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「リスケ」は英語で通じる?予定を変更するときに役立つ英語表現

「リスケ」は英語で通じる?予定を変更するときに役立つ英語表現

「急遽別の予定が入ってしまった...」

「電車が遅れていて会議に間に合いそうもない...」

「その日は忙しいから別の日に変更できないかな...」

このような悩みを経験したことはありませんか?

職場では会議や打ち合わせ、私生活では友人や家族との約束など、予定を変更しないといけない立場になることは結構あるものです。

今回はそんなときに役立つ英語表現を紹介していきます! 

もちろんメールやチャットでも、または対面や電話越しでも使えるフレーズばかりですので、ぜひこの機に覚えていってください!

予定を変更するときの流れ

通常、予定を変更するときの流れは以下の通りです。

  1. 都合が悪くなってしまったことを謝罪する
  2. 予定を変更したい理由を伝える
  3. 新しい日程や時間を提案する

最初の部分は、I'm (really) sorry, but~ や Unfortunately~ などの定番の謝罪表現でOKです。

そのあとは、次のような表現を試してみてください!

予定を変更したいときの英語表現

Push back

これは「延期する」という意味です。文字通りに見ると「後/後ろに押す」なので、わかりやすい表現ですね!

I’m sorry, but my train is late. Can we push the meeting back to 3 p.m.?
「申し訳ありませんが、電車が遅れています。会議を午後3時に延期することはできますか?」
Sue called to say she has to push back the lunch meeting to 12:30. Is that OK?
「スーさんから電話があり、ランチミーティングを12:30に延期しなければならないとのことです。よろしいですか?」

Bring forward

これは push back の逆で、会議や予定を「早める」「繰り上げる」という意味です。

My son’s music lesson starts at 5 instead of 6. Can we bring our meeting forward an hour?
「息子の音楽教室が6時からではなく5時からなのですが、会議を1時間早めることは可能でしょうか?」
The announcement said the staff meeting will be brought forward to 2 p.m.
「スタッフミーティングは午後2時に繰り上げられるとのアナウンスがありました」

ここまでご紹介した表現は、仕事の締め切りについて話すときにも用いることができます。

The team is moving so quickly that we've brought our delivery date forward by two months.
「チームの仕事が早いので、納期を2ヶ月前倒ししました(早めました)」
Delays with our supplier mean we need to push back our target dates.
「仕入れ先が遅れているため、目標期日を遅らせる必要があります」

Postpone

Postpone も「延期する」や「先送り」という意味を持つ言葉です。 

I'm sorry, everyone, but we'll need to postpone the company party until the boss has recovered from his injury.
「みなさん、申し訳ありませんが、社長の怪我が治るまで、会社のパーティーは延期させてください」
Unfortunately, my flight has been postponed because of the snow storm. Can we move our meeting to tomorrow afternoon?
「残念ながら、暴風雪のためフライトが遅れています。ミーティングを明日の午後に変更することは可能でしょうか?」

Reschedule

日本語では「リスケ」と言うことが多いですが、これは元々は reschedule(リスケジュール)を省略した表現です。

Unfortunately, my assistant made a mistake on my calendar and I can’t meet at our original time, so we’ll need to reschedule. Are you available on Thursday between 2 and 4?
「残念ながら、アシスタントがカレンダーの予定を間違えてしまい、本来の時間に会うことができないので、予定を変更する必要があります。木曜日の2時から4時の間は空いていますか?」

“Something’s come up”

これは、予定が突然変更になったことを、詳細を伝えずに言うときに便利な表現です。

この場合の "come up" は「突然現れる」という意味です。本来の予定の時間がすぐに迫っているときによく使われます。

ドタキャンをされるときなどによく聞く表現かもしれないですね。

I apologize, but something's come up and I won't be able to attend the event tonight. I hope you'll invite me to the next one.
「申し訳ないのですが、今夜のイベントに参加できなくなってしまいました。次回はぜひ誘ってください」
I'm really sorry, but something important came up that I need to deal with immediately. Are you available to meet next week instead?
「本当に申し訳ないのですが、大事な用事ができてしまい、すぐに対応しなければならなくなりました。代わりに来週お会いすることは可能でしょうか?」

