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英語を学習する人にとって、「勉強法」は永遠のテーマ。
英語の勉強法は、人によっても合う・合わないがありますし、レベルや目的によっても異なりますから、どんな方法を選べばいいのか迷ってしまうのは当然のことです。
本記事では、英語学習に関するマインドセットから4技能の学習法、オススメ学習ツールまで丸っとご紹介していきます。
少なくとも中高の6年間は英語を勉強してきたはずですが、どうして「勉強の仕方」についての悩みは尽きないのでしょうか。これには大きく3つの問題が考えられます。
中高6年間、毎週複数回あった英語の授業。「さぞかし膨大な範囲に違いない!」という先入観を持っている人は少なくないでしょう。
でも、「中学英語の知識があれば十分」という言葉もよく耳にしますね。これは本当にその通りで、よく思い返してみると高校での英語の授業は中学のときの応用篇だったことがわかるはず。
「中学英語」の文法は、教材にもよりますが単元にすると27ほどあります。27と言われると、「多い!」と感じるかもしれませんが、下の表を見てみてください。中学校で学ぶ英語の単元をまとめたものですが、どうでしょう。意外と「これはわかる!」と思うものが多いのではないでしょうか。
自分が苦手な単元に焦点をあててみると、勉強する量に圧倒されることもなくなることでしょう。
英語の試験でうまくいかなかったり、会話で恥ずかしい経験をしてしまったり。なにを学ぶときもそうですが、一度失敗やミスをすると「もうイヤだ!」と苦手意識を持つようになってしまいます。
また、同調圧力がほかの文化に比べて強い日本では、「できること」が逆に壁となってしまうこともあります。例えば、本当は英語の知識があって発音も良いのに、英語の授業で音読や発表をするときにはわざと発音を悪くしていた、という話はよく耳にする話です。
このような経験はときとして呪縛となって、新たに学ぶ意欲を削いでしまいます。
また、失敗体験や苦手意識と関係して、「勉強してもどうせわからない」「私には英語は無理だ」と諦めてしまうのも、英語学習に悩みを持つ人によく見られる傾向です。
では、なぜこのような負のループにはまってしまうのでしょうか。
理由の1つとして考えられるのは、「求めている英語力が高すぎる」ことです。英語でコミュニケーションをするときに、「間違った発音や文法ではいけない」と思っている人は多いはず。
しかし、10数年の間英語を使いこなしてきた人にとっても、ネイティブのように話すことはなかなか至難の技です。それでもコミュニケーションが取れるのは、英語を「ツール」として見ているから。最低限の知識は必要ですが、完璧に操る必要はないことを知っておきましょう。
なんとなく「英語を勉強しなきゃ」「話せるようになりたいなぁ」と思って、英語学習を始めた人もいるかもしれません。そういった場合は目的や目標が定まっていないため、勉強の筋道を立てるのが困難になるうえ、モチベーションの維持もしにくくなってしまいます。
「外国人観光客に道案内がしたい」や「海外旅行に行ったときに困らないレベルになりたい」といった目的でも十分です。もちろん、「海外のビジネスパートナーと対等にやり取りしたい」、「海外就職をして、移住をしたい」という高い目標もOK。
それぞれゴールを決めて、そこまでのロードマップを見据えることが、英語の勉強法を決める手助けをしてくれるはずです。そしてロードマップやゴールが決まっていれば、モチベーションの維持もしやすくなることでしょう。
先ほど、目標があれば勉強の筋道を立てられるとお伝えしました。でも結局のところ、日本人にとって英語の勉強にかけるべき量と時間は、どれくらい必要なのでしょうか。
アメリカ国務省内にある言語教育機関Foreign Service Instituteによると、アメリカ人が学ぶうえで最も難しい言語の1つは日本語だそう。
イタリア語やフランス語など、学びやすい言語にかかるのは600-750時間であるところ、日本語やアラブ語、韓国語には2,200時間もかかるそうです。
この学習時間数は、日本語と英語が遠く離れた言語であることを示しています。アメリカ人にとってこれだけの時間数が必要ということは、日本人にとっても、英語を習得するために同じくらいの時間が必要と考えることができます。
2,200時間も必要と言われたら、億劫な気持ちにもなってしまいそうですが、中高時代に毎日1時間の英語の授業があったとしましょう。そうすると、約1,500時間ほどは英語の時間に費やしたこととなります。
この場合、残るは700時間。1日1時間を英語にかけたとして約2年、2時間なら1年ほどで語学をマスターできることになるのです。「1時間なんて忙しくてとれない」という人も、スキマ時間を活用してみましょう。すると、毎日1〜2時間は現実的な数字であることがわかるはずです。
英語の勉強時間がわかったところで、次に多くの人が壁に感じている語彙力について見てみましょう。2021年度から学習指導要項が変わり、小学校から英語の授業も取り入れられるようになりましたが、それぞれの学年で「学ぶべき」とされている語彙数は以下の表の通り。
【学校で学ぶ英語の語彙数】
(出典:京都教育大学)
それでは一般的に、どれくらいの語彙数が英語を使うときに必要なのでしょうか。
英語学習者向けにレベル別の英語読解用書籍を出している「PearsonReaders(旧Penguin Readers)」のレベル分けを参考に見てみましょう。
「Pearson Readers」では、1番難しい「レベル6」を読むのに英検準1〜1級相当の英語力が必要だそう。英検準1級は、「生活のなかで英語を理解して使えるレベル」と言われ、そこに到達するには3,000語の単語力が求められます。
2021年度以前の学習指導要項でも、中高で合計3,000語の単語を学んでいるはずですから、これらがマスターできていれば一般的に難しいとされる英検準1級レベルも、実はできるということ。英語でコミュニケーションを取るには、新しい単語を必死で学ぶよりも、学校で学んだ単語を復習するほうが近道になるわけです。
実際に日常会話ではどんな単語が使われているのか、見てみましょう。
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チャンドラー:僕は結婚式では踊らないんだ。
レイチェル:なんで?
