【雑学】他の言語には訳せない!? 世界のユニークな言語表現30選

世界のユニークな言語表現

日本語には「いただきます」など、日本文化に根差しているため、英語にはない言葉が存在します。

また、“wabi sabi(侘び寂び)” のように、ニュアンスをうまく伝える訳語がないため、日本語そのままに使われている言葉もたくさんあります。

私たちが日ごろよく使う「懐かしい」という言葉も、英語にするとなると “nostalgic” が近いようでいて必ずしもすべての場面で当てはまらないため、英訳するのに工夫が必要な言葉の一つです。

当記事では、世界の様々な言語から「訳すのが難しい言葉」をたっぷりご紹介していきます。英語で説明する際の例文も載せていますので、ぜひ話のネタにしてみてください!
 

他の言語には訳せない、世界のユニークな言葉30選

Iktsuarpok(イヌイット語)

イヌイット語

極北の氷雪地帯の先住民族の言語・イヌイット語で、「訪問者が来ることを待ち焦がれて何度も窓の外を見たり、外に出てチェックしたりすること」という意味です。

【英語で説明するなら】
To go outside or look out the window to check if anyone is coming.

Serendipity(英語)

“The Three Princes of Serendip(セレンディップの3人の王子)” という童話をヒントに生まれたこの言葉は、「意図せず偶然に、幸せや幸運が見つかること」を意味します。

【英語で説明するなら】
Unexpected good luck.

Schlimazl(イディッシュ語)

「何をやっても失敗してしまうような不運な人」。イディッシュ語は、中欧・東欧ユダヤ人の言葉です。

【英語で説明するなら】
A chronically unlucky person.

Pochemuchka(ロシア語)

「次々と質問するのが止まらない人」の意味です。

【英語で説明するなら】
A person who asks too many questions.

Kummerspeck(ドイツ語)

直訳すると「悲しいベーコン(grief bacon)」。失恋のやけ食いで増えた体重のことです。

【英語で説明するなら】
The weight gained by overeating after a romantic failure.

Cotisuelto(カリブ地域のスペイン語)

「シャツの裾をズボンに入れない男性」のことを意味する言葉です。

【使用例】
One who wears the shirttail outside of his pants.

Waldeinsamkeit(ドイツ語)

「森の中で独りぼっちになった感覚、そして自然と一体感を感じること」です。

【英語で説明するなら】
The feeling of loneliness and connectedness to nature when being alone in the woods.

Merak(セルビア語)

「日常の小さな喜びから幸せを感じること」

セルビア語の表記に使われるキリル文字で書くと “мерак” となりますが、これで “merak(メラク)” と読みます。

【英語で説明すると】
A feeling of happiness that comes from simple pleasures.

Hygge(デンマーク語)

シンプルでナチュラルな北欧ライフのキーワード、「心地良く、ぬくもりのある小さな幸せ」のことです。

英語では “coziness” という言葉で説明されることが多いですが、“hug(ハグ、抱擁)” と語源を同じくしていると言われています。

【英語で説明するなら】
A feeling of coziness from enjoying the simple things in life.

Sobremesa(スペイン語)

文字通りの意味は “over the table(テーブル越し)”。

食事と会話を大切にするスペイン文化らしく、「食事のあと、そのままゆっくり話し込む時間」を指します。

【英語で説明するなら】
The time after finishing a meal but the conversation is still flowing at the table.

Shemomedjamo(グルジア語)

グルジア語

「食事があまりに美味しくて、満腹にもかかわらず食べ続けてしまうこと」

文字通りの意味は「つい全部食べてしまった」です。

【英語で説明するなら】
To continue to eat even if you are full.

Abbiocco(イタリア語)

「満腹になった後、眠気に襲われること」を意味します。

【英語で説明するなら】
The drowsiness after eating a big meal.

Madárlátta(ハンガリー語)

「鳥が見た(Seen by birds)」という意味を持つこの言葉は、「ピクニックに持って行ったものの、食べ残して持ち帰るお弁当」のことです。

鳥たちはずっと見ていましたからね。

【英語で説明すると】
The food taken on a picnic but not eaten.

Pisan zapra(マレー語)

「バナナを食べるのにかかる時間」

【英語で説明するなら】
The time needed to eat a banana.

