突然ですが、あなたにとって「英語が話せる人」はどんなイメージでしょうか?言いたいことがスラスラ言えて、難しい単語をたくさん知っている人ですか?
確かに、言いたいことをちゃんと伝えられる人は「英語が話せる人」かもしれません。しかし日常の会話をする上では、難しい単語をわざわざ使う必要はないんです。
それどころか、実際にネイティブが話している英語をじっくり聞いてみると、中学生でも分かるような単語やシンプルな表現で会話をしているのが分かります。
今回は、その中でも特に使い勝手のいい "get" に焦点を当てて、シチュエーション別に普段の生活で使える、とっても役に立つ表現をたくさんの例文とともにお届けします!
生活で使える “get”
天気や体調のことは "is getting" や "am getting" を使うと「〜になってきた」というニュアンスを表現できます。例えば "I’m sleepy" だと「眠い」ですが、"I’m getting sleepy" だと「眠くなってきた」という感じです。
また13〜15のように、風邪や頭痛・腹痛など何かの症状に「かかる」も "get" で簡単に表せます。
コミュニケーションの中で使える “get”
"get" は「(相手の言ったことが)分かる」という意味で非常によく使われます。
また、自分の発言を誤解してもらいたくないなぁという場合には "Don’t get me wrong, but …" という前置きをしてから話す、というテクニックも覚えておくと便利です。
交通機関関連で使える “get”
車・バス・電車・タクシーなどの交通機関は "take" だけではなく "get" もよく使います。
「乗る」「降りる」にはちょっとしたポイントがあって、電車やバスは "get on/off" で表し、車やタクシーは "get in/out of" と使い分けます。
"got caught in the traffic" は渋滞で遅れてしまった時の定番の言い訳フレーズです(笑)
仕事で使える “get”
昇進や就職などは基本的に "get" で表します。
「〜を済ませる・仕上げる・終える」を表現する時によく使われる "get 〜 done(finished)" も職場ではお役立ち表現です。
「誰かに〜させる・してもらう」の "get (人) to do" はビジネスでもよく登場する表現なので覚えておきましょう。
友達との会話やお店で使える “get”
友達とのたわいのない、ちょっとしたおしゃべりも "get" を使えばここまで表現できます。
"get here(ここに着く)" は "get there" や "get home" に応用して、日常の会話でも使えますよね。「おごる」も英語で表現するのは一見難しそうですが、お会計の時に "I’ll get it" と言えばOK。
"I gotta go(行かなくちゃ) " の "gotta" は "have got to" のカジュアルな表現です。
まとめ
いかがでしたか? "get" は「ゲットする」という基本的な意味以外にも、いろんな場面で使えるとっても便利な単語です。
「これは何の "get"?」と難しく考えないで、フレーズで覚えてしまいましょう!口と耳が覚えるまで何回も口に出して練習してみると、いざという時に会話でスッと使えます。
今回紹介した例文は単語を入れ替えるだけで様々な場面で幅広く応用できるので、早速覚えてレッスンや友達との会話で使ってみて下さいね!