チャンドラー:だって結婚式は女性と出会うのにうってつけの場所だろ? でも僕が踊ると、こんな風にぎこちないダンスになってしまうんだ。(ダンスを披露)
ロス:やぁ。
こちらは英語学習者に大人気の海外ドラマ「f・r・i・e・n・d・s(フレンズ)」のワンシーン。会話のなかに登場するどの単語も、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「文法が身に付いていないから、英語でのコミュニケーションは無理!」そう思っている人も多いかもしれません。しかし、長年勉強し続けて文法に関しては自信がついた人でも、会話をしたりメールなどでライティングをするのを苦手としている人もよく見かけます。
文法は、文法用語や日本語と違う構造を理解する必要があり難しく感じてしまいがち。では英語でコミュニケーションを取るには、どれくらいの文法レベルが必要なのでしょうか。
答えは、「中学レベル」。
先ほど英語の勉強範囲で見た単元を、最低限押さえておけばいいことになります。
Friendsの1シーンで登場する会話を、文法も踏まえてもう一度見てみましょう。
チャンドラー:僕は結婚式では踊らないんだ。
レイチェル:なんで?
チャンドラー:だって結婚式は女性と出会うのにうってつけの場所だろ? でも僕が踊ると、こんな風にぎこちないダンスになってしまうんだ。(ダンスを披露)
ロス:やぁ。
when を接続詞として捉えるというイメージがない人もいるかもしれません。この例文は「私は踊ったとき、このようになる」という意味ですが、2つの状態や事柄が並列して、結びつけられているわけです。そのため、when は「接続詞」の役割もしていることになります。
「when は接続詞」と考えると難しく感じてしまいますが、「『〜とき』を意味するのだ」と覚えておけば、自然と理解ができるはずです。
日本語でも、「これは形容詞で、これは副詞」などと考えずに話しますよね。もし考えながら会話する必要があれば、かなりのストレスがかかってしまうでしょう。
文法に関して言えば、「〜構文」など文法用語に捉われすぎず、「こういうときは、こうするものなんだ」くらいに感覚として体に染み込ませることがポイントです。
単語と文法は、英語を使っていくうえでの基本的なルール。
これらを一通り網羅したら、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングを高めていきましょう。この章では、英語の4技能をスキルアップさせる勉強法をご紹介します。
英語のリーディングで求められるのは、「文字情報(文章)を読んでその意味や書き手の意図を理解すること」。
ツイートのように文章が短くても、小説のように長くても、あまり関係はありません。問題は「その意味を正しく理解できるか」です。
そして文章の長短に関わらず、リーディングのスキルアップには「精読」で英文の理解をできるようになってから「多読」へ移行するのがオススメ。
次のセクションでは、まず精読が必要な理由から説明します。
学校の英文読解の授業で和訳をするときに、英語の語順通りに訳すと変な文章になってしまい、困った経験がある人は多いのでは?