Pesamenteiro(ポルトガル語)

「食べ物目当てでお葬式に行く人」

【英語で説明するなら】
Someone who goes to a funeral but is actually only there for the free food.

Prozvonit(チェコ語)

「人に電話をかけておきながら、相手が出る前に電話を切ってしまうこと」。

着信履歴を残せますし、掛け直してもらえたら料金が節約できます。

【英語で説明するなら】
To call a mobile phone and let it ring once so that the other person will call back and you will save money.

Ilunga(ルバ語)

こちらは中部アフリカの国・コンゴで話されている言葉の一つ、ルバ語から。

「1回目の過ちは許す、2回目も大目に見る、しかし3回目は許さない」という意味で、コンゴでは人の名前にもなっている言葉です。

【英語で説明するなら】
A person who is ready to forgive any abuse for the first time, to tolerate it a second time, but never a third time.

Fensterln(ドイツ語)

「男性が女性の寝室に忍び込むべく、家の人に見つからないよう、窓にハシゴをかけてよじ登ること」

【英語で説明するなら】
Visit one’s sweetheart at night by climbing a ladder through her window.

Ya’aburnee(アラビア語)

文字通りの意味は「あなたは私を葬る(You bury me)」。

すなわち、「あなたなしでは生きて行けないから、あなたより先に死んでしまいたい」という愛の言葉です。

【英語で説明するなら】
The hope that you will die before someone because you cannot stand to live without them.

Viraag(ヒンディー語)

インドの代表的な言葉・ヒンディー語で、「愛する人と離れているときの心の痛み」を指します。

【英語で説明するなら】
The emotional pain that you feel being away from the one you love.

Viraha(ヒンディー語)

ヒンディー語

同じくヒンディー語で、「愛する人と離れることで、いかに相手を愛していたかに気付くこと」です。

【英語で説明するなら】
To be aware of love through separation.

Cafuné(ポルトガル語)

ブラジルで話されているポルトガル語で、「愛する人の髪に指を通すこと」

【英語で説明するなら】
The act of gently running one’s fingers through someone’s hair.

Fernweh(ドイツ語)

「ホームシック」の反対で、「旅に出たい、遠くに行きたい」と思う気持ちのことです。

【英語で説明するなら】
Longing for distant places.

Resfeber(スウェーデン語)

「楽しみにしている旅行でも、出発前は期待と不安が入り混じる気持ち」を表すのがこの言葉です。

【英語で説明するなら】
Restlessness and the mixture of anxiety and anticipation before the journey begins.

Akihi(ハワイ語)

「人に道を教えてもらったのに、歩き出した途端に道順を忘れてしまうこと」

【英語で説明するなら】
To listen to directions and promptly forget it as he/she walks off.

Pana po’o(ハワイ語)

「物忘れしたことを思い出そうとして頭を掻くこと」

【英語で説明するなら】
To scratch your head trying to remember something you’ve forgotten.

Tartle(スコットランド語)

「相手の名前が思い出せなくて、うろたえること」

【英語で説明するなら】
The awkwardness when you cannot remember someone’s name.

Schadenfreude(ドイツ語)

「他人の不幸を見聞きすることで感じる歓び」。

【英語で説明するなら】
A feeling of joy that comes from seeing or hearing about the misfortune of other people.

Jayus(インドネシア語)

「もう笑うしかないほど面白くないジョーク」

【英語で説明するなら】
An unfunny joke told so poorly that one cannot help but laugh.

Gigil(タガログ語)

「赤ちゃんや動物など、あまりの可愛いさに、触れたり抱きしめたくなってしまう衝動」

【英語で説明するなら】
The urge to pinch or squeeze something because it is irresistibly cute.

 

まとめ

言葉には、その言語を話す人たちの文化・価値観が表れます。

中でも、他の言語に訳しにくい言葉をみて行くと、思いもよらないような独特の発想や価値観があることに気付けます。

その反面、「こんなに共感できる事象なのに、なぜ他の言語にはないのだろう?」と思える言葉があるのも面白い点です。

私たちは、意思疎通の手段として外国語を学ぶことが多いですが、発想や視野を広げるという視点で向き合ってみると、また違った学びができますよ!