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世界中にファン多数!?外国人との会話が盛り上がる日本映画7選

世界中にファン多数!?外国人との会話が盛り上がる日本映画7選

イングリッシュ・スピーカーと生の会話を交わすことは、英語の上達にとってなにより大切です。でも、いざ外国人を前にしたら、自己紹介のあとすぐに会話が途切れてしまった……。そんなニガい経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

いつなんどき英語を話すチャンスがおとずれるとも限りません。盛り上がりそうな共通の話題を用意しておくと、相手との距離も一気にちぢまります。そして、万国共通で盛り上がるのが、エンターテイメントの話。なかでも、映画ネタはテッパンです。

そこで今回は、往年の特撮映画から日本が世界に誇るアニメ作品、ハリウッドでもリメイクされたホラー映画など、ぜひ会話のネタとして持っておきたいおすすめ日本映画を7つご紹介します。

1. ハリウッド版も大ヒット!元祖怪獣映画『ゴジラ』シリーズ

1954年の第1作公開から続く、日本が誇る特撮怪獣映画『ゴジラ』シリーズ。日本に来たことがない海外の方でも、ゴジラは知っていることも多いので驚きです。

それもそのはず、ハリウッドで2度にわたりリメイク版が作られているんです。さらには、人気TVアニメ『ザ・シンプソンズ』や映画『オースティン・パワーズ』にパロディシーンが登場するなど、エンターテイメントの世界全般で愛されている作品です。

ただ、発音には要注意。日本のようにそのまま「ゴジラ」とは発音せず、英語では “Godzilla(ガッジーラ)” となります。とはいえ、2014年版のリメイク作に出演した渡辺謙さんは、監督からの要望を断り、劇中でも日本流の発音を貫いたんだとか。

2. 唯一のアカデミー賞受賞作品『千と千尋の神隠し』

『となりのトトロ』や『風の谷のナウシカ』などの傑作で知られる、アニメ制作会社「スタジオ・ジブリ」。海外でもファンが多いため、ジブリ映画ならどれも会話のネタとして困ることはありません。

なかでも、海外での評価が特に高いのが『千と千尋の神隠し』。色彩描写の細かさ、日本独特の風土や信仰を描いたミステリアスな世界観が支持され、日本の作品で唯一アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しました。ちなみに、英語での題名は『Spirited Away』です。

ディズニー映画も世界中で愛されていますが、ジブリ映画にはそれとはまた違う日本ならではの繊細さがありますよね。

3. ジャパニーズホラーの代表作『リング』

ジャパニーズホラーと聞いて海外の人がそろって思い浮かべるのが1998年公開の『リング』です。アメリカでもリメイク版『ザ・リング』がナオミ・ワッツ主演で2002年に公開されました。

観た1週間後に死ぬという呪いのビデオをめぐるストーリーも印象的ですが、なかでも記憶に残るのが、白装束に黒髪姿の貞子が体を引きずるように迫るシーン。観る人を恐怖の底に落とし込み、当時、「貞子」は社会現象になりました。

日本のホラーのじわじわくる心理描写は、海外ホラー映画にはない独特のもの。『リング』を筆頭に、各国のホラー映画の怖さの質の違いについても話してみると、新たな発見があるかもしれません。

4. ハリウッド版リメイクも製作予定の『デスノート』

漫画にアニメに映画版と一大ブームを巻き起こした『デスノート』も、海外での知名度が高い作品の一つ。名前を書かれた人が死ぬ「デスノート」をめぐり、ノートを手に犯罪者を裁く八神月と、月を阻止しようと捜査を続ける天才探偵「L」の知能戦が描かれます。
猫背で甘党のいかにもマンガ的なキャラクターの L は、海外でも変わらぬ人気ぶりです。

現在、ハリウッドでリメイク版の製作も進んでおり、アメリカドラマ『Heroes/ヒーローズ』に出演した日本人俳優 マシ・オカがプロデューサーを務めるとのこと。
マシ・オカは、海外のエンターテインメント業界で、なかなかアジア人俳優が起用されない背景を振り返り、「日本人のキャスティングに尽力したい」と述べています。

もしかしたら、ハリウッド版『デスノート』で、日本人俳優が活躍する姿を観られるかもしれませんよ。

5. “世界のキタノ”も出演!稀にみるバイオレンス作『バトル・ロワイヤル』

2000年に公開された『バトル・ロワイヤル』。中学生同士が殺し合いをするタブーなテーマに、少年犯罪が強く問題視されていた時代背景も相まって、社会的にも話題を呼びました。

公開から15年が経ちますが、2012年のハリウッド作『ハンガー・ゲーム』シリーズが話題になると、内容が似ているとして『バトル・ロワイヤル』もリバイバルブームを迎えることに。

海外ではコメディアンより映画監督として知られる “世界のキタノ” こと北野武も出演しているので、彼の監督作品についても話を広げるられますね。

6. 日本人がヘヴィメタ!?意外な組み合わせがささった『デトロイト・メタル・シティ』

外国の方からすると、物静かで線の細い日本人とヘヴィメタルはなかなか結びつかないそう。だからこそ、普段はオシャレでポップな音楽を好む主人公・根岸崇一が、カリスマメタラー “クラウザー” となりステージで暴れまくるさまは、国を問わず爆笑を呼ぶようです。

また、タイトルになっている「デトロイト・メタル・シティ」は、アメリカ発ヘヴィメタルバンド KISS の有名な一曲から取られています。自国の映画の話から、濃〜い音楽の世界へ。国境を越えて、趣味の世界がつながりますね。

7. ロリータにヤンキー!日本独自の文化がつまった『下妻物語』

ロリータ・ファッションとヤンキーという日本独特の文化を紹介するのにぴったりなのが『下妻物語』。海外では名前を変え『Kamikaze Girls』として知られています。

作品としての評価も高く、カンヌ映画祭をはじめ数々の映画祭で上映されました。原色やパステルカラーを多用した色調や、アニメーションを差し込んだ独特の手法もその理由のひとつ。
ロリータ・ファッションは「クール・ジャパン」として海外にも広がっていますが、単に “不良” の一言でかたづけられないヤンキー文化は、意外と説明が難しいもの。

作品の力を借りつつ、国独特の文化について理解を深め合いましょう。

さいごに

海外ともなじみの深い、7つの日本映画をご紹介しました。

2020年にはオリンピックも近づいています。日本を訪れる外国人とともに、自国の文化について紹介する機会も増えていくでしょう。映画という世界共通の話題を筆頭に「英語でアピールできること」のレパートリーを増やしてみてくださいね。