濱名 栄作
(更新)
春といえば、なんだか「やる気」がみなぎる季節。
進学や進級、また就職や転勤など新しい生活がスタートするこの季節に、心機一転、「何か新しいことを始めようかな」という方も多いのではないでしょうか?
さて、今回インタビューをさせていただいた中村恒輝さんは、1年前の春にDMM英会話をスタートした大学生。
「日本のために海外で働きたい」という夢を持ちながらも「英語が満足に話せないのがコンプレックスだった」と話す中村さんは、どのような壁にぶつかり、そしてどう乗り越えていったのでしょうか。
インタビューの最後では、お世話になったセルビア人講師への感謝の気持ちを伝えてくれました。
ー 本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
東京大学経済学部の3年生で金融について学んでいます。
もともとは法学部に進むための勉強をしていたのですが、あることがきっかけで方向転換したんです。
※東京大学では最初の2年間は「教養学部文科○類、理科◯類」に在籍し、3年次から「法学部」「経済学部」「理学部」などの学部に分かれて学ぶ。
ー そのきっかけとは?
1年生の秋から、JISC(日本インド学生会議)という日本とインドの相互理解、発展を目指す学生会議団体に参加しているのですが、その活動として2年生の夏にインドに行ったのがきっかけです。それが初めての海外でしたね。
それまでは官僚になって何か大きいことをしたいと思っていたのですが、初めての海外、初めてのインドで1ヶ月過ごしてみていろいろと考えることがあって。
インドって世界最大の民主主義国で議論好きな国民性なのに、問題が全然解決されていなくて山積してるんですよね。そのときに日本の商社やメーカーのインド支部を訪問させてもらったのですが、法律や政治よりも経済からアプローチできる問題の方が大きいんじゃないかなって思ったんです。
※JISC(日本インド学生会議)活動報告書の一部を見せていただきました。
ー 思い切った方向転換ですね!その団体にはなぜ入ろうと思ったのですか?
もともと「海外に出て世界を知りたい」という気持ちがありました。
というのも、私の父が働く会社で以前、海外支部に行けるチャンスがあったみたいなのですが、父は英語があまり得意ではなくそのチャンスを逃してしまった、と母から聞いていて…。
それがあって「僕は頑張って勉強しよう!海外に出てみよう!」という強いモチベーションがありました。
インドはどんどん成長して大きくなってきていて、僕たちが社会人になったときには世界的にもっと重要な国になるだろうな、というぼんやりとしたイメージを持っていたので、行ってみたいなと思ったんです。
ー なるほど。その団体でのコミュニケーションは英語ですよね…?
日本人メンバーのコミュニケーションは日本語なのですが、インドの学生を含めた話し合いはもちろん英語です。
英語が一番コミュニケーションをとりやすいですし、みんな上手いんですよね。特に若い世代だと訛りもなくて本当に流暢ですよ。
ー インド英語って訛りがきついと聞いていたので意外です!
中村さんはもとから英語がそれなりに話せたのですか?
受験のときは「読む」しかできなかったですね。リーディングしかできない日本の典型的な受験生のような感じだったので、スピーキングはゼロからでした。
JISCとは別に、大学1年から日米協会という一般社団法人でインターンをやっていて、大学生のメンバーが20人くらいのいるのですが、僕以外ほとんどバイリンガル、帰国子女みたいなそういう環境で…。
最初の自己紹介がみんな海外経験から始まるんですよね。でもそのとき自分は、海外経験もないし英語にもついていけないしっていうので、すごくコンプレックスに感じたのを覚えています。でもそこで刺激を受けたのはかなり大きかったと思います。
ー オンラインでの英語学習を始めたのは、そういった苦い経験がきっかけで?
そうですね。周りがみんな英語を話せるのを目の当たりにして、「これはまずい」と思ってDMM英会話を始めました。
始めたばかりの頃は、ほとんど話せなかったし聞き取れなかったので、レッスンの最中緊張で汗だくになってましたね(笑)。
ー わかります(笑)。私は今でもちょっとドキドキします(笑)。
ー 「英語を勉強しよう」と思ってから、DMM英会話以外にも試されましたか?
最初はマンツーマンの英会話教室とかも考えたのですが、学生であまりお金もないので、DMM英会話の無料体験レッスンを試してみたんです。値段が安いので正直どんなレッスンになるのか不安だったのですが、受けてみると本当に素晴らしくて。
いつもお世話になっているセルビアの先生もそうですけど、先生たちのプロ意識がすごく高いんですよね。いつもレッスン中の25分間は「全力で何かしてあげよう」という姿勢が伝わってきます。
あとDMM英会話は、講師の数が他と比べて断然多いですし、色んな国籍の先生が選べるっていうのも僕にとってはすごく良かった点です。
セルビアの先生と話すことでセルビア独特のバックグランドを知ることができましたし、団体活動でインドに行く前、インドの先生と話して、現地の英語に慣れる上でもとても助かりました。
そのように、ひとつのサービスで色んな国の先生と色んなテーマで話せるので、世界が広がるなあと日々感じています。
ー 1日どれぐらい英語学習をしていますか?
1回のオンラインレッスン(25分)と、始まる前の30分を使って、『TED』を見たり、『iKnow!』で英単語を覚えたりしているので、約1時間ですね。このセットを毎日しています。
以前は『iKnow!』を知らなかったんですけど、DMM英会話ユーザーなら無料で使えるので「これなんだろうな」と思って使ってみたんです。本当にあれすごくよくできていますよね。今もTOEFLの単語を覚えるために使っています。
※iKnow!:脳科学と認知心理学に基づいた、英語の語彙力強化のためのアプリケーション。
ー 毎日続けるのって大変じゃないですか?
