Ayaka A
(更新)
こんにちは、英会話講師のAyakaです。
近年、日本でも海外でも、カフェを街のいたるところで見かけるようになり、気軽にお茶が出来るようになりました。
他の飲食店と違い、メニューやカスタマイズが多いイメージのカフェ。日本語での注文ですら少し緊張してしまうのに、海外で、しかも英語でなんて無理!と思っている方も多いのではないしょうか。
しかし、実はカフェでのオーダーは、型を覚えてしまえば難しくありません。様々なメニューの中からご自身の定番を見つけ、現地の人みたいにかっこよくコーヒーを注文してみましょう!
コーヒーメニューは日本と海外で微妙な違いはありますが、共通している点も多くあります。一般的なコーヒーメニューを覚えてみましょう。
◯Espresso
「エスプレッソ」はエスプレッソマシンから抽出された濃厚なコーヒー。“Shot” とも呼ばれ、コーヒー感をより強めたい時は “Double Shot” などのオーダーをし、エスプレッソの量を倍に出来ます。
◯Americano / Long Black
「アメリカーノ」、「ロング・ブラック」はエスプレッソをお湯で割ったドリンク。
◯Latte
「ラテ」はエスプレッソにスチームミルクが入ったドリンク。
◯Cappuccino
「カプチーノ」はラテと似ていますが、ミルクのフォーム(泡)をより多くした物です。
◯Flat white
「フラットホワイト」はラテのフォームを逆に少なくしたドリンク。
◯Macchiato
「マキアート」はラテとの違いが分かりにくいですが、実は作り方が違うだけで、ラテと中身はほとんど一緒です。
ラテはエスプレッソにミルクを注ぐのですが、マキアートは「染みをつける」という意味があるので、スチームしたミルクの上からエスプレッソを注ぎ、白いミルクに茶色いマークを付けます。
◯Mocha
「モカ」はラテにチョコレートシロップを加えた物です。
◯Pour over
「ポアオーバー」はドリップコーヒーの事を指します。
◯Black Coffee
「ブラックコーヒー」は大きなコーヒーメーカーで淹れたコーヒーの事。ミルクやお砂糖は入っていません。
◯Cold Brew
「コールドブリュー」は挽いたコーヒー豆を長時間水に浸して抽出したドリンク。
◯Decaf
「デカフェ」はカフェインを極限まで減らしたコーヒードリンク。
◯Frappe
基本的に「フラッペ」と書かれた物は氷が一緒に砕かれている物、シェイクと様々なフレーバーやフルーツなどがミックスされている物ですが、ショップによって違いがあります。
◯Lemonade
「レモネード」はアメリカなどでは、コーヒーショップにも取り扱いがある所が多いでしょう。
◯Apple / Orange Juice
「アップル・オレンジなどのフルーツジュース」はお店によってフレッシュな物から、紙パックの物まで様々です。
◯Steamed milk / milk
「スチームミルク・冷たい牛乳」は乳幼児用に頼む方もいるようです。
◯Strawberry milk shake
「ストロベリー・ミルクシェイク」、様々なフルーツやフレーバーを使ったミルクシェイクを取り扱うショップも多いでしょう。
◯Coffee cream frappe
「コーヒークリームフラッペ」はコーヒー味のシャリシャリしたフラッペです。“Coffee” ではなく、“Mocha” などのコーヒードリンクの名前が入ったフラッペもある場合も多いです。
◯Tea
コーヒーショップでも紅茶を取り扱っているショップがあります。“Tea latte” と書かれている物はスチームミルクが入っています。
ここで注意して頂きたいのは、日本のスターバックスのショートサイズがない国もあるという事。一番小さいサイズでも、日本で言うトールくらいのサイズになる事もあるので注意しましょう。
一番少ないサイズが欲しい時は “The smallest size(一番小さいサイズ)” というフレーズが使えます。
ちなみにS、M、Lで伝えたい際、日本のようにアルファベットで伝えても通じないので、“Small, Medium, Large” で伝えましょう。
基本的に、ホットの場合は何も言わず、アイスの場合だけドリンク名の前に “Iced” とつけましょう。
有料の場合が多いですが、キャラメル、ヘーゼルナッツ、バニラなどのシロップが主流です。追加する場合は “can you add 〜 into this?(〜をこれに追加していただけますか?)” もしくは “〜 with 〜(〜を〜追加で)” と付け加えます。
元々入っているホイップクリームやソースなどを多め、少なめにして欲しい時は “Light 〜(少なめ)”、“Extra 〜(多め)”、というワードを使いましょう。
完全になくして欲しい場合は “Non/ No~” を付けましょう。
スピーディーな注文に自信がない場合、最初にトータルのドリンク数を伝えておくと店員さんも待ってくれます。
このように始めてみましょう。
ここで “first, second” を使わず “one, two…” と言ってしまうと、「ラテが1つ、シェイクが2つ」とオーダー数を勘違いされてしまうので要注意です。
何かを注文する時、話し始めは “Could I get…” “Can I get…” “Could I have…” “I’d like to have…” などのフレーズが使えます。
また、カスタマイズをして欲しい時、メニューに書いていない対応などは “Could you do…” や “Could you…” と切り出すといいでしょう。
コーヒーショップに限らず英語圏の店員さんは、一番最初に “Hi, How are you?” や “Hi, How’ya doing?” とフレンドリーに話しかけてくれます。
そこで一言 “Good, can I get…” のように、“How are you?” に対しての返事をしてあげられると素晴らしいですね。
逆に “I’m fine, how about you?” としっかり聞き返す必要もないです。場合によっては少し世間話をしても良いですが、混雑している場合は避けましょう。
店員さんのおすすめや、「本日のコーヒー」などを聞きたい場合は
(本日のおすすめ)
What’s today’s special?
