Erik
(更新)
こんにちは、エリックです。
DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、英語のポイントだけでなく文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。
早くも2年目に突入です。今回から2018年に起こったニュースをピックアップしていきます。
さて、今年最初のニュースは『ニュージーランド人、「島」を作ってアルコール禁止令を回避』です。
ニュージーランドでは公共の場での飲酒に関する規制が多くあるそう。そんな中、新年を外で迎えようとしていた若者たちはどうにかして禁止令を回避できないかと考えた結果、彼らは「島」を作ったというのです。
島を作ったとは一体どういうことなのでしょうか?早速見ていきましょう!
2018年、一発目に選んだデイリーニュース記事はこちら。
"New Zealanders Build 'Island' to Avoid Alcohol Ban"
『ニュージーランド人、「島」を作ってアルコール禁止令を回避』
January 8, 2018
上記ニュースより英文を一部抜粋し、単語や文法等の解説を交えながら、関連情報やネットの反応を見ていきましょう。
全文はこちらからご確認いただけます。
"carry" は「運ぶ」で、 "carry a fine" は「罰金を科す」です。
砂で島を作るってどういうことなのでしょう…?
その島がこちら!
New Zealanders build island in bid to avoid alcohol ban https://t.co/dacPjMiuD2
— BBC News (World) (@BBCWorld) January 1, 2018
ニュージーランド人、アルコール禁止令を回避しようと島を作る
ぎゅうぎゅうですね。
"booze" は「お酒」を意味する口語です。
"cold one" は口語で「(冷えた)ビール」のこと。
地元民は島を作った理由を、その島が「国際水域」上にあることからニュージーランドの法律(飲酒禁止令)が無効になるから、と冗談っぽく解釈。
実際には国際水域ではないでしょうけれど、なかなか独創的で楽しそうな発想ですね。
"stunt" はここでは「風変わりな行為」の意味。その他に「離れ業」の意味もあります。「スタントマン」は後者ですね。
現地警察は若者たちのクリエイティブさを賞賛までしているよう。お咎めなしなら私も参加したいです。
ニュージーランドでは18歳からお酒が買えますが、実は「飲酒」の年齢制限はないそう。しかしこれには親などが許した場合のみなど、いくつか条件はあるようです。
また、泥酔者に酒を売ってはいけない、という法律もあり、お酒に関する規制は売る側の責任も問われるようです。
日本では花見のシーズンなど、外でお酒を飲むのは割と普通のことのように思えますが、ニュージーランドでは多くの場合、公共の場での飲酒は禁止されています。
各自治体によってその規制内容は異なるようなので、ニュージーランドへ行く際は注意が必要です。
今回のニュースは、年越しのお祝いにどうしても外でお酒が飲みたかった若者たちが知恵を絞った努力の結果とも言えますね。
この「珍事件」は地元メディアだけでなく、ネットで広く拡散され、世界各国から反応がありました。いくつか見ていきましょう。
So proud to be a New Zealander
— Trazza (@Trazzzza) January 2, 2018
ニュージーランド人であることを誇りに思う
"proud to be 〜" は「〜であることを誇りに思う」という意味の表現。
Thinking outside the box good work guys
— Robbie Shaw (@iamrobnz) January 2, 2018
常識にとらわれない、素晴らしいよ
"think outside the box" は直訳すると「箱の外を考える」で、「既存の枠・常識にとらわれない考え方をする」「創意工夫をする」の意味。 "good work" は「よくやった」のニュアンス。
Kiwi ingenuity ?? pic.twitter.com/McpWDH1tbS
— Dennis | vDanzo ?? (@Danzo275) January 2, 2018
ニュージーランド人の独創性
"Kiwi" は口語で「ニュージーランド人」のことです。
— theTrain_Guy (@adamqlawson1) January 2, 2018
いかがでしたか?
2018年最初のニュースは新年を楽しみたい若者たちの話でした。世界各国で新年のお祝いが行われますが、全ての国が日本のようにどこでも飲酒可能というわけではないのですね。
ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。
それでは今年ももデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!