牛乳、バター、チーズ...乳製品にまつわる英語イディオム13選
英語には、野菜、フルーツ、動物など、さまざまなジャンルに関連したイディオムが存在します。
なかでも意外と多いのが、乳製品にまつわる表現です!
今回の記事では、バターからクリームまで、乳製品を用いた英語イディオム13選を例文とともに紹介していきます。
日常英会話で聞くものばかりですので、ぜひみなさんもこの際に覚えていってくださいね!
バターにまつわる英語イディオム
Butter someone up
To butter someone up は、好意や承認を得るために、過剰に、あるいは不誠実にお世辞を言ったり褒めたりすることを意味します。
滑らかなバターを何かに塗ってより美味しくする行為に由来していて、お世辞を言うことで相手により受け入れやすくすることを指しています。
As smooth as butter
As smooth as butter(バターのように滑らかな)というフレーズは、何かが非常に滑らかや簡単/楽であるという意味です。仕事や状況が何の障害も複雑さもなく進むことに対して用いられることが多いです。
人の動きに対して使うこともできます。
Butter wouldn’t melt in your mouth
このフレーズは、いたずら好きだったり、ずるがしこい性格だったりするにもかかわらず、人前では無邪気に見えたり、品行方正に見えたりする人を表現するのに使われます。
日本語でいうと「虫も殺さぬ顔をしているのに」、「いい子ぶる」、「猫かぶる」というフレーズがもっともニュアンス的に近いでしょう。
牛乳にまつわる英語イディオム
Milk (something) for all it’s worth
これは、ある状況から最大限の利益や利点を引き出すことを意味します。牛の乳をすべて搾り取り、無駄なものは何も残さず、収穫量を最大にするという考え方に由来するフレーズです。
Don’t cry over spilled milk
取り返しのつかない過去の出来事や過ちをクヨクヨしたり、嘆いたりしないことを意味することわざです。すでに終わったことに時間やエネルギーを浪費しないように忠告しています。
Milking a duck
直訳すると「アヒルの乳を搾る」という意味のこの慣用句。不可能なことや無意味なことをしようとすることを意味します。
Full of the milk of human kindness
生まれながらにして他者に優しく、思いやりがあり、共感的であることを意味するフレーズです。寛大で思いやりのある性質を持っていることを表しています。
チーズにまつわる英語イディオム
Cheesy
「チーズたっぷりな」という意味でもありますが、比喩的に見ると、「安っぽい、ダサい、下品、味や品質に欠けるもの」という意味を持つ単語です。
Big cheese
「大きなチーズ」とは、重要な人物や影響力のある人物を指す慣用句で、組織や集団のなかで高い地位にある人物を指すことが多いです。
Cheese someone off
このフレーズは、誰かを困らせる、苛立たせるという意味です。起源は定かではありませんが、おそらく怒ったり動揺したりすることを意味する "to be cheesed" というフレーズが変化して生まれたと考えられています。
クリームにまつわる英語イディオム
Cream of the crop
これは、あるグループやカテゴリーのなかで最高のもの、最高品質のものを指します。牛乳のなかでもっとも濃厚で好ましい部分であるクリームが、最高の品質を表すという考えに由来しているそうです。
Peaches and cream
「ピーチ・アンド・クリーム」という言葉は、滑らかで、欠点のない、理想的なものを表現するのに使われる表現です。桃とクリームが視覚的・感覚的に好ましく、喜ばしいものであると考えられていることに由来しています。
特に人の肌に対して使われることが多いです。
Like the cat that got the cream
このフレーズは、何かに自己満足したり、自惚れたりする様子を意味します。クリームのような満足のいくご馳走にありついた猫が、喜びや満足感を示す行動に由来する表現です。
乳製品にまつわるイディオムで会話力UP!
英語はさまざまな発見がある面白い言語ですよね。
今回は乳製品に関連する表現を見ましたが、知っているものはありましたか?
ぜひこのようなフレーズを日々の英会話に取り入れていただければ幸いです!
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