それもそのはず、日本語と英語の語順は真逆なのです! 以下の例文を見てみてください。
とてもシンプルな文章ですが、語順が違うのがわかるはずです。
日本語では動詞の「好きです」という部分が文章の最後に置かれます。つまり、チョコレートが好きなのか嫌いなのかは、文章が終わるまでわかりません。
それに対し、英語では動詞の like が主語のすぐ後に置かれています。なにについて話しているのかは、目的語の chocolate が出てくるまでわかりません。しかし「好きである」という、いわば結論の部分は、最初に明らかにされているのです。
語順の違いに見られるように、日本語と英語では文章の構造が異なります。そこで必要になるのが、このような違いに注目しながら英語の文章を理解できる力。
その力を養うために最初に踏むべきステップが、精読というわけです。
精読は、その言語がどのような単語や構造で話され、書かれているのかを理解するプロセスです。この最たる目的は、英文を読めるようになること。主に「分析」「理解」「繰り返し」の3つが重要なステップになります。
ここでは、英文に含まれる一語一句に注目して、現時点で自分が理解できているところ・できていないところを洗い出します。構造はどうなっているか、どんな文法が使われているのかを意識しながら、文章を分解してみましょう。
「理解」のステップでは、英文和訳をしてみましょう。使われている語彙や文章構造によってどのようなニュアンスの違いができるのか、細かい部分に目を向けて理解をさらに深めます。
精読では多くの読書量をこなす必要はありません。精読用に販売されている教材を1〜2冊ほど用意して、載っている文章を繰り返し読んでみましょう。ここでも分析と理解のステップを重ねて、英語の基礎に慣れ親しみます。
これら3つのステップを踏む精読では、英語について自分が知らないことを「新しく知る機会」と、理解できていないところを確認して「定着させる機会」を得ることができます。
精読というと難しい文章の解釈をイメージしがちですが、実際は英文を読む力をつける基礎部分になるのです。
精読で英語の文章構造に慣れたら、次は「多読」のステップに進みましょう。多読の目的は、インプットを増やして英語の語順のまま理解し、英文を楽しむことです。日本語脳から英語脳に切り替える過程と言ってもいいでしょう。
多読をするときには、精読のように教材を用意する必要はありません。文章の長短にかかわらず、自分が興味が持てるテーマについて、楽しみながらいろいろなものを読んでみましょう。
読む英文は簡単なものから、自分のレベルより少し難しめのレベルの間にあるものを選びます。難しすぎるものを選ぶとモチベーションの維持がしにくくなるので、注意が必要です。
また、精読では理解できていない単語や文法を分析しながら英文を読みましたが、多読では知らない単語を調べることはしません。知らない・分からない単語があったら、前後の文脈から意味を推測して読み進めます。
そして多読で最も重要なポイントとなるのが、英語を語順のまま読み進めること。精読では文章を分解して構造を確認しました。意味を理解するうえでは、和訳をして語順を入れ替えることもあったはずです。
しかし多くの英文を読もうとしたときに、わざわざ語順を入れ替えていては、先に進めなくなってしまいます。精読ですでに英文構造の基礎は頭に入っているはずですから、目にしたままの順番で理解できるように練習しましょう。
「スラッシュリーディング」や「スキミング」、「スキャニング」という名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これらは多読で役に立つリーディングの手法です。それぞれ、以下のような方法を指します。
多読のポイントは、以下の4つ。
多読を通じて英語のまま理解できるようになるため、英文を読むスピードが上がるだけでなく、リスニング力の強化にもつながっていきます。
「英語を聞き取れない」、「聞き取れないから意味もわからない」という悩みを抱えている人は少なくありません。
ではなぜそのような問題が起きてしまうのでしょうか。ここではその原因から解決方法まで見てみましょう。
リスニングを苦手とする人には、大きく2つのタイプがいます。1つ目は、英語の音に慣れていないタイプ。そして2つ目は英語のルールに慣れていないタイプ。
いつも日本語を話すときのように英語を読み上げて、「なにか変だ」と思ったことのある人は多いはずです。それもそのはず、日本語を話すときはリズムが平坦で、1つ1つの音を明快に発音します。
一方、独自のリズムがあるのが英語です。辞書で単語を引くと目に入るアクセント(音の強調部分)。センテンス内で強弱をつけるイントネーション。そしてなめらかに話すために単語の最後とその次に来る単語の最初をつなげて読むリンキング。これらの要素が英語のリズムを作り上げています。
英語は「音の言語」とも言われ、音が重要な役割を持ちます。そのため、コミュニケーションのなかで意図や意思を伝えるときに、これらの要素が欠かせないものとなるのです。これは日本語とは大きく異なる特徴なので、日本人にとってはハードルが高く感じてしまうポイント。
だから英語を聞いていると、自分が慣れているリズムと違うために聞こえにくくなってしまうわけです。
前のセクションで、レベルごとに違いはあるものの、トータルで3000語、そして中学レベルの文法を理解していれば、日常の英語コミュニケーションは可能だとお伝えしました。
もし音が聞こえているのに意味がわからないという場合は、知らない単語が多いか、英語の文章構造に慣れていないからかもしれません。先述の通り、日本語と英語では語順も異なりますから、この構造の違いに慣れていないと、聞きながら理解するのが困難になってしまうのです。
