トギー
(更新)
ビジネスマンの多くが受けているTOEIC。
良いスコアが取りたいと思っても、なかなか勉強する時間をつくるのって難しいですよね。
ちなみに私はもともと英語が苦手でした。2年前のTOEICのスコアは550。
しかし、すき間時間をうまく使ってTOEICの勉強をしたところ、半年後に880を取ることに成功しました。
ずばり、たった半年で330UP!
忙しい毎日の中でどんなふうに勉強するのがよいのか、その方法について私の経験を踏まえてご紹介させていただきます。
本屋さんに行けば、さまざまなTOEIC対策本がズラりと並んでいます。
どれも価値のあるすばらしい参考書だと思うのですが、それらをやり切るには大変な時間がかかります。
あれこれと手を出すよりも1冊を最後までやりきることをおすすめします。
その1冊として選んでいただきたいのは、模擬試験問題集(最低2回分)。
それだけでOKです。TOEIC公式のものから、各出版社が出しているものまでたくさんあります。
ただし、次のものが含まれていることを確認してください。
1. 本番と同じようなマークシートが付いている
2. リスニング問題のスクリプトが付いている
3. (できれば)リーディング問題の音声が付いている
まずは一回分の問題を一通り解いてみて、TOEICについて知るとともに、自分の実力を確かめてみてください。
TOEICのスコアは、おおかた単語力で決まると思ってください。
リスニングであれリーディングであれ、単語力が必須です。
自分の英単語力に自信がない方は、ぜひ1冊ご用意ください。
TOEICで出される英単語は数千語と決まっていて、出題傾向もわかっています。
つまり最低限の単語を知っていれば怖くありません。
“TOEIC用”と書かれた単語集であればどれも大きな違いはありません。重要な単語は必ず入っています。
自分が使いやすいと感じるものを1冊ご用意ください。
続いて、私が1日のどんなタイミングにどのような勉強をしてきたのかをご紹介します。
それまで好きな音楽を聴いていた通勤時間をTOEICタイムに変更! 一度解答したリスニング問題をくり返し聴き続けました。
このとき注意しなければならないのは、聞き流してはいけないということ。
聞き流してしまったら洋楽を聴いているのと同じです。
問題集にはほぼ間違いなくリスニング問題のスクリプトがついているはずです。
それと突き合わせながら、一文一文注意深く聞いてください。aとtheの違い、onとinの違いまで事細かく聴き取りましょう。
聴き取れなかったら巻き戻してもう一度。精読ならぬ、精聴です。
もし電車で席に座れたのなら、ぜひ聴こえた英文をそのまま書き出す“ディクテーション”にチャレンジしてください。
リスニングとリーディングの対策が一緒にできちゃいます。
1日10単語程度、自分でノルマを決めて覚えるようにしましょう。
単語集をお持ちの方は単語帳を使って。お持ちでない方は、ぜひ過去問で知らなかった単語を書き留めておいて、ここでしっかり覚えるようにしましょう。
短期記憶を長期記憶に変換する唯一の方法は、繰り返すこと。
ぜひ一度覚えた単語をもう一度復習するタイミングをつくってください。
私は、寝る前にお風呂で覚えた単語をもう一度読み返していました。
おすすめは単語一つ一つを口に出して読み上げること。記憶に残りやすくなるはずです。
ここまではあくまで王道な勉強法。こんな風に大真面目にコツコツやるのは、正直ちょっと面倒ですよね。
そんなあなたにおすすめしたいのは、無料のお役立ちサイトやアプリを活用した勉強法です。
『BBC Learning English』では、幅広いテーマの大量のニュース素材について、音声とスクリプトの両方が手に入ります。
ニュースの内容に関するクイズコンテンツもあり、内容の理解力も伸ばせます。音声やスクリプトをダウンロードできるので、WiFi環境のない場所でも学習できるのが魅力です。
上記と同じく英文の音声とスクリプトを使って勉強ができる『ello』。
このサイトの特長は、重要英単語をピックアップし、例文やクイズなどをつかってしっかりと理解できるところにあります。ボキャブラリーを確実に増やしたいなら、これ。
DMM英会話では、レッスン教材が無料で公開されています。
初心者向けから上級者向けまでさまざまなレベルの教材が揃っているので、1つずつこなしていけば確実にレベルアップできます。
『Tiny Text』では初心者向けの簡単な英文の聴き取り練習ができます。
テンポがゆっくりなので、英文をすみずみまで細かく聴き取る訓練にピッタリです。英文の中で特に重要なイディオムは太字になっているので、覚えるべきことがわかりやすいのもポイントです。
『BeakingNews』はリーディング対策に最適なコンテンツです。
自分のレベルに合わせて速読の訓練ができるようになっています。題材はニュースから引っ張っているので、ホットな話題で楽しく学習できます。
リスニング教材に加え、文法教材もあるのが『British Council』。
自分の目的に合わせてさまざまな学習ができる超お役立ちサイトです。最初に自分の英語レベルをチェックできるので、最適な教材を見つけられます。
『繰り返し聞くだけで満点がとれる TOEIC リスニング Lite』というこのアプリの特長は、アメリカ式の発音とイギリス式の発音をそれぞれ聴くことができること。
TOEICでは、アメリカだけでなく、イギリス、カナダ、オーストラリアといったさまざまな地域の英語で問題が出題されるので、慣れておいたほうがよいでしょう。
『TOEICの最頻出語 2000語』は頻出単語の一つ一つの解説と発音を確認できるアプリです。
アプリ内で英辞郎を使って単語検索することも可能。着実に英単語力を伸ばしていくのに使えます。
TOEICで得意なパート、苦手なパートに差がある方におすすめなのは『TOEIC PART別 頻出語彙』。
パートごとに出やすい動詞、形容詞、副詞で分けられていて、自分が苦手な部分を選んで学習できます。
本番直前におすすめなアプリは『Rep∞t』です。
本番の試験と同じ形式で、パートごとに実践練習ができるアプリです。途中保存ができるので、ちょっとしたすき間時間に学習し、本番に備えられます。
ここまですき間時間をつかった勉強法をご紹介してきましたが、やはり良い勉強法というのは人それぞれとしか言いようがありません。
いくつか試してみて、その上で自分に合った方法を見つけるのが一番だと思います。この記事が、自分にぴったりの勉強法に出合うためのキッカケになれば幸いです。