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あなたはもう観た?再ブレイク中「プリズン・ブレイク」で英語を学ぶ

あなたはもう観た?再ブレイク中「プリズン・ブレイク」で英語を学ぶ

現在、再び注目を浴びている海外ドラマPrison Break(プリズン・ブレイク)」。みなさんは観たことがありますか?

一度は終わりを迎えたこのシリーズが、今なぜ再ブームとなっているのか? また、「プリズン・ブレイク」に出てくる英語表現やフレーズにはどのようなものがあるのか? 今回の記事では、徹底的に解説していきます。

海外ドラマ好きのみなさん、必見ですよ!

Prison Break(プリズン・ブレイク)ってどんなドラマ?

Prison Break(プリズン・ブレイク)は、無実の罪で死刑囚となった兄リンカーン・バローズを救うため、弟マイケル・スコフィールドが綿密な計画を立てて刑務所からの脱獄を図るスリリングなストーリーのドラマです。

2005年に放送が開始され、圧倒的な人気を集めました。まさに、2000年代を代表するドラマのひとつと言ってもいいのではないでしょうか? 筆者もリアルタイムで観ていましたが、放送開始がもう20年近く前だと思うと、衝撃ですね。

緻密な脱獄計画、スリル満点のアクション、そしてキャラクターたちの人間ドラマが見どころです。

なぜ今再ブーム?

「プリズン・ブレイク」再ブームの背景には、ストリーミングサービスの普及が大きく影響しています。視聴者はいつでも好きなときにドラマを観ることができるため、新しい世代にも広く受け入れられているようです。

Netflixに再登場した「プリズン・ブレイク」は現在、世界でも注目を集めているのだとか。

そんな2000年代を代表する大人気ドラマに、再ブームが起きている。米Deadlineによると、7年ぶりにNetflixに登場した「プリズン・ブレイク」は、「アンブレラ・アカデミー」「ハウス・オブ・ドラゴン」など最新の人気競合タイトルを抑えて、米ニールセンのストリーミングチャート(8月5日から8月11日)で第1位にランクイン。計90話で約16億分の視聴時間を記録し、前週比111%増となった。2週目も首位の座をキープしており、今後の動きに注目だ。これ以前は米Huluで配信されていたため、改めてNetflix効果の威力がうかがえる。

またNetflixのグローバルTOP10でも、9月2から9月8日の週で第5位を記録しており、依然として好調だ。日本のNetflixでも「今日のTV番組TOP10」(9月13日時点)の第6位にランクインしており、世界中で視聴者が増えているようだ。

引用元:「プリズン・ブレイク」再ブーム?米Netflix登場で視聴数が大幅急増

また、犯罪ドラマや脱獄もののテーマは根強く人気で、特に緊張感あふれる展開に再び注目が集まっているのでしょう。加えて、最近の社会的・経済的な不安感が、登場人物のサバイバルや自由を求める姿勢と共鳴しているとも考えられます。

Prison Breakの魅力とは?

このドラマの魅力は、何といっても緻密に描かれたストーリー展開。マイケルの計画は一見完璧ですが、予測不能な事態が次々と発生し、それにどう対処するかが毎回の見どころです。

また、キャラクターの多様性も魅力の一つです。正義感に燃えるマイケル、荒々しくも人間味溢れるリンカーン、そして悪名高いが魅力的なティーバッグなど、個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間関係も見逃せません。

登場するキャラクターは、それぞれの事情がありFox River刑務所に収監されています。それぞれのバックグラウンドが明かされてからは、さらにストーリーの深みが増し、目が離せなくなってしまいます!

Prison(刑務所)に関する英語表現

タイトルからもわかりますが、「プリズン・ブレイク」は、基本的には刑務所を舞台としたドラマです。刑務所に関する表現が多く出てくるため、これらの表現や語句を知っておくとドラマをより楽しむことができます!

Inmate|囚人

刑務所に収容されている人を指します。形式的な表現として使われることが多いです。

The inmates were allowed an hour of exercise in the yard.
「囚人たちは、庭で1時間の運動が許可された」

Solitary confinement|独房監禁

囚人が他の人と接触せずに小さな部屋に閉じ込められる刑罰です。精神的にも肉体的にも非常に厳しい処罰とされています。

He was placed in solitary confinement for breaking prison rules.
「彼は刑務所の規則を破ったため、独房監禁にされた」

Parole|仮釈放

刑期をすべて終える前に釈放されることを指し、行動の監視が条件となります。

He was granted parole after serving half of his sentence.
「彼は刑期の半分を終えた後、仮釈放が認められた」

Shank|刑務所内で作られた即席の武器(ナイフなど)

刑務所内では、身近な道具を使って作られた武器を shank と呼びます。非常に危険な状況に用いられます。

The inmate made a shank out of a toothbrush.
「その囚人は歯ブラシを使って即席のナイフを作った」

Prison yard|刑務所の庭、運動場

囚人が外で運動するエリアを指します。ここは囚人同士のトラブルが起きやすい場所として描写されることが多いです。

Fights often occur in the prison yard.
「刑務所の運動場では、しばしば喧嘩が起こる」

Cell block|囚人の部屋が集まった区画

複数の監房が一つの区画に集められているエリアのことを指し、刑務所の主要な構造要素です。

The guards walked through the cell block to check on the prisoners.
「看守は囚人たちを確認するために監房区画を歩いた」

Warden|刑務所長

刑務所を管理する最高責任者のことです。彼または彼女が刑務所の日々の運営を統括します。

The warden is responsible for overseeing the entire prison.
「刑務所長は刑務所全体を監督する責任を負っている」

