Yoko
(更新)
「今度こそ英語が話せるようになりたい!」と思っているのに、何もまだ出来ていない…、という方も多いのではないでしょうか。
話せるようになるためには、話せるようになった人の真似をすることがイチバン。まずは「英語を話せる人が必ずやっている習慣」を取り入れ、より効果的に英語を勉強してみてはいかがでしょうか。「英語を話せる人が必ずやっている習慣」といっても、何も難しいことはありません。
今回は英語が話せる人がやっている7つの習慣をご紹介いたします。
「英語が話せる人がやっている習慣」のポイントは、《習うより慣れろ》。慣れていくためには、インプットとアウトプットをバランスよく生活に取り入れることが大事です。
海外の英語圏で生活をすれば英語が上達しますが、それはインプットもアウトプットもかなりの量をこなしているからに過ぎません。また、TOEICで高得点を取っているけれど、会話はできない…という人が日本には多いですよね。つまり、インプットだけ頑張っても、アウトプットをしないと英語を話せるようにはならないのです。逆に、アウトプットだけでも英会話は上達しません。
日々の生活に英語を取り込み、アウトプットも生活の一部にできれば、もっと着実に英語が使いこなせるようになるのです。
英語が話せる人がやっている習慣はもちろん人それぞれですが、今回はすぐに実践できるものを厳選してご紹介いたします。
1〜3はインプット、4〜7はアウトプットの具体的な実践方法です。なので、1〜3だけ、もしくは4〜7だけと偏らずに、2と5をやるといったようなインプットとアウトプットのバランスが大切です。
では、実際にどんなふうにしたらいいのか見てみましょう。
皆さんはSNSを何語で使っていますか?
日本語で使っている方は、早速設定を「英語」に変えてみましょう。
最初は慣れないかと思いますが、毎日使う人ならすぐに慣れるかと思います。今までは「いいね!」だったボタンが「Like!」に変わって、少しわくわくすることでしょう。
これはSNSだけではなく、携帯電話でも同じです。強制的に英語に触れられる環境ができますよ。だんだんと、英語で見たり読んだりすることが生活の一部になってきます。
例えば、「ニュースもちょっと頑張って英語で読んでみましょう!」と言われても、いきなり英語のニュースだとハードルが高く感じますよね。ですが、日本語のニュースならもちろん読めるはずです。
そこでオススメなのがThe Japan Times。日本のニュースも英語で配信しているので、テレビで見た日本のニュースを英語で読む、ということもできます。0の状態で読むよりも、前もって内容が頭に入っていれば、たとえ英語でも読むハードルが下がるのではないでしょうか。また、自分の興味がありそうな分野を毎日少しづつ読んで習慣化するのも良いですね。
ニュースと同様に、調べものをするときも、英語で検索するのがおすすめです。日本語では見つからないような情報でも、英語なら山のよう出てくることも。Wikipediaを英語で読むのも良いでしょう。ちょっと英語が難しかったりするかもしれませんが、項目によっては言語の選択肢にSimple Englishという易しい英語で書かれたものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
他にも料理・釣り・ファッションなど、自分が興味がある分野の英語のウェブサイトを見てみるなど「英語で調べもの」は英語上達の上で欠かせません!
《習うより慣れろ》とはまさにこのことで、「英語を学ぶ」から「英語を使う」に切り替えるだけで、グンと英語が上達します。
英語の映画からも英語を勉強することができます。映画に出てくる会話なら、会話に至るまでの背景や、フレーズを使うシチュエーションも含めて学べますよね。
この方法は、単語帳を丸暗記するより「使える英語」が身に付くので、映画を英語字幕で見ながら、「これは使える!」と思った表現を片っ端からメモって覚えるぐらいの気合いで取り組むと効果バツグンです。また、実際に会話で使ってみて自分の口に馴染ませていくと、もう自分の「使える英語」になってしまいます。
使えるフレーズが多ければ多いほど会話がスムーズに進むので、上達にとっても有効な勉強法だと思います。特にラブコメディーは、覚えやすい普段の日常会話のシーンが多いのでおすすめです。
ここからはアウトプットの具体的な実践方法を紹介します。
英語の文章を書くといっても何を書いたらいいか分からない、という方におすすめなのが「英語で日記を書く」。実践されている方も多いかもしれません。
しかし、ここでちょっと注意したいのが、ただ「書く」だけではそれほど効果が高くないということ。自分が書いた文章を誰かにチェックしてもらうのがポイントです。英語のプロであるネイティブスピーカーにチェックしてもらうのがベストでしょう。
添削をしないままだと、それが伝わる文章なのか、表現がナチュラルかどうか分からないまま終わってしまい、「伝わる英語」は身に付きにくいです。
ネイティブスピーカーが周りにいない、という人はネイティブスピーカーにチェックしてもらえる無料サービスLang-8(一部サービスは有料)を利用してもいいですね。
会話の上達が早い人はとにかく盗み上手。インターネットやニュース、会話で出てきた単語や表現はすかさず盗み、自分に取り入れています。
前回、DMM英会話ブログでインタビューしたPeatix共同創業者 竹村詠美さんも下記のようにお話されていました。
最初の三ヶ月は徹底的に英語学習だったんですけど、そこで学んだ言い回しとかをホストファミリーに言ってみる。そしたら「あ、通じた!」みたいなが出てくるので、1つずつ引き出し増やしてくという感じでした。
見聞きした単語や表現は例文や実際に使われている文章丸ごと覚えると、すぐに日常会話に応用できますよ。口に出してアウトプットしてみると、意外に忘れにくかったりもするので不思議です。
アウトプットの方法で最も有効なのはやっぱり「話すこと」。
会話の上達が早い人には話し好きが多いと言いますが、それは的を射た意見だと思います。ここでも《習うより慣れろ》は大きなポイントです。
どんなに英語の基礎体力作りを頑張ったり、文章を書いて自主練習をしても、英語で会話することに慣れない限り会話は上達しません。もし通じなかったときはその場で言い直しができ、相手から学ぶこともできますよね。そもそも話す練習をしなければ何が話せて何が話せないのか、何が苦手なのかも見つけられません。
会話が上手くなりたいなら会話を練習する、シンプルではありますが大事なポイントです。
話す練習をする時に大事なのは、辞書を使わないこと。
話している途中で言いたい英単語が出てこないことや、発音が分からないことはよくあります。そんな時は会話中でも辞書で調べたくなりますが、そこはグッとこらえましょう。
例え"cucumber(きゅうり)" という英単語が分からなくても "It is a long, green vegetable. You often find it in salads(長い、緑の野菜で、よくサラダに入っているやつ)" などと伝えれば、相手は推測してくれるはずです。その際、文法を間違えるのも恐がらないで「伝える」ことに集中するのが上達のコツ。
会話中に"cucumber"という単語を辞書で調べるよりも、いかに自分のボキャブラリー力で伝えるかを鍛えていく方が、はるかに表現力アップにつながるのです。
今回は「英語力を上達させる」という観点から「英語が話せる人がやっている習慣」を7つ紹介しました。1番から順番に、ではなく、まずは自分が試せそうなことから始めてみてはいかがでしょう。
普段の生活の中で「英語でインプットすること」そして「実際にアウトプットすること」の両方をバランスよく鍛えられると、会話スキルは飛躍的に上達します。
これからは「英語を勉強する」だけでなく「英語を使う」ことを意識してみてください。成長に大事なのは継続です。少しずつ毎日の生活に英語を取り入れていきましょう!