リスニングを苦手とするタイプについてそれぞれ見てきましたが、具体的にどのように勉強すればいいのでしょうか。
ゲームをプレーするときも同じですが、ルールがわからなければ何をどのように進めればいいのかもわかりません。単語や文法などの英語のルールは、いわばゲームのスタート地点です。まずは自信のない単語や文法を強化しましょう。
ルールが少しずつ身についたら、英語の語順に慣れる練習です。先程のリーディングの勉強法では「精読と多読」をオススメしました。英語の文章を分析しながら繰り返し読むことで、楽しみながら語順に慣れるこの方法は、実はリスニングにもとても有効なのです。
英語の音でまず重要なのは、その発音です。「母音」と言われたら、日本語話者の私たちはまず「アイウエオ」を思い浮かべます。しかし英語の母音は、その数なんと約21個(諸説あり)。それだけ日本語に存在しない音があるということです。
人の耳は使う言語の音に合わせて幼少期にチューニングされるため、バリエーション豊かな英語の音は、日本人(特に大人)の耳には聞こえづらくなってしまいます。でも、英語発音のポイントを押さえれば大丈夫。
例えば、特に「RとL」や「VとB」は日本人が聞き分けるのも発音するのも苦手とする音としてよく知られていますが、発音するときに気をつけるポイントがわかっていれば、耳で聞くときにもそこに集中して聞き分けることができるようになるのです。
先述のように、英語には独特なリズムがあります。
アクセント(単語ごとの音の強弱や高低)、イントネーション(センテンスごとの音程の上げ下げ)とリンキング(単語同士をつなげたなめらかな発音)です。これらに慣れるためには、まずそのルールを一旦頭に入れて、とにかく聞くこと。そして意識すべきは、自分のレベルにあったものから耳にしていくことです。
日本語に存在しない音やそのリズム感覚を掴もうとして、いきなりCNNやBBCなどのニュースに手を出してしまっても、心が挫かれてしまうでしょう。少しずつ耳を慣らしていくことが重要です。最初はリスニング専用教材を使い、慣れてきたら次のレベル、と進めていくのがオススメです。
これは「ルールを身につける」と「音に親しむ」を掛け合わせたステップ。特に「ディクテーション」という方法が有効です。
ディクテーションとは、英語の音声を聞きながら、聞こえたまま紙やパソコンなどに書き取る(タイピングする)こと。こうすることで集中して英語の音を聞く力がつくだけでなく、語彙力がついたり、英語の語順に慣れることができます。
また、聞けた部分と聞けなかった部分を可視化できるので、ぜひ試してみてください。
ここまで見てきた「リーディング」と「リスニング」は、どちらも情報をインプットする受動的なスキル。大事なスキルではありますが、情報を一方的に受け続けるだけではコミュニケーションは成り立ちません。
そこで必要になるのが、ライティングやスピーキングなどの「アウトプット」スキル。でも、いきなり「アウトプットしなさい」と言われても困ってしまいます… 特にスピーキングについては対面ですし、思っていることを英語で表現するのに苦手意識を持つ人は多いはずです。
そこで、最初にアウトプットの場としてオススメしたいのが、ライティング。ライティングのスキルをつけることには、3つのメリットがあります。
アウトプットをするには、先述の「英語のルール」である語彙力と文法の知識が必須です。でもだからといって、すべてを学習するまでアウトプットができないわけではありません。今持ち合わせている自分の語彙範囲や、文法の知識でどれくらい書けるのかを試すのです。
もちろん、思ったことがなかなか英語に落とし込めなくて、ヤキモキすることもあるはず。そんなときは、辞書や類語辞典、それに「DMM英会話なんてuKnow?」のような翻訳サービスを活用すれば、「自分が言いたいこと」に必要な語彙力と表現方法が身に付いていきます。
TOEICでは「Speaking&Writing」の試験が導入され、英検などの資格試験でも英作文をするセクションが見られるようになりました。
日頃からライティングでアウトプットをすることによって、語彙力と表現力が定着することはもちろんのこと、思考を英語に落とし込む作業に抵抗がなくなるはずです。そしてその過程が、英語系の資格試験でも役に立つことでしょう。
もう1つのアウトプット方法であるスピーキングに関しては、多くの場合、他者がいないと成り立ちません。それに、英語でアウトプットすることに慣れていないときにいきなり話すのは、なかなかの至難の技。
一方ライティングは、自分1人でいつでもできます。また自分のペースで、ある程度の時間をかけて取り組むことができます。他者に急かされることはありません。
まずはライティングで考えや気持ちを英語にする練習をしてから、スピーキングの練習に進むのがオススメです。
まず欠かせないのが、何度も登場している英語のルールを復習すること。これらの素材がなければ、調理にとりかかることさえできなくなってしまいます。
そしてその次に、リーディングの勉強でも見たように英語の構成や語順に慣れること。特にライティングでは、例文を写経してみるのも1つの手です。目と手を使って、身体に覚え込ませることができますし、リーディングのスキルアップに活かすこともできます。
インプットに時間をかけすぎていても、アウトプットはできるようになりません。ある程度の語彙や文法範囲をカバーできたと思ったら、その知識をもとにライティングをしてみましょう。最初は2、3語でも大丈夫です。スケジュールを英語で入れてみるところから始めてもいいでしょう。
