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「もっと英語が話せたら…」消極的な私を変えてくれたオンラインレッスン|池田瑛里香さん【ユーザーインタビュー Vol.21】

「もっと英語が話せたら…」消極的な私を変えてくれたオンラインレッスン|池田瑛里香さん【ユーザーインタビュー Vol.21】

これまで当ブログのユーザーインタビューでは、“英語を習得することで人生を大きく変えた”人たちのストーリーを多く紹介してきました。

今回お話を伺った19歳の池田瑛里香さんもその一人。池田さんは先天性の障がいにより車椅子生活を送っていますが、つい数年前まではそのことがコンプレックスとなり、何事にも消極的だったと振り返ります。

「そんなとき、インターネットを通して外国人の友達ができました。彼らとチャットをする中で、もっと英語が話せたら…という思いが強くなり、車椅子でも自宅で英会話レッスンを受けられるオンラインサービスを利用することにしました

DMM 英会話をスタートして約3年。
今夏からはアメリカ留学に旅立ち、卒業後は障がい者と企業の橋渡しをしたいと話す彼女の想いに、きっとあなたも心を打たれるはず。

自分で“初めて”選択したアメリカ留学

ー よろしくお願いします。
まずは簡単な自己紹介をお願いします。

去年(2017年)の3月に高校を卒業して今19歳の池田瑛里香です。今年の8月からアメリカのノースカロライナ州に留学予定で、それまでは自宅学習をしながら塾講師のアルバイトや、国際交流センターで外国籍の子供に日本語を教えるボランティアなどをしています。

 
ー アメリカではどういったことを学ぶ予定なのですか?

もともとは障がいを持っている当事者として、社会学や心理学を学んで同じ境遇の人たちの助けになりたいと思っていたのですが、色々と調べたり考えたりしていく中で、今はビジネスや経営学を学ぼうと考えています。

と言うのも、経営者は障がい者を雇用して社会貢献したいと考える一方で、企業として利益も出さないといけないというジレンマを抱えていると思っていて、そこの部分の課題に対して、経営学を勉強して経営視点を持つことで、解決策を提案できたらなと思っています。

 
ー 素晴らしいビジョンですね!
なぜ日本の大学ではなく、アメリカの大学に留学することにしたのですか?

以前からアメリカの大学のシステムについてはなんとなく知っていましたが、いつか行けたらいいなという感じでした。高校が大学受験重視の学校だったということもあり、初めは周りと同じように東京都心の大学に行こうと思っていました。でも車椅子なので通学だけでも大変で、アルバイトとか何もできずに終わっちゃいそうだなあって…。

それで日本の大学選びに行き詰まっていたときに、アメリカ留学のことを思い出して色々調べてみたところ、アメリカの大学は障がい者でも入りやすい環境であることを知りました。また、実際に留学された方から奨学金プログラム等についてお話を聞き、アメリカ留学を考えるようになりました。

 
ー 留学する上で不安はありませんか?

直接見に行ける日本の大学と違い、私は通う予定のアメリカの大学をまだ実際に見たことがなく、海外自体も初めてなので本当に未知の世界です。

また向こうでは寮に住むのですが、今までずっと両親と暮らしてきたので、そういった生活面が少し心配です。

 
ー 英語面はどうでしょうか?

「英語大丈夫なの?」って周りにもけっこう言われるのですが、DMM 英会話を通して外国の人とたくさん話したからなのか、不思議と英語に対する抵抗はなくて。それもあって、アメリカ留学をスムーズに決断できたのかなと思います。

 
ー 英語面での不安がないのは大きいですね!
留学をすると言ったとき、ご両親や周りから反対はありませんでしたか?

反対はありませんでした。もちろん心配はしていると思うんですけど、今まではエレベーターがある学校や近くの学校を選ばざるを得なかったので、今回の大学選びのように、「私が自分で選んだ学校に行く」ということが嬉しかったのだと思います。

オンラインだからこそ気づけたコミュニケーションの楽しさ

ー 次に英語についてお聞きしたいのですが、英語に興味を持ったのはいつ頃でしたか?

