英語が”ペラペラ”になるまで何年かかる?私の語学習得の道すじと苦労。

語学習得の道すじと苦労

こんにちは、ドイツでフリーランサーとして活動しているwasabi(wasabi_nomadik)です。

小学校3年のときから英語を習い始めた私は、英語との付き合いは16年になります。曲がりなりにも英語を使った仕事をしていることもあり、英語を勉強している人によく聞かれるのは「英語がペラペラになるまで何年かかった?」という質問です。

先行きが見えなくなることもある語学学習ですが、今回は私がたどった体験談をシェアしながら、私が考える語学習得のコツと気楽に構える気の持ち方を紹介したいと思います。
 

方法論ばかりにとらわれていた学習初期

方法論ばかりにとらわれていた

現在ドイツに住みながらフリーランスの英日翻訳家として活動している私ですが、私が最初に英語を習い始めたのは遡ること小学校3年生のとき。仲良しの友達が英会話を始めるというので、真似して一緒の教室に通い始めたことから英語にハマって現在に至ります。

その教室はフィリピン人の先生が教えていたのですが、1年近く通った後に仲良しの友達が「ネイティブの先生から英語を教わりたい」という理由で教室を辞めてしまいました。もともと友達の真似っこで通い始めた教室だったので私もつられて辞めてしまいましたが、英語自体は続けたかったので別の教室を探すことに。

しかし、いろいろなリサーチをすればするほど「この教室は〇〇がダメだ」「この教室は〇〇を目的としている人には向いていない」などいろいろな情報が出てきて教室選びや学習法選びが難航しました。

英語を学び始めた初心者によくある話なのですが、右も左もわからない最初の頃は自分にとってなにが良いのか悪いのかもわかりません。それはたいてい自分が英語でなにをしたいのかが明確になっていないことも大きな理由なのですが、だからこそ方法論にこだわりすぎてしまうということがあります。

今から振り返ってみて思うことは、自分が英語で何をしたいのか、自分にとってどんなやり方が合っているのかはいろいろな方法を試してみないと判断する基準が育たないということです。

なので、とりあえず最初のうちはあまり方法論にとらわれずに今、目の前に出された課題を無心でこなしていくことが大事だと考えています。そうして自分の中に、ある程度の知識が蓄えられればなにが自分にとって良いのか悪いのかの判断基準も持てるようになるからです。
 

国際交流でたくさんの恥をかいた学習中期

たくさんの恥をかいた学習中期

そうして私は別の英語教室を見つけ、そこから5年ほどその教室で英語を学びました。その5年はひたすら単語や文法を地道に詰め込んでいく期間でした。

地元の中学から都心の高校に入ると交友関係の範囲が広がり、外国人の友達ができるようになりました。そこで始めて私は今まで学んできた英語を実践で使うようになります。

しかし、それまではずっとテキストで勉強してきていただけだったので、実践で使うときにはすぐに単語が出てこない、文法がめちゃくちゃになってしまうなどスピーキングすることの難しさを知るようになります。

若者同士のグループで話についていけず、言いたいことが伝わらないなど悔しい思いや恥をいっぱいかきましたが、今考えると良い精神の訓練になったと思います。なぜなら、英語をペラペラ喋れること自体よりも、「恥をかくことを恐れない精神」の方が人生において英語学習以外の場面でとても役立つからです。

それは今海外で生活していても感じます。わからないことがあれば恥を恐れずすぐ聞ける、とりあえず発言してみる、挑戦してみるなど多くの面で得をしていると感じます。

なので、以前の私のように実践でのスピーキングで苦労している人は「恥を恐れない精神を鍛える訓練をしているんだ」と思って、間違いを恐れず自分の伝えたいことを発言してみてください。今では自宅にいながら手軽に英会話を楽しむことができるオンライン英会話などのサービスもありますし、練習としてぜひ有効活用してみてくださいね。

 

イギリスへ留学!英語で論文も書けるようになった学習後期

英語で論文も書けるようになった学習後期

高校を卒業し大学受験を経て大学に入ると、私の英語力はより高度になりました。そこからイギリス留学のためにIELTSという資格の勉強をして、大学3年生のときにイギリスへ1年間の交換留学を果たします。

この段階ではIELTSでの勉強の成果もあって英語で論文をかけるようになっていました。最初の3ヶ月くらいは授業でのリスニングに苦労しましたが、単語や文法など今まで基礎力をつけてきていた分、最初のセメスターが終わる頃には授業で困ることはほとんどなくなりました。

しかし、今振り返ってみても授業以外の日常生活の場面でも、リスニングは1番難関だったように思います。留学生同士で話しているならまだしも、イギリス人と話すと現地の若者しか知らないスラングや特別な言い回しなどがあってそのたびに苦労したものです。

これを克服するために私がしたことは、とにかく現地で”クール”だと言われている映画やドラマなどの作品を観まくって文化を吸収すること。個人的にはイギリスの人気ドラマ『Peep Show』やアニメ『South Park』などがおすすめです。

くだらない話も多いですが、そのぶん勉強と思わずエンターテインメントとして楽しめると思います。私は学生だったのでこうした作品を好んで観ていましたが、必ずしも若者にウケる作品である必要はありません。なんでも継続が本当に重要なので、自分が自然と好きになる作品を探してみてください。
 

結局”ペラペラ”になったのか?

ペラペラになったのか

こうして長い期間英語と付き合ってきた私ですが、人に英語がペラペラなのかと聞かれれば正直答えに困ってしまいますが「はい」と答えるようにしています。

その真意は、正確に言えば「自分の基準ではペラペラ」ということに過ぎません。自分である一定の満足がいくレベルまでには英語を運用できるようになりましたが、私の英語学習はまだまだ終わっていません。それどころか、今までの蓄積を失わないように常に上を目指していないと英語力は衰えていきます。英語の学習は永遠に終わらないのです。

そう言うと、もしかしたらやる気が一気に失せてしまう人もいるかもしれませんね。ただ、私が今の時点で自分の英語との付き合いを振り返ってみて感じているのは、どんなレベルの学習者であっても、そのレベルに応じた英語の世界があるのだということです。

どういうことかと言うと、「英語が話せる」ということはなにもイコール「高いレベルでペラペラになる」ということだけではないということです。

私たちの人生も子供時代〜大人になるまでいろいろなステージがあって、そのときの場面場面で必要に応じた言葉を話します。子供には子供なりの楽しい世界があって、大人には大人の楽しい会話があります。

英語の学習もそれと同じで、そのときの自分の英語レベルに応じた楽しみ方をすればいいのです。英語初心者は大人の会話のような高度な話し方ができない、と引け目に感じるのではなく、今自分が持っているすべての簡単な単語でどこまで高度な表現ができるか、どうやったら簡単な単語を駆使して自分の伝えたいことを伝えられるか、試行錯誤をしてみてください。

英語習得は長い道のりのあとに辿り着く終着地ではなく、自分が生きている限り永遠に続いていくものですが、同時にそれは自分のそのときのステージにあった楽しみ方があるということでもあるんです。
 

まとめ

私の場合は、英語が好きということもあって、ペラペラになることがゴールというよりかは英語学習自体が目的化しているところがあります。そもそも、「ペラペラ」ってどういう基準で誰が決めるのかもよくわからないですよね(笑)

皆さんにとって英語学習におけるゴールはありますか?

英語を使ってどんなことをしたいですか?