慣れてきたら、少しずつ文章にしていって、日記のように書いていきます。このとき、あまりにも長い文章を書こうとすると続かなくなってしまうので、1〜2行が最適です。今持っている力を駆使して文章を書いてみたら、ほかに良い言い回しや表現方法がないか、辞書や類語辞典、インターネットなどを使って確認しましょう。
最初は和文英訳をすることが多いかと思いますが、少しずつ英語の語順で英文を作ることに慣れてくるはず。また、自分の生活に必要な語彙や表現力も身についていくはずです。
1〜2文のライティングをすることに慣れてきたら、添削をしてもらいましょう。
いまはインターネットの自動添削ツールも精度がとても高いので、積極的に活用しましょう。それにオンラインレッスンや外国人の知り合いなどに頼めば、よりリアルで実践的な表現に修正してくれるかもしれません。
こうして直してもらった文章をできるだけ使うようにすることで、自分の「モノ」にすることができるうえ、スピーキングでの活用にもつながっていきます。
スピーキングもライティングと同じく、アウトプットスキルの1つ。リスニングでインプットするだけでなく、アウトプットをして会話のキャッチボールを成立させる必要があります。
しかし、「リスニングはできるけれど、話すのはどうも苦手…言葉が出てこない…」という人は非常に多いです。これには大きく3つの問題(理由)があります。
複雑な文法や難しい単語を使わないといけない、完璧な文法で話さないと伝わらないと思い込んではいないでしょうか。
先述のように、日常会話で使う語彙数や文法は中学校で学ぶレベルです。まずは、基本的な英語のルールを定着させることを目指しましょう。
そして、完璧な英語を話す人はそう多くないことを知っておくことも大事。日々の生活で私たちはどれくらい「完璧な日本語」を話しているでしょうか。細かく見ていけば、間違いもあるはずです。
反対に、非日本語ネイティブの人が日本語を話すときも、パーツが揃っていれば言いたいことは伝わってきますよね。
頭の中で日本語で考えた文章を英語に変換しながら話そうとしていないでしょうか。
英語と日本語では、語順が異なります。文章の構造が違うのに、それを翻訳しながら話そうとすると、時間がかかってしまったり混乱してしまうのは当然です。なるべく日本語を挟まずに英語を話す練習をしましょう。
日本語の母音は「アイウエオ」の5つですが、英語にはその約4倍もの数があります。それに加えて、英語には独自のリズムや音の法則があるので、日本語話者の私たちには耳慣れない音が多いのです。
そして耳慣れない音は、リスニングで聞き取りにくいことはもちろん、スピーキングで再現することも難しくなってきます。
上記3つの問題を克服するには、次の4つのステップに分けた勉強法が効果的です。
まずは何度も登場している英語のルール、単語と文法の定着が最重要。新しく難しい単語を覚えるのは一旦やめて、日常会話で使われる3000語を身につけましょう。
そのうえで、中学校レベルの文法の復習も忘れてはいけません。思ったことを伝えられるように、英語の文章構造を頭に入れておく必要があります。
ただそれに捉われすぎると、難しく考えてしまって言葉が出て来なくなってしまうこともあるでしょう。
初めから完璧な文法を目指す必要はありません。何度も英語を口に出していくことで、自然と身体に「英語の型」が身についていきます。とにかく口を動かして発声しましょう。
「英語のルールは確認した。さぁ英語を話してみよう!」と言っても、なかなかハードルが高いことでしょう。最初はどうしても日本語が頭のなかに出てきてしまって、英語に変換しながらでないと話すことが難しく感じるはず。また、そもそも英語を話す機会を日常的に確保するのも簡単なことではありません。
そこで「独り言」の出番です。「独り言」を使ってアウトプットするクセをつけましょう。先述のように、ライティングも英語で思考をする練習に役立ちますが、いつも思ったことを書き留められるわけではないですよね。会話をするときに書いてみるわけにもいかないし、いきなり会話をするのも難しい。
こちらの記事でも独り言の活用方法について詳しく説明していますが、まずは日常の簡単なフレーズを頭のなかで英語にしてみます。
例えば、「今日はカレーが食べたい」と思ったら、”eat curry today” という英語が思いつくかもしれません。「お店で食べるか、自炊するか…」と悩んだら、”eat in restaurant or cook” と英語にしてみるのです。
どちらの例でも、”I want to” や ”Should I” などが抜けていますが、問題ありません。「今日/カレー/食べる」という必要な要素は揃っていますよね。ここから、「文章にするにはどうすればいいのか」を考えながら思いついたフレーズを装飾する練習です。
「『〜したい』は ”want to” だったな」ということが思い出せたら、それを活用してみましょう。
“want to” + “eat curry today”
だんだん近づいてきましたね。
英語を使うときに覚えておいたほうがいいことは、英語のセンテンスには必ず主語があることです。日本語だと主語を省略しても、センテンスが通じることがありますが、英語だとそうはいきません。そこで、先ほど作ったフレーズに主語を入れてみましょう。
「(私は)今日はカレーが食べたい」
どうでしょう。綺麗なセンテンスが完成しました。最初はセンテンスを作ることにこだわらずに、パーツごとに英語で考えるようにすればOK。少しずつ思考を英語にする練習を続けていると、英語をアウトプットすることに慣れていきます。
英語で表現してみる練習と同時に、英語ならではの音を口から出してみる練習もしましょう。リスニングの勉強法でも触れたように、英語にはアクセント・イントネーション・リンキングなどの、日本語には存在しない音やリズムがあるので、耳だけでなく口の使い方にも慣れる必要があります。
