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いまから本腰を入れたいあなたへ。目的別の英語学習方法まとめ6選

いまから本腰を入れたいあなたへ。目的別の英語学習方法まとめ6選

英語を上達させるための勉強はスポーツのトレーニングに似ているとよくいわれます。

同じ走るにしても、マラソンに挑戦したいなら1日20kmをゆっくり走ったり、脂肪燃焼ダイエットが目的なら緩急をつけて走りこむなど、目的に応じてやり方は変わってきますよね。

英語の勉強もそれと同じ。

基礎トレーニングとして、ボキャブラリーを増やしたり文法をしっかり身に付ける勉強も大切ですが、TOEICなどの試験で良いスコアを取りたい人と、英語をもっとスムーズに話せるようになりたい人では勉強方法は変わってきます。

つまり、もし目的にあった学習方法を実践できていないとしたら、何年勉強しても思ったほどの効果は出ません。そして「英語力の伸び」を感じないため、モチベーションが下がり勉強自体がつまらなくなり、途中で投げ出してしまうことも起こりえるでしょう。

そうはいっても、自分の目的と今の学習法が合っているかわからないし…と思う方もいるかもしれませんね。そこで今回は、さまざまな英語学習の目的の中から6つに的を絞って、それぞれに最適な学習方法を紹介します。

1.TOEICや英検などで良いスコアを取りたい

1.TOEICや英検などで良いスコアを取りたい

TOEICや英検などの試験は、目標とするスコアにもよりますが「英語の基礎をきっちり身に付ける」ことと「試験対策」が大切です。

まず英語力を上げるためには、中学生英語の単語と文法を徹底的にマスターしましょう。それを踏まえた上で覚える単語や文法の幅を増やしていくとより効果的です。

そして「試験対策」として、自宅で時間を計りながら、過去問を本番の試験さながらに何度も何度も解いてみてください。TOEICの場合、120分必要です。そのあいだ誰にも中断されないよう注意してくださいね。

そうすることで「2時間の試験を受ける」ことに対して一種の持久力が身につきます。すると時間配分がわかってきたり、試験のパターンがしっかり身につきます。

2.洋書や海外のメディアを読めるようになりたい

2.洋書や海外のメディアを読めるようになりたい

洋書や海外のメディアを読めるようになるために必要な英語力は「リーディング力」ですね。今まであまり英語の文章を読んでいなかった人がいきなり長文を読むのはなかなか難しいです。

そこでオススメするのが「パンダ読み」と「キリン読み」です。
 

パンダ読みとは

パンダ読みとは、自分の英語力より少しだけレベルが高い本と、自分の英語力より少しだけ低い本を交互に読んでいく学習方法です。

少しだけ難しい本を読むことで英語力を伸ばし、簡単に感じる本で自分が英文をスラスラ読めているという達成感を味わうことで、モチベーションを上げることができます。
 

キリン読みとは

キリン読みとは、自分が興味のあるジャンルや得意なジャンルの中から少しだけ背伸びした本を選び読む方法です。

例えば料理が好きな人は料理のレシピ本、写真撮影が好きな人は写真の撮り方などが書かれている本を選ぶとよいでしょう。

不思議なもので、自分が興味のあるジャンルや得意なジャンルの本を使うと、学習用の書籍や小説などを読むよりも英文がすんなり頭のなかに入ってきます。

3.映画を字幕なしで観たい

3.映画を字幕なしで観たい

「映画を字幕なしで見る」なんともかっこいい響きですね。

映画を字幕なしで観る場合、その映画のジャンルによって難易度が違ってきます。そのため、慣れないうちは難易度が低めのジャンルを選びましょう。

例えばファンタジーやSF映画は非日常的な単語がよく出てくるため意外と難易度が高く、一方、恋愛映画やラブコメティーは日常的な単語が多く使われているので難易度が比較的低めです。

また、ディズニーアニメは子供が観ることも考えて作られているので、使われる単語や言い回しがわかりやすく、さらにセリフも非常に聞き取りやすいのでお勧めです。

その他、原作を読んだことがあったり、一度日本語字幕で観たことがある映画もストーリーを追いやすいのでぜひお試しください。特に原作を英語で読んでおくと使われている単語がある程度頭に入っているので理解度が全然違います。

