【君は僕の目のリンゴだよ…?】食べ物を使ったイディオム18選

食べ物の英語

突然ですが、英語で「それってすっぱいブドウだよね」「君は僕の目のリンゴだよ」などと言われたら、何のことか分かりますか?

実はそれぞれ、あることを意味するイディオムなんです。

今回は、知っておくと会話が少し楽しくなる《食べ物・飲み物にまつわるイディオム》を、18個厳選してご紹介します!

1. Cake(ケーキ)

a piece of cake

簡単なこと

直訳すると「ケーキひと切れ」ですが、これで「とっても簡単なこと」を表します。「お茶の子さいさい」や「朝飯前」と訳されることもあります。

《例文》
Drinking five liters of beer is a piece of cake for me.
「ビールを5リットル飲むなんて、お茶の子さいさいだよ」

“cake” ではなく、“pie” を使った “as easy as pie” も同じく「とても簡単な」を表すので、いつも “a piece of cake” ばかり使っている方にはこちらもおすすめです。

《例文》
A:How was the exam?
B:It was as easy as pie!

A:「試験、どうだった?」
B:「めっちゃくちゃ簡単だったよ」

2. apple(りんご)

the apple of one’s eye

非常に大切にしているもの(人)

ここでの “apple” は「瞳」のことを指しています。「他の何よりも大事なもの(人)・かけがえのないもの(人)」という意味で使われるフレーズです。

《例文》
You are the apple of my eye.
「君は僕にとって誰よりも大切な人だよ」

3. salt(塩)

take 〜 with a pinch/grain of salt

〜を話半分で聞く

もともと “a pinch of 〜” は「ひとつまみの〜」“a grain of 〜” は「ほんの少しの〜」という意味を持っています。
このフレーズは、「(話を)すっかり完全に鵜呑みにしない」という意味で、口語でよく使われるフレーズです。

《例文》
You should take what he says with a pinch/grain of salt. He always exaggerates.
「彼の話は全部信じちゃいけないよ。彼っていつも大袈裟に話すから」

4. tea(お茶)

(not) one’s cup of tea

自分の好きなもの(ではない)

紅茶の好みは人それぞれ違うことから、もともとは自分の好みに合うものを “〜 is my cup of tea” と言ったようです。
今では “not” を付けて、好きではないこと・物を遠回しに表現するフレーズとしてよく使われます。

《例文》
Horror movies are not my cup of tea.
「ホラー映画って私の好みじゃないのよ」

5. nuts(木の実)

drive me nuts

気を狂わせる

“nuts” には「木の実」という意味もありますが、形容詞で “crazy” や “mad” という意味もあるんです。

《例文》
Hey! Turn down the music, will you? It's driving me nuts!
「ちょっと!音楽のボリューム下げてくれない? 頭がおかしくなりそうだわ」

さらに “be nuts about” で、何か「熱中しているもの・熱を上げているもの」を表すこともできます。

《例文》
My sister is nuts about One Direction.
「僕の姉はワン・ダイレクションに夢中になっている」

6. banana(バナナ)

go bananas

気が狂う

こちらも「頭がおかしくなる」や「怒る」を表すスラングです。

《例文》
She went bananas when she found out that her husband was cheating on her.
「彼女は夫が浮気をしているのを知って怒り狂った」

7. cookie(クッキー)

That’s the way the cookie crumbles.

人生そんなもんだ、しょうがないよ

“crumble” は「砕ける・粉々になる」という意味なので、この文章の直訳は「そんなふうにクッキーは砕けるものだ」となります。
クッキーはもろくてくずれやすいことから「そうなったとしても仕方がないよ」「人生そんなもんだよ」というニュアンスで使われるフレーズです。

《例文》
A:I was in London last week and it was raining the entire week!
B:Well, that's the way the cookie crumbles.

A:「先週ロンドンに行ってたんだけど、一週間ずっと雨だったんだよ!」
B:「人生そんなもんだよ」

8. milk(牛乳)

(it’s no use) crying over spilt/spilled milk

覆水盆に返らず

こぼれてしまった牛乳を嘆いてもどうにもならないことから「済んでしまったことを嘆いたり後悔してもムダだ」という意味のフレーズです。

《例文》
It's no use crying over spilt milk. You can't change the past.
「もう起こってしまったことを嘆いてもどうにもならないよ。過去は変えられないんだから」

9. bun(小ぶりの丸いパン)

have a bun in the oven

妊娠している

“bun” とは「小ぶりの丸いパン」のこと。“bun” を赤ちゃん、オーブンをお母さんのお腹に例え、「妊娠している」を婉曲的に表すフレーズです。

《例文》
A:Why don't we go for a drink tonight?
B:I can't. I have a bun in the oven.

