方が非常に上手で、完璧にできあがっている状態を指します。
「ジェニファーのまゆ毛はすごくイケてる」
cheek (頬)+ bone (骨)で、「頬骨」を意味します。
cheekbones はメイクのなかでも重要なパーツなので、こちらの単語も覚えておくといいでしょう!
「基本的には、頬骨にはハイライターやチークをつけます」
crease(クリース)、または eye crease(アイクリース)。
まぶたの上にある「折り目」です。
アイシャドウなど、アイメイクのチュートリアルで必ずと言っていいほど出てくる単語ですよ!
「ブルーのアイシャドウをこれから折り目に塗っていきます」
上唇の二重曲線のこと。天使の弓に似ていることから、cupid’s bow というネーミングになりました。
日本では「リップピーク」と呼ぶこともありますよ。
「次のステップは、キューピッズ・ボウにハイライターをつけることです」
「そばかす」という意味です。
ちなみに、そばかすをアイライナーやアイシャドウを使ってわざわざ顔に描く人もいますよ。
「自分のそばかすを嫌う人もいるけど、私は可愛いと思う」
まつ毛という意味の eyelashes を省略した言い方です。
「まつ毛めっちゃ長いね!うらやましい」
「爪」という意味。マニキュアのことは nail polish(ネイル・ポリッシュ)と言います。
実は「マニキュア」の「マニ」は手を表し、「手のケアをする」という意味なので、日本語のままの感覚で英語で使うと、通じなくなってしまいます。
ただ、「お店でネイルをやってもらう」と言いたいときは、2種類の表現をすることができます。ひとつ目は、to get a manicure。ふたつ目は、to get (one's) nails done です。
「先週の日曜日にマニキュアとペディキュアをしました」
手と足の爪をどちらもやってもらうときに使える表現がもうひとつあり、それは mani-pedi(マニ・ペディ)と言います。マニキュアの mani とペディキュアの pedi を合わせたものです。
「ネイルをしてもらいたかったのですが、お気に入りのマニキュアがなくなってしまった」
また、ネイルサロン・ヘアサロンで使える英語表現をまとめた記事もありますので、詳しく知りたい方はぜひあわせてお読みください。
メイク道具といえば、おそらくメイクブラシを想像する人も多いのではないでしょうか。実は、ブラシ以外にも道具はたくさんあるんです!
そして、英語ではメイク道具のことを総称して makeup tool(s) と言います。
では、どのようなものがあるのか早速見ていきましょう!
blending sponge と呼ぶこともあります。
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こちらは、ブラシの代わりにファンデーションやコンシーラーを顔に塗るときに使う道具です。
「私はブラシよりビューティーブレンダーを使う方が好き」
日本では「ビューラー」と呼ぶまつ毛をカールさせるためのツール。
実はビューラーは商標名であって、「ビウラ」という商品に由来します。英語では、eyelash curler と言わないと通じないのでお気をつけください!
「この安いビューラー、もう10年以上使ってるよ!」
「毛抜き」や「ピンセット」を表す英単語です。
「毛抜きは痛いから使うのが大嫌い」
最近よく見かけるこちらは、facial roller(フェイシャル・ローラー)と呼ばれることもあります。
メイク道具ではないですが、美容の世界では大ヒットしている製品なのでリストに入れてみました。
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こちらのローラーは、ジェイド(ヒスイ)やローズクォーツ(紅水晶)などの天然石でできているものが多いです。天然石は、血行の巡りやシワを改善し、肌に触れたときに冷たいため、毛穴を引き締める効果もあると言われています。
「ヒスイのローラーとローズクォーツでできたローラー、どちらが良いでしょうか?」
マスカラのブラシのことを英語では wand と言います。「魔法のつえ」という意味でもありますが、この場合は「棒」という意味で使われています。
「マスカラブラシをシャツに落としてしまい、シミになってしまった」
次に紹介したい英語表現は、化粧品そのものに関するものです。
日本語では「チーク」と言いますが、cheek(チーク)は「頬」を表す英単語なので、和製英語になります。
また、化粧道具の「筆」や髪の毛をとかす「クシ」を意味する brush と間違えないようにご注意を。
「ほとんどの人はピンク色のチークを好むけど、私はオレンジが好き」
日本語でも言い方は同じですが、意味を知っている方は少ないかと思います!