「今日のスペシャルは何ですか?」
Is there any specials?
「何か特別なものはありますか?」
などのフレーズが使えます。
さらに味の特徴を聞く場合は “What does it taste like?(どんな味ですか?)” と聞いてみましょう。
◯Tart/Sour(酸味)
◯Rich(濃厚・豊潤)
◯Light note(軽い、浅炒り)
◯Caramel, Chocolaty(キャラメル・チョコレート風味)
◯Lemon, Orange(フルーツの風味)
よく聞かれる内容を覚えて、対応出来るようにしましょう!
◯For here or to go?
「店内で召し上がりますか?お持ち帰りですか?」
"For here" はお店でのイートイン、"To-go" はお持ち帰りです。
◯Anything else?
「他には何かいりますか?」
◯Any food / bakeries with your drink?
「ドリンクと一緒に食べ物・ベーカリーから何か注文されますか?」
◯Would you like them / it heated?
「(パンなどを頼んだ際)温めますか?」
◯Cream or milk on the side?
「クリームかミルクを(別で)付けますか?」
◯What’s your name? / Could I have your name?
「お名前は何ですか?」
海外のコーヒーショップでは、取り間違い防止に名前を聞かれる事が多いです。さらっと “It’s Ayaka, A-Y-A-K-A” のようにスペルも伝えるといいでしょう。
以上の事を踏まえて一連の流れを作ってみました。ぜひ参考にしてみてください。
お友達とロールプレイングしてみてみるのも良いですね。
客:Good, today, I’d like to get 3 drinks.
「元気です。今日は3つ頼みたいです」
店員:Okay.
「かしこまりました」
客:The first one is Iced mocha in small size, double shot, and with vanilla syrup.
「まずは、Sサイズのアイスモカ、ダブルショットで、バニラシロップを追加でお願いします」
店員:Great, and the second one?
「かしこまりました。2つ目はいかがいたしますか?」
客:And one strawberry banana shake with extra whipped cream, could you do that with the largest size?
「ストロベリーバナナシェイク、ホイップ多めで、一番大きいサイズでお願いできますか?」
店員:I’m sorry but you can’t choose size for the shakes.
「申し訳ございません、シェイクのサイズは選べないんです」
客:Oh I see. Which size does it come in?
「あ、なるほど。どのサイズになりますか?」
店員:Just medium size.
「ミディアムだけです」
客:Ok, That’ll do. And, what’s today’s special?
「わかりました、それでいいです。本日のおすすめは何ですか?」
店員:You can choose from House blend or Caffe Verona.
「ハウスブレンドかカフェベロナから選べます」
客:Which do you recommend?
「どっちがおすすめですか?」
店員:Well, Caffe Verona is my personal favourite.
「個人的にはカフェベロナがお気に入りです」
客:What does it taste like?
「どんな味ですか?」
店員:It has a very rich, dark flavour and it has a hint of chocolate. It goes well with milk.
「コクがあって、ダークな味でちょっとチョコレートの風味があります。ミルクと合いますよ」
客:Sounds good. I’ll take that.
「良さそうですね。それにします」
店員:Absolutely, would you like any sugar or cream on the side?
「もちろんです。サイドに砂糖かクリームはおつけしますか?」
客:Cream please.
「クリームをください」
店員:Great, do you need anything from the bakery?
「かしこまりました。ベーカリーから何か注文しますか?」
客:Oh erm… I’ll have the chocolate croissant.
「あ、えーと…チョコレートクロワッサンをください」
店員:Do you want it to be heated?
「温めますか?」
客:Yes please.
「はい、お願いします」
店員:Perfect, anything else?
「かしこまりました。他に注文はありますか?」
客:No. That’s it.
「いえ、それだけです」
店員:For here or to go?
「店内とお持ち帰りどちらにしますか?」
客:For here please.
「店内でお願いします」
店員:Ok, that makes $25.
「かしこまりました。25ドルになります」
客:Here you go.
「はい」
店員:Could I have your name?
「お名前いただけますか?」
客:It’s Ayaka, A-Y-A-K-A.
「アヤカです。A-Y-A-K-A」
店員:Ok, you can grab a seat and we’ll serve your order under that lamp over there.
「かしこまりました。あちらのランプの下でお渡ししますので、それまで座ってお待ちください」
客:Ok thanks!
「ありがとうございます!」
店員:Have a great day.
「良い1日を」
客:You too!
「あなたも!」
いかがでしたでしょうか。
私自身が生徒さんに「海外旅行でこういう場面で困って…」とよくされる質問や、覚えておくと便利なフレーズなど、皆さんに伝えたい事がたくさんあり、情報を詰め込んでしまいましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
コーヒー用語ももちろんですが、流れをつかめれば、他のファストフード店などでも同じような流れで注文出来るでしょう。
最初はシンプルなオーダーから始めてみて、慣れてきたら複雑な注文に挑戦してみる事をおすすめします。
ぜひ、フレーズやメニュー名を使いこなして、現地の人のようにかっこよくコーヒーショップでオーダーし、海外でのコーヒーブレイクを楽しみましょう!