A:「今晩、飲みに行かない?」
B:「行けないの。私、妊娠してるのよ」

10. beef(牛肉)

beef up 〜

〜を強化する

“beef” と言えば「牛肉」ですよね。でも、“beef up 〜” のように “beef” を動詞で使うと「〜を強化する」という意味になります。

《例文》
The government decided to beef up security after a terrorist attack.
「テロの後、政府はセキュリティーを強化することを決定した」

11. grape(ぶどう)

sour grapes

負け惜しみ

イソップ物語の中でキツネが届かない所にあるブドウのことを「あれはすっぱいブドウなんだ」と言う話からきています。
本当は欲しいのに、自分が手に入れることができないものを、さも元々いらなかったかのように振る舞う「負け惜しみ」を表すフレーズです。

《例文》
John messed up a job interview and he said that he didn't want the job in the first place. I think it's just sour grapes.
「ジョンは就職面接でしくじって、そもそもその仕事はしたくなかったなんて言ってるけど、負け惜しみだと思うわ」

12. cheese(チーズ)

big cheese

有力者、リーダー、お偉いさん

“a big cheese” は「大きなチーズ」ではなく、会社や組織の上のほうの有力者・お偉いさんを指して使われる言葉です。

《例文》
John started as a part-time worker and worked his way up to being the big cheese at ABC company.
「ジョンはアルバイトから始めて、叩き上げてABCカンパニーのお偉いさんになった」

13. bacon(ベーコン)

bring home the bacon

生活費を稼ぐ

「ベーコンを家に持って帰る」という直訳からも想像できますが、生活するのに必要なお金を稼ぐという意味のフレーズです。

《例文》
I have two little kids but I have to work to bring home the bacon.
「私には小さい子どもが2人いるけど、生活費を稼ぐために働かざるを得ない」

14. bean(豆)

full of beans

元気いっぱいの、ハイテンションの

“full of 〜” は「〜でいっぱい」という意味なので、直訳すると「豆でいっぱい」にとなりますが、これは「元気いっぱいの」や「エネルギーに満ちあふれた」という意味のイディオムです。

《例文》
My kids are full of beans and running around all day.
「子どもたちは元気いっぱいで一日中走り回っている」

15. spice(スパイス)

spice up 〜

〜をより面白くする、よりエキサイティングにする

日本語でも平凡な日常をちょっと刺激的にすることを「日常にスパイスを加える」なんていう言い方をしますが、英語でも “spice up” と言います。

《例文》
I need to try something new to spice up my life.
「日常にスパイスを加えるために何か新しいことをしてみなくっちゃ」

16. butter(バター)

butter up 〜

〜のご機嫌をとる、ゴマをする、ヨイショする

あなたの身の回りにも、上司のご機嫌を取るのに必死な人がいるのではないでしょうか? そんな人を表すのに最適な表現がこの “butter up” です。
日本語では「ゴマを擂る(する)」と言うとところを英語では「バターを塗る」と言います。

《例文》
Ken always butters up his boss trying to get a promotion.
「ケンは昇進を狙っていつも上司にゴマを擂っている」

17. cucumber(きゅうり)

class="mceTemp">as cool as a cucumber

落ち着き払っている

普通の人なら取り乱したり慌てたりするような場面でも落ち着いている人を表すときによく使われます。キュウリが冷たい野菜であることから生まれたフレーズと言われています。

《例文》
When a massive earthquake hit, he was as cool as a cucumber and told me what to do.
「巨大地震が襲ったとき、彼は落ち着き払って何をするべきか指示してくれた」

18. nutshell(木の実の殻)

in a nutshell

ひとことで言うと

直訳すれば「ナッツの殻に」というこのイディオム。要点を簡潔に言う場合によく使われます。
小さなナッツの殻におさまるように、話の要件を短い言葉でまとめるというのが語源と言われています。

《例文》
I got a speeding ticket, I was late for a meeting and I got fired, in a nutshell, I had a terrible day today.
「スピード違反で捕まるわ会議に遅れるわ、しかもクビになるわで、ひと言でいうと最悪な一日だったよ」

さいごに

いかがでしたか?
英語が母国語でない私たちにとって、イディオムは意味を知らなければ全くちんぷんかんぷんで分かりにくいですよね。

しかし今回紹介したものは、どれも使われている単語が簡単なものばかり。また食べ物・飲み物にまつわるものなので、親しみやすく覚えやすいはずです。

日常のちょっとした会話で使われることも多いので、使い方をマスターして会話に活かしてみてくださいね。

【イディオム王に、俺はなる!!】