中学に入り英語を習い始めた頃は、そこまで英語が大好きだったわけではありませんでしたが、勉強していくうちに、他の科目と比べて英語が得意だということに気づきました。

それで、例えば英語の翻訳の仕事であれば歩けなくてもできるので、なんとなくですが、「将来は英語を使って仕事をするのかな」とぼんやり考えるようになったのだと思います。

 
ー なるほど。
DMM 英会話を始めたのは、何かきっかけがあったのですか?

高校1年生のときに、日本が好きな外国人と外国人とコミュニケーションをとりたい日本人が交流できるサイトを友達に教えてもらい、面白そうだったので登録してみたんです。すると、その中で年齢が近くて気が合う何人かと知り合うことができ、英語でやりとりをするようになりました。

やりとりする相手はノンネイティブの人が多かったのですが、みんな自分と同じくらいの年齢なのに英語を話すのも書くのもすごく上手で。それで「なんでだろう。学校の勉強だけじゃ足りないのかな」と考えたときに、ふと DMM英会話のCMを思い出してやってみることにしたんです。

 
ー DMM英会話を始めたとき、不安や戸惑いはありませんでしたか?

始めた当初は "I like〜" レベルの英語しか話せなかったので、本当に緊張の25分でした。でも今はリラックスしてレッスンを楽しむことができているので、慣れってすごいなと思っています。

 
ー やはりみなさん、最初は緊張しますよね!
レッスンを受講される頻度や、使っている教材などを教えてください。

レッスンはほぼ毎日受けています。先生はヨーロッパの方が多いですね。英語を大学で学んだ先生を選ぶようにしています。

教材は『ディスカッション教材』を一通りやって、最近使っているのは『デイリーニュース』です。 『デイリーニュース』を使うときも、記事を読むのは事前にしておいて、レッスン中はディスカッションに重点を置けるようにしています。

 
ー 『デイリーニュース』のテーマって、日本語でも自分の意見をどう言えばいいか分からないときないですか?

レッスン前にニュースを読んでみて自分の意見がうまくまとまらないときは、そのトピックに関連するネット記事や英語雑誌を探して読んだりして、議論で使えそうな表現や知識をピックアップするようにしていますよ。

 
ー しっかりと予習されているんですね!
レッスンを毎日続けるモチベーション維持のコツみたいなのはありますか?

やはり先生の中にも優しい先生と厳しい先生がいるので、ストイックに厳しい先生のレッスンばかりを毎日入れるのではなく、優しい先生も入れながらうまくバランスをとることが大切かなと思います。

あとレッスン内容に関しても、私の場合は、頭を使うディスカッションばかりではなく、たまにフリートークの回を作ることでバランスをとるようにしていました。

 
ー 思い出に残っている先生やレッスンはありますか?

歌手活動をされているフィリピンの女性の先生がいて、私の好きな曲を言ったらレッスン中に熱唱してくれたんです。それがすごい嬉しかったですね!

「次は一緒に歌おうね」って言われたんですが、私はすごく歌が苦手で…それ以来、その先生のレッスンを取るのをためらってしまっています(笑)。

 
ー フィリピンの先生は陽気な方が多いですよね!
アメリカの大学を受験される際に TOEFL のスコアが必要だったと思うのですが、DMM 英会話のレッスンがどのように役立ちましたか?