ここで有効なのが、「オーバーラッピング」と「シャドーイング」です。オーバーラッピングでは、英語の音源をテキストを見ながらリスニングし、同時に声に出して読んでみます。
そしてシャドーイングでは、英語の音源を聞いて、それを追いかけながら口から声に出します。こうすることで、英語ならではの発音、リズムやスピードに慣れることができます。シャドーイングはよく耳にする勉強方法ですが、実は2つのタイプがあるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ここまでのステップで口から英語を出してみることに慣れてきたら、実際に英語を使って「会話」をしてみましょう。英会話をするには通学型のスクールに通ったり外国人の友達を作るなどの方法がありますが、そのなかでも特に「オンラインレッスン」がオススメです。
筋トレやダイエットは毎日コツコツと運動したり意識を変えることが重要と言われますよね。英語を話すスキルもこれらと同じで、1回の量が少なくてもコツコツと積み重ねていくことが上達のカギです。
多くのサービスは安価で、毎日のように英語を話す機会を得ることができます。それに自分の好きな時間に、好きな場所で会話の練習をすることができるので、自分のスケジュールに合わせて「英語筋」を鍛えるのにピッタリ!
会話のなかでもスムーズに思ったことを伝えられるように、オンラインレッスンを活用して練習しましょう。
つづいては、英語のレベル・ステージ別に、効果的な英語学習方法をご紹介します。
*レベルは「DMM英会話のレベル設定」をもとにしています。
特に英語初心者の人は、何から始めればいいのか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。学習を続けていくうえでは「目的」が大きな力を持ってきます。例えば「海外旅行に行きたい」や「外国人に道案内をできるようになりたい」など大まかでもいいので「英語を勉強する目的」を決めましょう。
目的が決まったら次にb>「目標」を設定します。目標は、「中学単語の1500語を完璧に覚える」とか、「中学レベルの英文法の問題集1冊を解いてみる」、または「中学レベルのリスニング問題を7割正解できる」など具体的なものにしましょう。
このように学習の目的や目標を具体的に設定することで、モチベーションの維持や達成度の確認に役立てることができます。
また先述のように、日常生活で必要なのは中学校で習うレベルの英語です。「ネイティブと話すときには難しい単語を使わなければいけない」と思い込む必要はありません。まずは中学レベルの英単語と英文法をしっかり復習して、基礎基本を自分のなかで固めましょう。
英語学習において一番大事なのは、「継続」です。
スキマ時間を活用した細切れ学習でもいいので、朝歯を磨くように英語の学習を生活の一部に取り入れることを習慣化して継続しましょう。
英語初心者の方にピッタリの英語の学習方法は、こちらの記事にも詳しく解説されているので参考にしてみてください。
このころは、「学ぶ」よりも「英語の楽しさを知る」ことを念頭に置いておくといいでしょう。特に英語は「リズム言語」と呼ばれ、音が重要な役割を果たします。耳慣れない音は、次第に聞こえなくなってしまうと言われており、多くの日本人がBとVの聞き分けができないのもこのため。
そこで、英語のリズムを身につけるためにも、英語の童謡を一緒に聞いたり、絵本を一緒に読むことがオススメです。英語苦手な親御さんでも、いまはYouTubeやアプリなどで絵本の読み聞かせをしてくれるものがあります。使えるものは活用して、子どもが英語に触れる機会を増やしてあげましょう。
中級レベルの人は、簡単な表現をベースに日常会話をすることができます。ただ、「英語でコミュニケーションを取ることに少し慣れてきたけれど、まだ不安がある」という状態です。
では、上級者との違いはどんなところにあるのでしょうか。中級者のTOEICスコアが220~655くらいのところ、上級者になると660~850と、より高い英語力が求められます。上級者の場合は知っている表現をさらに活用して言い換えができたりすることで、ネイティブとストレスなくコミュニケーションがとれます。
この「不安がある状態」から「ストレスがない状態」へとステップアップするには、より一層のインプットが重要です。
自分の英語力に不安がある人は、コミュニケーションを取るときに必要な4技能(リーディング・スピーキング・リスニング・ライティング)や語彙力のどこかに、弱点があるはず。まずはその弱点を見極めて、その部分を強化する必要があります。
例えば、リーディングなら返り読みをしない、リスニングなら頭のなかで和訳せずにそのまま理解できるようになるなど、英語と日本語を行ったり来たりしなくても使えるように意識しましょう。上級になるためのキーポイントは「英語脳への切り替え」です。
先ほど「初級者向けの勉強法」でも触れたように、「中学レベルの英単語と文法」で日常会話は十分。しかし、もう一歩踏み込んだ会話をしようとするときには、語彙力とイディオムなどを含む表現力の強化は避けて通れません。
まず語彙力の強化には、「類語辞典(thesaurus)」の活用がオススメです。例えばthesaurus.comという類語辞典のWebサイトで difficult という単語を調べると、complex や troublesome などが同義語として表示されます。どちらも「複雑な」という意味。これらの単語が代わりに使えないか考えるようにクセをつけると、より語彙力がつきます。