「だるいなあ」とか思うときありません?(笑)
あまりないですね(笑)。
多分それは、僕自身が話したり議論したりするのが好きというのもありますし、先生がすごく熱心に教えてくれて楽しいレッスンをしてくれるから、というのも大きいと思います。
ー DMM英会話を始めて、効果を感じたのはどんなときですか?
英語を話していて、「以前は使えなかった単語や表現が使える!」と感じることが増えましたし、中でも一番大きかったのは TOEIC や IELTS などの資格試験を受けたときで、「これは違うな」と実感しましたね。
今年の9月からイギリスのウォーリック大学に留学予定で、その学校が要求する入学条件の一つに IELTS のスコアがあり受け始めたのですが、こんなにスコアが伸びるとは思っていませんでした。
※2016年9月の IELTS 試験でオーバーオール7.5を取得したときのサーティフィケイション。
また、せっかくならと思い TOEIC も受けてみたのですが、特に TOEIC 対策はせずに905点を取れたのでビックリしました!
あと、IELTS スコアだけのおかげではないと思いますが、経団連の『グローバル人材育成スカラシップ』にも採用され、返済不要の奨学金を100万円支給していただけることになったので本当にありがたい限りです。
ー すごい!すばらしい親孝行ですね!留学先では何を勉強されるのですか?また留学しようと思ったのはいつ頃ですか?
経済を勉強したいので、特に経済と数学の強い大学を選びました。留学しようと思ったのは、インドから帰ってきてしばらく経ったくらいですかね。
当時は団体の委員長としての仕事ができるようにと思って英語を勉強していて、実際はなんとかなったのですが、それはほとんどインド側のメンバーの人たちがホストとしてもてなしてくれたおかげだったんです。
本来はリーダーである自分が引っ張らなきゃいけなかったのに、何か問題が発生するとやはりインドメンバーのサポートなしでは何もできなくて…。「ふがいないリーダーだなあ」と本当に悔しい思いをしました。
それと同時に、インドの商社やメーカーを訪問した際、「将来はこういうふうに日本のために海外で働く仕事がしたいな」という目標がある程度見えてきました。
そして、もしそのように働きたいのであれば「このままではダメだ」という思いがあったので、インドから戻ったときに「留学に行こう」と考えたのは自然なことだったかなと思います。
インドでできなかった、自分が周りを引っ張ったり、周りの人たちとゼロから環境を作る、ということをできるようにならないと、商社マンのような海外で活躍するビジネスマンになるのは難しいと思うので、そうした部分も留学でしっかり鍛えたいですね!
ー 今回のインタビューを通して、ある先生に感謝の気持ちを伝えたい、とのことですが。
はい。
僕がDMM英会話を始めてから、長らくお世話になったArcher先生というセルビア人の先生がいます。
Archer先生の親身な指導のおかげで、IELTS や TOEIC の点数が飛躍的に伸びただけでなく、英語面接を伴う海外の大学の選考にも合格することができました。本当に感謝しています。
そこで先生に、僕の顔とお礼のメッセージが載ったブログを見せることで、感謝の気持ちを伝えたいんです!
ー すごいドラマティック!Archer先生はどんな方なのですか?
難しい単語を使ったり、話すのが速かったり、議論のときはモデルアンサーではなくて自分の意見で論破してきたりするような厳しい先生なので、最初は正直「何言ってるんだ?」という感じでした(笑)。
でも、そういう熱心な先生と真剣にコミュニケーションを重ねていくと、だんだんとお互いの考え方や価値観がわかるようになっていって、直接会うわけじゃないですけど、すごく親密になれるんですよね。
もう1年くらいずっと話しているので、今では挨拶のときに『コンバンハ、アニキ!』って言われます(笑)
今日はそんなArcher先生にお礼のメッセージを書いてきました。
※記事の最後に本文と日本語訳を記載しています。
ー おぉ!こんな形で自分の生徒が感謝の気持ちを伝えてくれて、先生冥利に尽きますね。感動です!
ー 今後の目標やビジョンについて教えてください。
近い将来だと、コミュニケーション面など、インドで感じた自分の至らないところを留学で克服したいですね。
もちろんそれだけではなく、せっかく経済が強い大学に行くので、社会に出て役立てられるようしっかりと勉強の方も頑張ります!
海外で活躍するためには英語ができるだけではダメなので、コミュニケーション面や実務面なども磨いていきたいなと思っています。
ー では最後に、英語を頑張りたいという学生の方は多いと思うので、そうした学生さんに向けてメッセージをお願いいたします。
学生の間は時間がたくさんあるじゃないですか。でもお金があんまりないっていう人は多いと思うんですよね。そういう人にとって一番使いやすいのが、DMM英会話のようなサービスだと思っています。
今は社会人のユーザーの方がほとんどだと思うので、僕のような学生にももっと使って欲しいですね。
例えば海外に行きたいとか留学したいとか、興味やモチベーションはあるんだけど、そのための英語資格や英語面接の選考に通らないっていう学生の人はたくさんいるんじゃないかなって思うんですよ。
そうした状況の中で、普通の学生が帰国子女みたいな人たちとのギャップを越えて、留学や海外に挑戦できる切符を手に入れるためにも、DMM英会話のようなリーズナブルで便利なサービスを有効活用して色んなことにチャレンジをしていって欲しいですし、僕自身もそうしていきたいと思っています。
一緒に頑張っていきましょう!
ー 本日はすばらしいお話をありがとうございました。