TOEFL って自分の意見を話したり書いたりしないといけない試験なのですが、オンラインレッスンで毎日ディスカッションの練習をしていたおかげで抵抗なくできたということが一番役に立った点です。それにより単語などのその他の学習に集中することができました。

あと、私はあまり英単語を書いて覚えるのが好きじゃないので、TOEFL 学習で覚えた単語をレッスンの中で実際に使ってみて頭に入れるようにしていました。

また、TOEFL 以外の成果としては、こないだビザを取るための面接があったのですが、想定外の質問にも臨機応変に答えることができました。


ー 池田さんにとって、オンラインでのレッスンの魅力はどういった部分ですか?
オンラインだと、車椅子がビデオに映らなくて、顔しか相手に見えないじゃないですか。私はすごいそこが好きなんです。

DMM英会話を始めるまでは人と話すときに自分が車椅子だというのを忘れられたことがなくて。人と話をしているときに、私じゃなくて車椅子を見ているんじゃないかって感じることも多く、コミュニケーションを思い切り楽しむことができませんでした。

でもオンラインでのレッスンであれば、「私は車椅子に乗っているんだ」とわざわざ言う必要がなくて、純粋に会話だけを楽しむことができるので、それによってコミュニケーションの楽しさを知ることができたのがとても嬉しかったです。

このことは今やっている塾講師のアルバイトにも繋がっていて、英語を通して、オンラインコミュニケーションを通して、話すことの楽しさを感じられたからこそできているのだと思います。

私を変えてくれた IT をもっと身近に

ー では今後について、英語とアメリカでの学生生活の目標を教えてください。

英語に関しては、今は以前と比べて「完璧じゃなくても通じればいいかな」と少し雑になってきている部分があるので、文法などをもう一度しっかりと身につけて、誰が聞いても日本人の英語って分からないくらい話せるようになりたいと思っています。

学生生活については、勉強を頑張るのはもちろんなのですが、中学高校ではあまり自由がなくて部活などもできなかったので、大学では課外活動も積極的にやってみたいです。

 
ー 今現在は、学校やアルバイト以外で何か活動されてることってあるんですか?

今は東京でファッションと福祉を組み合わせた活動をしています。誰でも洋服に関する悩みがあると思うのですが、それをみんなで解決するためのワークショップをやっていて、例えば車椅子で着づらい洋服を直したりとか、いろんな専門職の人が集まってそれぞれの経験や知識を共有し合っています。

私みたいに人と話すのが苦手だったり引きこもりがちだった方も、洋服という共通の話題を持ってコミュニケーションの楽しさを知ることができるんです。昔の消極的な自分からは想像できないですけど、今は自分がそういった活動を促す立場にいるというのがとても感慨深いですね。

留学先の大学はいろんな国から学生が集まって来るので、世界各国のファッション事情なども調査して報告できたらいいなと思っています。

 
ー すばらしいですね!
留学後は就職される予定ですか?

アメリカの大学を卒業したら日本に戻ってきて IT 系の企業で働きたいと思っています。今までの人生を振り返って、英語学習も含めITやインターネットが私の人生を変えてくれたと思っているので、もっとITを身近なものにしていきたいです。

あと、先ほどもお話しましたが、ビジネスを学ぶことで経営という視点から、障がい者を雇用する経済的な意義も発信していきたいと考えています。

 
ー その一歩がアメリカ留学なのですね!
では最後に、読者の方に向けて一言メッセージをお願いします。

人とコミュニケーションを取るのが苦手な方や、自分にコンプレックスがあって英語を話すのをためらっている方は、是非オンラインサービスを利用してみてください。海の向こうにいる先生たちであれば、変な気遣いなしにコミュニケーションを楽しむことができますよ。

「ありのままの自分を受け入れて外に出て行こう」という人もいらっしゃいますが、そうなるためにも、まずは人と話す楽しさをオンラインを通じて知ってほしいです。英会話のレッスンなら言いたいことを事前に準備できますし、話す内容をある程度自分でコントロールできるのでハードルは低いかなと思います。

 
ー ありがとうございました!

おわりに

弱冠19歳にして一貫した素晴らしい受け答えと崇高な目標に、終始感心したインタビューでした。

生まれながらのコンプレックスを強みに変え、日々一歩ずつ、着実に前進する池田さん。

数ヶ月後から始まるアメリカ生活では、未知の困難や課題に直面することもあると思いますが、持ち前の積極性と勤勉さで乗り越えていってくれることを期待しています!