実は、BB は Blemish Balm(ブレミッシュ・バーム)の略で、CC は Color Control(カラー・コントロール)の略です。
blemish は「傷」を意味する言葉で、balm は「軟膏」です。そのため、BB cream はカバー力が優れている下地クリームとなっています。
一方で、CC cream は「色味補正」の役割で使用されます。
「BBクリームもCCクリームもなくなってきた!」
まつ毛の付け根や目の下に引く線。目的は、目を大きく見せることです。
そしてアイライナーには種類がたくさんあり、以下のようなものがあります。
「私はリキッド・アイライナーが一番使いやすいと思う。あなたはどう思う?」
まぶたに塗るパウダーやジェル・クリーム。アイシャドウの色は shade(シェイド) と言います。
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また、さまざまな色を混ぜるテクニックは blending と呼びます。
「サラ、そのアイシャドウの色めっちゃいいね!」
これは「つけまつ毛」という意味です。falsies(フォルシーズ)や、fake eyelashes(フェイク・アイラッシュ)と呼ぶこともあります。
そして、付けるには lash glue(ラッシュ・グルー)という接着剤が必要です。
「つけまが取れてきた、接着剤をもっとつけないと」
ハイライターは、顔に光を集めてそのパーツを際立たせるためにあるもので、使うことによって顔に立体感やツヤが出ます。
また、ハイライターを塗ることを strobing(ストロービング)と言います。
「高いハイライターを買ったんだけど塗るのが下手すぎるの。この動画を見て勉強しないと」
日本では「リップ」と呼ぶことが多いですが、英語では lipstick と言わないと意味が通じません。そして日本でたまに使われる「ルージュ」という言葉は英語ではなく、フランス語です。
英語でリップは「唇」という意味なので、気を付けましょう。そして、正しくは lips(リップス)です。
「アンジェラ、その口紅はあなたの唇の色を引き立てるね」
ちなみに、lip は「文句」や「口答え」という意味のスラングでもあります。英語で he’s giving me lip と言ったら「彼が私に口答えしている」という意味になりますよ! 使うときは注意しましょう。
メイクをしたら、スキンケアもセットで重要ですよね。
まず最初に紹介したい言葉は「メイク落とし」です。メイクをしたら、寝る前に必ず落とさないといけないですよね。
そんなときに使うのが makeup remover です!
「寝る前に必ず化粧落としを使うのを忘れずに」
肌の調子を整えるために使われる「化粧水」のことを英語では toner と言います。
「この保湿化粧水、試してみて。めっちゃいいよ!」
こちらは「保湿クリーム」です。
moisturizer と呼ぶこともありますが、こちらは「潤いを与えるもの」全般を指します。たとえば、body moisturizer (ボディ・モイスチャライザー)や、lip moisturizer(リップ・モイスチャライザー)などがあります。
「保湿クリームを塗らないと、肌が紙やすりのように乾燥してしまうんです」
「乳液」という意味の英語。水性のものが多く、保湿クリームよりは軽いのが特徴です。
「この乳液は今まで使ったもののなかで一番いい香りがする」
serum は、特定の有効成分を高濃度で肌に与える「美容液」のことを指します。
「このビタミンC美容液、おすすめだよ」
「透明肌」や「透明感のある肌」といった意味。
「透明感のある肌が欲しいので、スキンケアには本当に気を遣っています」
dew は「露」という意味なので、dewy は「露を帯びたような質感」を意味します。「しっとり肌」とも言えるでしょう。
「乾燥肌ではなく、しっとり肌になりたいと思う人は多いです」
「光沢感」や「ツヤ」がない仕上がりのことを指します。
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主に、matte foundation や matte lipstick など、コスメと合わせて見かけることが多いですよ。
「ツヤ感よりマットな感じが好きです」
キラキラした、ラメが入ったアイシャドウなどを表す言葉。ラメという言葉は英語ではなく、フランス語の lamé という単語からきているので、英語圏では通じません。
そして化粧品によっては、sparkly、glittery、または glimmery といったワードが使われることもあるので、ぜひ覚えていってくださいね。
「このラメ入りアイシャドウが良すぎてテンション上がってる」
くすみ感のある暗めの色を使ったメイクのこと。
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基本的には、smokey eye と呼ばれるアイメイク法のことを指します。
「完璧なスモーキーアイを作るのはとても難しいです。もっと練習しないと」
こちらは、メイクが粉浮きしてしまって、粉っぽく見えてしまう状態のことを表す単語です。
「ファンデーションをつけすぎてしまって、粉浮きしている」
マスカラやリップが「ダマ」になってしまう状態。
「期限切れのマスカラを使うとダマになることがあります」
メイクをすること。日本語にも「顔を作る」という表現がありますが、ニュアンスとしては一緒です!
one’s の部分には対象の人物名が入りますので、良かったら応用してみてくださいね!
「来るなら来ると言って欲しかったわ。顔を作ったのに」
製品がなくなり始め、容器の底が見えてくる状態。
「このファンデーションは先月買ったばっかりなのにもう底が見えてきた!」
リップやファンデーションが洋服などに移る状態を指します。
「やだ、口紅が白いシャツに移っちゃった」
「キマっている」という意味で使われます。
「わお、アイライナーキマってるね」
いかがでしたか?
今回ご紹介した単語やフレーズをマスターすれば、迷うことなく英語のメイクや美容の世界に挑むことができるかと思います!
メイク動画やビューティー・インフルエンサーの投稿にも問題なくついていけるように、ぜひ覚えていってくださいね!