また、表現力の強化にはできる限り英語に触れることも欠かせません。英語でニュースを読む、Netflixを見る、Podcastを聞くなどを学習に取り入れると、テキストに載っていないリアルでナチュラルな表現を発見できます。少しずつ習慣化して、より高度な表現方法を身につけていきましょう。
上級やビジネスレベルになると、モチベーションの維持や目標設定がしにくくなるかもしれません。上級の人は、アウトプットは十分問題なくできるレベルですから、強化できるところは、とにかくいろいろな英語に触れる、インプットの部分でしょう。
「英語」と一言に言ってもいろいろなものがあり、地域性による違いはもちろん、トピックやシチュエーションによっても使われる英語は異なります。ある1つのトピックについての語彙力や表現などをマスターできても、そのほかのトピックには応用できない可能性があるのです。
英語はあくまでもツールですから、その先の「なにか」に焦点を当てて学習を続ける必要があります。そうすればモチベーションの維持もしやすいはず。
さて、その「なにか」となるトピックは日々の世界情勢はもちろん、文化や法律など、実に広い範囲にわたります。これと英語を掛け合わせるインプットの方法として、「多読」と「多聴」があげられるでしょう。
例えばCNNやBBCなどの海外ニュースサイト、Webマガジンなどの記事を読んでみたり、ラジオを試聴するのがオススメ。Podcastであれば、何度も繰り返し聴けるうえ、さまざまな分野のコンテンツが配信されているので、上級者のスキルアップに最適です。
また、TED Talksも英語中上級者に人気の学習ツール。詳しくはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
どのステージやレベルで英語を学習している場合でも、資格試験を視野に入れている人は多いでしょう。資格試験を定期的に受けることで、日々の学習の達成度を視覚化できたり、モチベーション維持がしやすくなるなどのメリットがあります。
しかしその種類は非常に多く、自分にあったものを見つけるのは簡単ではありません。
「英語の資格試験」と検索してみると、数多くの結果が表示されて戸惑ってしまった、なんて経験がある人も多いでしょう。
英語の資格には日常全般、ビジネスシーン、留学などそれぞれのニーズに特化した試験が用意されています。それぞれの特徴を確認して、自分の英語学習の目的にあったものを選ぶようにしましょう。
【一般的な英語の資格試験 】
【ビジネスに役立つ英語の資格試験】
【留学に役立つ英語の資格試験】
ここまで、さまざまな英語の勉強方法をスキル別・レベル別にご紹介しました。では、どんなツールを使えば効果的に英語の学習を進めることができるのでしょうか。
書店に行くと英語学習に関する書籍がズラーッと並んでいますが、現代ではインターネットやスマホを使えば手軽に利用できるツールがたくさんあります。有効活用しましょう。
英語を使うと、世界の最新の情報がより身近になります。CNNやBBCなどの国際ニュース放送のウェブサイトでニュースを読んでみると、日本では耳にしない情報も目にすることが増えるはずです。
しかしここでいきなり政治や経済など難しいことについて読もうとすると、ハードル高く感じてしまいかねません。まずは文化面などライトな内容や「Time for KiDS」のような子ども向けのニュースウェブサイトを読むようにするといいでしょう。DMM英会話の「デイリーニュース」のような英語学習者向けのニュースサイトもオススメです。
また、TwitterやInstagramなどのSNSでも、英語を活用して発信したり検索をかけてみると、世界のトレンドや情報をつかむことができます。
そして、毎日英語で1記事、1投稿でも目にするようにすると、英語を読むクセがついてリーディングスキルの向上につながっていくでしょう。さらに自分から英語で発信するようになれば、英語のアウトプットスキルも格段に上がります。
インターネットがあればすぐに始めることができるので、使わない手はない学習ツールです。
「英語学習」を継続するためには、学習を「楽しむ」ことも重要です。映画やドラマ、音楽などのエンタメコンテンツも活用しましょう。
洋画や海外ドラマには、日常をテーマにしたものからロマンス、ホラーやドキュメンタリーまで、実にさまざまなジャンルがあるのが特徴です。
また、ストーリーのなかで登場する英語は、ジャンルによって大きく異なります。例えばスポーツに興味がある人なら、スポーツがテーマの作品を視聴すれば、スポーツ関連の英語を耳にすることが可能。
リスニングに自信がなく、簡単な英語から触れたい場合は、子ども向けのアニメを視聴するのもオススメです。まずは自分が気になるジャンルから作品を選び、繰り返し視聴してみましょう。
洋画や海外ドラマなどを使った効果的な学習方法については、こちらを参考にしてみてください。
毎日YouTubeを見ている、お気に入りのYouTuberがいる、という人も多いのではないでしょうか。実はYouTubeも英語学習には効果的。特に英語で配信されているものがオススメです。
英語で英語の説明を理解するのは、ハードル高く感じるかもしれません。しかし、一度日本語のフィルターを通して英語を理解しようとするより、英語を英語のまま理解する方が学習効果は各段に上がります。YouTubeには字幕機能をつけたり、再生速度を変える機能もついているので、活用してみましょう。
YouTubeの英語学習活用法についてはこちらで紹介しています。
洋楽も最高な英語学習ツールとなり得ます。
特にリスニング力向上には効果絶大。まずは、ゆっくりとしたテンポの曲を聴きながら歌詞を確認してみましょう。意味を理解しながら同じテンポで歌えるようになったら、よりテンポの速い曲にチャレンジ!