4.英語をもっとスムーズに話せるようになりたい

4.英語をもっとスムーズに話せるようになりたい

相手の言っていることはある程度わかるのに、自分の気持ちを上手く伝えられない。英語学習を進める上ではよくありますね。

英語が口からスムーズに出てくるようにするためには英語を話すこと自体に慣れることと、「英語を話すときの口の動き」に慣れる必要があります

そこでお勧めするのが「音読」と「ものまね」です。

まず、1日5分でも10分でもいいので、英語の文章を音読しましょう。そのときの英語は自分のレベルより少し下の、楽に読めるものでかまいません。

そして、音声CDやDVDが付いたものを選びましょう。ネイティブの音声をよく聞いてしっかり覚え、音読するときは発音はもちろん、音の強弱や話すリズムなどを「ものまね」します。そうすることで自然と英語独特のリズムや息継ぎのポイントが身についていきます。

毎日少しずつの音読でも1ヶ月2ヶ月真剣にやり続けると口が英語を話すことに慣れて、始めた時よりずっとスムーズに英語を話せるようになっているはずです。

5.英文メールをスラスラ書けるようになりたい

5.英文メールをスラスラ書けるようになりたい

日本人でも日本語で文章を書くのが苦手な人がいます。

なぜ日本語がネイティブの日本人なのに、日本語で文章を書くのが苦手なのかというと、書くことと話すことは別物だからです。文章を書き慣れていない人は例え母国語の日本語であっても書くことに苦手意識を持ってしまいます。

それと同じことが英語でもいえます。英語をかなり話せる人でも英文を書くのは苦手という人は意外と多いもの。

英文をスラスラ書けるようになるための近道は、使える言い回しをたくさんストックすることです。では、使える言い回しはいったいどこにあるのでしょう。

職場の場合、同僚からもらったメールや先方からのメール、その他SkypeやLineなどメッセンジャーでのやり取りがとても参考になります。自分が関わっている仕事にまつわる言い回しがたくさん盛り込まれているので、何気なく読み流さずに、気になる言い回しは書き出すなどしてあとで使えるようにしておきましょう。

そして、書き出してストックした言い回しは率先して使っていくことで自然と身についてきます。

その他、「Lang-8」というサービスもお勧めです。このサービスでは、自分の文章をLang-8上で公開すると、世界中のネイティブスピーカーが英文を添削してくれ文法間違いなどをチェックしてくれます。

6.海外旅行で困らない英語力を身に付けたい

6.海外旅行で困らない英語力を身に付けたい

海外旅行に行くのは楽しみだけど、自分の英語が通じるか、相手の言っていることが分かるか少し不安ですよね。

そんな時にオススメの勉強方法は、とにかく旅行のシチュエーションに合わせた英語を集中的に学ぶこと、旅行先の情報はできるだけ英語で読んで仕入れることです。
 

シチュエーションごとに英文を書き出す

まず海外旅行で英語を使うシチュエーションを書き出してみましょう。

  • 行き帰りの機内
  • 入国審査
  • バスやタクシー、電車に乗るとき
  • ホテルなど宿泊施設
  • レストラン

すると、意外とシチュエーションはそんなに多くないことがわかります。

そして、そのシチュエーションごとに「自分が言うこと」と「相手が言うこと」を想定しながら「日本語」で書きだしてみてください。

あとはどんな風に英語で言えば良いのか、旅行ガイドブックや旅行英語の本を参考にしたり、オンラインで探して日本語の下に英文を書いていきます。これだけでかなりの勉強になるうえに、旅行中にその紙を持って行くと立派なトラベル英会話集として役立ってくれます。
 

情報は英語で仕入れる

旅先の情報をずっと日本語のガイドブックで調べていると、現地に到着してから「目的地を英語で言えない」なんてことになりかねません。

そこで旅に出る前から旅行先の情報はできるだけ英語で仕入れて、頭を少し英語モードにしていきましょう。英語の旅行情報誌やウェブサイトを読んでいると旅行にまつわるさまざまな単語や言い回しも覚えることができるので、「これは使えそう」と思うものはメモしておきましょう。

まとめ

英語の勉強はただ漫然と進めるといつまで経っても効果が出ません。

必ず何か目標を持ったり、自分が英語を使うシチュエーションを具体的にイメージするだけで、英語をどう勉強すればいいのか具体的な方針が見えてきます。

今回は6つの目的に的を絞った勉強方法の一例を紹介しましたが、やり方は人それぞれです。今回紹介したものをヒントに自分なりのやり方をぜひ探してみてくださいね。