Escape plan|脱獄計画

脱出を計画する行為やその内容を指します。特にドラマや映画では、綿密な計画とその成功・失敗がスリルを生みます。

Michael carefully designed an escape plan to break his brother out of prison.
「マイケルは兄を脱獄させるために慎重に脱獄計画を立てた」

Contraband|禁制品(刑務所内で禁止されている物品)

刑務所内に持ち込んではいけないものを指し、武器や薬物、携帯電話などが典型的な例です。

The guards found contraband hidden in the inmate’s cell.
「看守たちは囚人の監房に隠された禁制品を発見した」

Doing time|刑期を務める

刑務所での服役期間を指す口語表現です。囚人が刑務所でどれだけの時間を過ごしているかを示すフレーズです。

He's been doing time for the past five years.
「彼はここ5年間、刑期を務めている」

実際の日常会話では使うことはないでしょうが(ないと願いたいですが)、刑務所関連のドラマは多くあります。そんなドラマを観る際に役立つ語句を紹介しました! ぜひ参考にしてみてくださいね。

Prison Breakに出てきた名言6選

「プリズン・ブレイク」は全5シーズンにもわたる、とても長いシリーズです。そのなかから、いくつか印象に残る名言を紹介します。

Preparation will only take you so far. After that, you got to take a few leaps of faith.

「準備はある程度までしか役に立たない。その先は信じて一歩踏み出さなければならない」

-Michael Scofield

このセリフは、主役のマイケル・スコフィールドが計画に対して冷静な態度を持ちつつも、全てが計画通りに進むわけではなく、最終的には信念を持って行動する必要があると強調したセリフです。彼の計画性と大胆さが融合する瞬間を象徴する言葉ですね。

特に彼の脱獄計画において、この「信じて進む」精神が重要な役割を果たします。このセリフは、リスクを恐れず前に進む勇気の重要性を視聴者に教えてくれます。

I choose to have faith because without it, I have nothing.

「信じる道を選ぶ。信じるものがなければ、何もないから」

-Michael Scofield

マイケルが信念を持ち続ける理由を語るシーンから。彼は、どんなに計画を立てても最終的には信じる力が必要だと認識しており、希望を失わない姿勢が彼の行動の根底にあります。

この「faith(信念)」という言葉はこのシリーズを通してよく出てきますマイケルはこの脱獄計画を自分への faith に基づいて実行したのだとわかりますね。

Just have a little faith.

「少しの信念を持つだけでいい」

-Michael Scofield/Lincoln Burrows

ここでもまた、「faith」というキーワードが出てきました。このセリフは、このシリーズを通して重要な場面の随所で出てきます。幼い頃、父と母を失ったマイケルとリンカーン。悲しむマイケルにリンカーンはこの言葉を投げかけました。

そして時が経ち、マイケルが脱獄計画を持ちかけたときにリンカーンに伝えた言葉もこの言葉でした。シーズン全体を通したテーマとなっているような、そんなセリフです。

​​It’s what’s behind the eyes that counts.

「大切なのは、目の奥にあるものだ」

-Michael Scofield

このセリフは、表面的な外見ではなく、その人の性格や本心、つまり本当の姿を見ることの重要性を示しています。刑務所内外での人間関係や騙し合いが繰り広げられるこのドラマのテーマの真髄を表したセリフですね。

We are captives of our own identities. Living in prisons of our own creations.

「俺たちは自分自身のアイデンティティに囚われ、自ら作り上げた牢獄に生きている」

-Theodore Bagwell ("T-Bag")

ティーバッグは、前半では攻撃的で暴力的なキャラクターです。しかし、シーズンの後半ではこのような哲学的なセリフも発していることは、意外ではないでしょうか?

ここでは自分の過去や選択が、どのように自分を縛っているかを示していますね。彼の過去の犯罪とその結果が、彼自身をどれほど縛っているかがわかります。

When Michael takes on the world, the world always loses.

「マイケルが世界を相手にするとき、世界はいつも負ける」

-Lincoln Burrows

シリーズの後半でマイケルの兄リンカーンが言ったセリフです。この場面で、リンカーンは弟の天才的な頭脳と決意に対して尊敬の念を込めて語っています。

リンカーンはマイケルの驚異的な知恵と強さをシリーズを通じて信じて続け、どんなに大きな障害があっても、マイケルは必ず乗り越えられると確信して発言したのでしょう。

このシリーズの面白いところは、ストーリーがどんどん意外な展開を見せ、キャラクターたちがそれに応じて変化していくところです。シーズンが続くにつれ、では最初のシーズンでは考えられなかったような行動を見せるキャラクターも出てきます。

こういったキャラクターの内面の変化や成長を見ることで、シリーズとしての深みが増していく気がしますね。どんどんハマってしまう理由はそこにあるのではないでしょうか?

海外ドラマを英語学習に活用しよう!

「プリズン・ブレイク」は、スリリングな展開を楽しみながら英語を学ぶのにも最適です。

ネイティブのスピードでの会話が多いので、耳を慣らすには良い教材です。特に、法廷シーンや刑務所内の会話は多くの表現を学べますよ。

今まさに再ブレイク中の「プリズン・ブレイク」、この機会に観て、英語学習に活かしてみませんか? スリル満点のストーリーとともに、実践的な英語力が身につくこと間違いなしです!

すでに昔観たことがある方も、初めて知った方も、ぜひ観てみてはいかがでしょうか。海外ドラマで楽しく英語学習していきましょう!

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