Move things around

これは、相手からの日程変更リクエストに応える際によく使われる表現です。基本的には、いろいろな予定を動かしたりして自分のスケジュールを再調整するという意味を持ちます。

例えば、午前中のミーティングをランチミーティングに変更した場合、その後、午後にすでに立てていた予定をキャンセルするか、リスケジュールする必要があるかもしれません。そんなときに使う表現です。

Pepper
Are you free at 7 tonight?
「今夜7時、空いてる?」
Tony
Yes, but I'll have to move some things around.
「うん、でも予定を少し調整する必要がある」

予定の変更で使えるそのほかの英語表現

Work

Make や do と同様に、「work」はさまざまな場面で活躍する動詞です。スケジュール管理や予定を立てるときに work を使う場合には、「都合が良い」ことを示すことができます。

How about Tuesday at 6 p.m.? Does that work for you?
「火曜日の午後6時はどうでしょう? ご都合はいかがでしょうか?」
If that isn't a convenient time, please let me know what would work for you.
「もしそれが都合の良い時間でないなら、どの時間なら良いか教えてください」

Tight

スケジュールや会議について話すとき、「tight(きつい)」という形容詞は「非常に忙しい」という意味を持ちます。

毎日、朝から晩まで予定がぎっしり詰まっている状態を想像してみてください。タイトな服装と同じで、タイトなスケジュールは身動きがとれないですよね!

つまり、tight=忙しいという意味合いになります。

She always has a tight schedule. We only have time to meet on the weekends.
「彼女はいつも予定がぎっしり詰まっている。週末にしか会う時間がないんだ」
His schedule is always tight at the end of the year.
「彼は年末になるといつも予定がぎっしり詰まっていて忙しいんだ」

Fit (someone/something) in

予定を変更しない場合は、少しの空き時間を活用して物事をこなすこともありますよね。そういうときは、fit〜in という表現を使うことができます。

「収まる」や「きちんと合う」という意味がある fit〜in は、隙間時間を利用して短めのミーティングをしたり、定員オーバーになりそうな会議にあと1人参加させるときなどに使えます。

Mr. Saito is busy in the afternoon, but he can fit you in before his 5 o'clock appointment.
「斉藤さんは午後は忙しいのですが、5時の約束の前なら少し時間があるので会えると思います」
I wish I could fit lunch in with you today, but I'm just too busy!
「今日あなたのランチに行く時間を作りたかったけど、やっぱり忙しすぎる!」

この表現をより強調したものが「squeeze in」で、利用できる自由な時間がごくわずかであることを示します。Squeeze には「絞る」「握り」のほかにも、「ギュッと詰める」といったニュアンスがあります。

I'm sorry for the short notice, but can you squeeze in a quick conference call before you leave?
「急な話で申し訳ないのですが、帰る前にちょっとだけ電話会議ができないでしょうか?」

Rain check

最後に紹介するのは、悪天候で中止となる野外イベントから生まれた表現です。イベントのチケットを買った人には、今後別のイベントに来られるようにする「rain check(レインチェック)」が渡されます。

しかし、誰かに rain check をお願いすることは、日程調整することとはちょっと違います。日程調整やリスケをするのは、約束の日時をより都合の良いものに変更することです。

一方、rain check は、まだ決まっていない今後の予定に対して使います。例えば、次の打ち合わせにいつ行けるかわからない場合や、友人に誘われたけど今度いつ会うか確定しないときなど。

また、今回取り上げた他の表現よりも少しカジュアルなので、カジュアルな場面で友人と使うのをおすすめします!

It looks like I will be very busy for a while. Can I get a rain check? Maybe we can meet next week.
「​​しばらくは忙しくなりそう。またの機会にお願いできるかな? 来週なら会えるかも」
Thank you for inviting me, but unfortunately I can't go tonight. But I'll take a rain check!
「誘ってくれてありがとう、でも今夜は残念ながら行けないんだ。またの機会にぜひ!」

英語で予定の変更をしてみよう!

いかがでしたか?

予定の変更にまつわる便利な英語表現は数々ありますが、そのなかでも実際にネイティブがよく使うものを選んでみました。

今後、予定を変更しなければならないときはぜひ今回紹介したフレーズを使ってみてくださいね!