「忙しくて毎日時間がないし、英語だけに時間を割けられない」という人もいるかもしれませんね。そんな人には、Podcast(ポッドキャスト)がオススメ。
Podcastはインターネットラジオのようなもので、世界中さまざまなジャンルのチャンネルがあります。「聞き流し」と「多聴」ができるうえ、海外ニュースを中心に伝えるチャンネルもあるので、「英語を使って」世界の最新情報や話題をキャッチすることが可能です。
チャンネルによってはスクリプトを用意してくれているので、「耳だけで内容を追えない」という場合も内容確認をすることができます。特に英語学習者にオススメのPodcastチャンネルをこちらの記事にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
ただでさえ忙しい毎日…どのように英語学習を組み込もうか悩んでいる人は多いことでしょう。
そんな方には、スキマ時間を活用したアプリでの英語学習がオススメ。
歯を磨く間や電車やバスを待っている間など、探せばスキマ時間はたくさんあります。そんなとき、スマホのアプリならどんな場所でもワンタップでアクセスでき、少しずつ英語に触れることができます。ここでは、英語の各スキルごとにオススメのアプリを紹介します。
英語の発音を改善するには、「ELSA Speak」というアプリがオススメ(iOS/Android)。ELSA Speakは世界でも人気の発音矯正アプリで、英語の発音はもちろん、イントネーションや会話のなかでの音の変化まで意識して練習をすることが可能です。
ゲーム性があるので、ついつい「もう1回挑戦!」と練習が続けられてしまうのもポイント。自分の発音も高精度で判定してくれるので、効果的に発音のスキルアップを図ることができます。
ほかにも発音の練習に活かせるアプリは多数あるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
リーディングの練習にはPOLYGLOTSの「レシピー」というアプリを使うといいでしょう(iOS/Android)。BBCやHuffington Postなどの海外媒体のニュースを読むことができ、「ペースメーカー」を利用したリーディングスピード調整も可能。
例えば、「1分間に200単語読む」ように設定すれば、そのスピードで英文を読めるように画面を自動でスクロールしてくれます。1分単位で読んで理解できる語数を増やしていけば、リーディングスキルは格段に上達していくことでしょう。
リスニングの練習でオススメなのは、「VOA Learning English」というアプリです(iOS/Android)。幅広いトピックを、ゆっくり目に読み上げてくれます。もちろん、スピードを速めることも、遅めることも可能なので、自分のレベルに合わせてリスニングをすることができます。
アプリではスクリプトも表示されますから、最初はこちらを確認しながら英語を聞くことに慣れましょう。その後、スクリプトを見なくても内容を理解できるよう、少しずつ練習していきましょう。
英文法は、英語を操る上で欠かせないスキル。この英文法をマスターするのにオススメなのが、「早打ち英文法」です(iOS/Android)。
このアプリのなかでは、例えば「現在進行形」という単元を選ぶと、センテンスが1句ずつバラバラに表示されます。これらを意味が通じるように、順番通りに早打ちすることで、英文法を習得していくことができるのです。英文法と聞くと難しそうなイメージがありますが、このアプリはゲーム性があるので、楽しみながら続けられるはず。
「英語の勉強は膨大で果てしない…」
そう思っている人向けに、この記事を用意しました。記事のなかでも何回かお伝えしていますが、まずは今の自分のレベルを見極め、そこからどんな道筋を進めば目標に辿り着けるのかを明確にしましょう。
また、ここでご紹介した学習方法はほんの一握り。
学習法や学習ツールは日々進化していますので、自分にぴったりのものを見つけて、継続することを意識してみてください。