登山をより楽しく!山登りに関する英語表現まとめ
少し涼しくなってくると、紅葉を見に行ったり、ハイキングや登山に出かける人も多いのではないでしょうか。
もちろんこのようなアクティビティは一年中楽しめますが、秋は特に楽しむ人が増えるかと思います。
日本には山登りができる場所がたくさんあり、趣味としている人も多いはずです。
海外でも、ハイキングや登山は大人気アクティビティ! そんな今回は登山で使える英語表現を紹介したいと思います。
ここでいろいろな英語表現を覚えて、ぜひ使えるようになりましょう。
登山やハイキングは英語でなんていうの?
山頂を目指す登山は、英語では mountain climbing や mountaineering などと言い、登山者の多くは標高2500m〜3000m級の山々を楽しむ人たちが多いのではないでしょうか。
登山よりハードで危険なものには、rock climbing(ロッククライミング)や ice climbing(アイスクライミング)、free climbing(フリークライミング:道具などをなるべく使わず手足のみで登る)などもありますね。
登山者は a hiker/a mountaineer と言い、登山家は an alpinist と言います。ハイキングではなくても登山者のことを hiker(ハイカー)と呼ぶことが多いです。通常、 an alpinist は難易度の高い登山を専門とする登山家を指します。
山などを散策しながら自然を楽しむトレッキングは、英語でも trekking と言います。Trekking は登山のように山頂を目指すことにこだわらず、比較的整備された道やトレイルを歩きます。沢を歩いたり、雪の中を歩いたりすることもあります。トレッキングをする人のことは a trekker と言います。
ハイキングも英語では hiking と言い、標高差のあまりない山だったり、山に限らず湖や渓谷の周りを歩いたりもします。ハイキングでは特に整備されたハイキングコースを歩くことが多いでしょう。ハイキングをする人のことは a hiker と言います。
登山で使える英語表現・フレーズ
次に、登山で使える英語表現やフレーズをいろいろ紹介していきたいと思います。
to go mountain climbing
これは「登山に出かける」という意味の英語表現です。
to climb a mountain/to ascend a mountain
「山を登る」と言いたい場合はこのように表現します。
to climb down a mountain/to descend a mountain
そして山を登ったら、「山を下る」と言えるようにしないといけないですね! To gown down the mountain と言うことも可能です。
to make way for someone who is climbing up the path
これは「登ってくる人に道を譲る」という意味です。
to pack one’s backpack
「リュックを詰める」と言いたい場合は to pack one's backpack と言います。
to put one’s backpack on
「リュックを背負う」という意味で使える英語表現です。
to pitch one’s tent
To pitch one's tent は「テントを張る」という意味です。
to pack up one’s tent up
「テントを畳む」と言う場合は to pack up を使います。
to stay at a hut
これは「山小屋で泊まる」ことを指します。
to get separated from one’s climbing party
「登山仲間からはぐれる/離れ離れになる」という意味の英語です。
to sprain one’s ankle
To sprain one's ankle は「足首を捻挫する」という意味。
to not feel well/to feel sick
「気分が悪い」ときはこのような表現を使いましょう!
to forest bathe
これは「森林浴」という意味です。
余談ですが、森林浴は日本発祥のもので、海外でもその効果が認められ多くの人が森林浴を楽しんでいます。英語では、forest bathing, forest therapy, Shinrin-yoku などと呼ばれています。
そして、この「森林浴」というのは、英語圏ではなく、日本に由来しているフレーズです。もちろん、このフレーズを知っている外国の人はいるのですが、知る人ぞ知るといったようなものです。
登山をする際に知っておきたいワード
続いて、登山をするときに知っておくと役立つキーワードをご紹介していきます。
carabiner
日本語では「カラビナ」と、そのまま表現します。これは、リュックなどにくっつける金具リングです。さまざまな色や形があって、自分の好みにあわせて選ぶことができますよ。
ハイキングや登山の上級者の間では、略して ‘biner と表現することもあります。
walking pole
Walking pole とは、登山をする際に使う杖です。ほかにも hiking pole や trekking pole、walking stick と呼ばれることもあります。
体への負担が減少され、疲労が和らぐことで登山やハイキングをする際には欠かせないアイテムです。
日本語では一般的に「トレッキングポール」と呼ばれていますが、「登山ストック」と言うこともあります。
ice ax(e)
Ice ax(e) とは、登山家が雪や氷、凍結したルートを登ったり降りたりする際に使用する多目的の登山・ハイキング用具です。主に滑落時のブレーキとして使います。
日本では、ドイツ語の eispickel(アイスピッケル)に由来する「ピッケル」という単語を使います。
ちなみに、アメリカ英語だと ax には e がつきません。Axe という綴りはイギリス英語です。
climbing helmet
クライミングヘルメットは、岩や金具が上に飛び出してきたときや、壁からはがれ落ちてしまったとき、または頭をぶつけたときなど、クライミングで起こりうるさまざまな事態から身を守るために設計されています。
harness
犬の「ハーネス」と一緒で、人間が登山をする際に使用する身体とロープをつなぐための安全ベルトのことを harness と言います。落下を防ぐための必須アイテムです。
rope
クライミングロープには、主に2つの種類があります。「dynamic rope(ダイナミックロープ)」と、「static rope(スタティックロープ)」です。
Dynamic rope のなかでも、single(シングル)、twin(ツイン)、そして double(ダブル)などの種類があります。Static rope は、伸縮率が低いため、救助活動などに使われることが多いです。
選ぶときは、ロープの種類、直径と長さ、ロープの特徴や機能、そして安全性の評価などを見てから選択しましょう。
pulley
プーリーとは、登山中にロープを使って人やモノを簡単に引き上げることができる滑車のことです。主にシングルプーリーとダブルプーリーの2種類に分かれています。
自動ブレーキや、ベアリング(軸受)が付いているものもあります。選ぶときは、このような機能の有無や、商品の耐久性などもチェックするようにしましょう。
まとめ
今回は登山に関する英語表現やフレーズを紹介しましたが、いかがでしたか?
日本語の登山、トレッキング、ハイキングはそこまで綿密に区別することなく、同じような意味で使われていることが多いように思いますが、英語だとhiking より trekking、trekking より mountain climbing のように難易度によって使い分けている人が多いです。
3つの違いを覚えて、使い分けられるようになりましょう。
登山で使える英語表現をいくつか紹介しましたので、今度登山に出かけたときに、外国人登山客との会話の参考にしてみてくださいね!