Erik
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美しい景色や綺麗な女性を見たとき、感動するような音楽を聞いたときの感想として "Beautiful!" という言葉ばかりを多用している方は多いのではないでしょうか?
一言に「美しい」といっても、様々な美しさがあります。いつも同じ表現ばかりを使っていては物足りなく感じてしまうこともあるかもしれません。
今回はそんな「美しい」を伝えるために使える表現を、細かなニュアンスの違いの解説とともにご紹介します。
「美しい」「綺麗な」
景色や人に対してなど、幅広く使える万能な「美しい」です。
「彼女は本当に美しい!」
「その滝はとても美しかった」
「極めて美しい」「豪華な」「素敵な」
日本語で「ゴージャス」と言うと、贅沢できらびやかなイメージがあるかもしれません。もちろん、英語の "gorgeous" も「豪華」という意味で使われることもありますが、「極めて美しい」「素敵な」といった意味も持ちます。
感動するような景色や、魅力的な人に対しても使うことができる、いつもの "beautiful" よりもさらに感動を伝えたいときに便利な表現です。
「うわあ!本当に綺麗!」
「あなたのドレス素敵ね、どこで買ったの?」
「君は今日も素敵です」
「非常に美しい」「この上なく素晴らしい」
こちらも "beautiful" だけでは物足りなく感じたときに使える表現です。
精密でデリケートな美しさのニュアンスがあります。
「その男性は、非常に美しい肖像画のコレクションを所有していた」
「錦織選手は素晴らしいプレーの連続で決勝に進出した」
「(気絶するほど)美しい」「とても魅力的な」
"stun" は「気絶させる」という意味で、"stunning" は「気絶するほど美しい」といったニュアンスを持ちます。何かが驚くほど美しかったときに使いたい表現です。
「見事な」「素晴らしい」という意味で使われることも。
「昨晩の美しい夕焼けにとても感動しました」
「錦織選手は見事なプレーで決勝に進んだ」
「ウェディングドレスを着た彼女は本当に美しかった」
「魅力的な」「素晴らしい」
「まぶしい」「非常に明るい」という意味もあるように、まぶしいくらいの美しさを表します。
「信じられないくらい、オーロラは美しかった」
「彼女はまぶしいくらいの笑顔で僕のほうを見た」
「荘厳な」「雄大な」
雄大な自然など、堂々とした美しさを表すのにぴったりな表現。
「夜明けの雄大な富士山を撮影するために早起きした」
「美しい宮殿のまわりを散歩した」
「息をのむような(美しさ)」「素晴らしい」
"breath(息)" を "take(取る)" ような美しさ、つまり「息をのむような」という意味の表現。
後ろに続く単語によって「美しさ」以外も形容することができます。
「展望台からの眺めは息をのむほどの美しさだった」
「こんなに素晴らしいパフォーマンスを観ることができてラッキーだったよ」
「綺麗な」「素敵な」「かわいい」
"pretty" というと「かわいい」ニュアンスを想像する方が多いと思いますが、美しさも兼ね備えた「綺麗な」の意味も持ちます。
人だけでなく、場所や物などにも使うことができます。
「彼女は本当に綺麗な女性だ」
「そのかわいらしい街は観光客に人気がある」
「顔立ちが美しい」「素晴らしい」
日本語でも「ハンサム」と言うように、主に男性の美しい顔立ちを形容する際に使われる表現。
他には、建物などが「立派」「均整のとれた」というニュアンスで使われることもあります。
「人生で彼ほどハンサムな人を見たことがありません」
「この立派な建物は長い間、来客を迎え入れてきた」
「魅力的な」
「美しい」と言わず、「魅力的」と表現することも一つの選択肢。どのように美しいのか、特に言及したくないような時にも便利な無難な表現です。
"attract" は「引きつける」「魅了する」の意味です。
「彼はとても魅力的な男性のように思えた」
「その部屋の内装はとても魅力的だ」
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いかがでしたか?
様々な「美しい」を伝えるための表現をご紹介しました。みなさんも日常生活の中で美しいものに出会った際はぜひ使い分けてみてください!