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「釣り」や「魚」に関連する英語表現まとめ|魚イディオム5選も!

「釣り」や「魚」に関連する英語表現まとめ|魚イディオム5選も!

いつの時代も、釣りは流行に関係なく人気のある趣味の一つです。

釣りが好きな人は、海外に行ってもチャンスがあれば楽しんでいますよね。場所や手段もさまざまあって、釣りはバリエーション豊かな奥深い趣味です。

加えてコロナ禍では、感染リスクが低いアクティビティーとして人気が高まった経緯もありました。

今回は、古今東西、人間の営みとともにある「釣り」というアクティビティーにまつわる英語表現をご紹介していきます!

英語で「釣り」「釣り人」「釣りに行く」は?

釣り竿

英語で「釣り」は、ご存知の通り fishing(フィッシング)です。なお、インターネットを使った「フィッシング詐欺」というのがありますが、これは phishing と書くためスペルが異なります。 

Fisherman(フィッシャーマン)という言葉もきっとご存知でしょう。釣りをする人のことですが、漁師など、職業として魚を獲る人を指して使われることが多いです。女性であれば fisherwoman になりますが、fisher という言葉なら性を区別しないので使いやすいでしょう。

釣りをする人を表すには、他にも angler(アングラー)という言葉があります。こちらは釣り糸を垂らして魚を獲る「釣り人、釣り師」のニュアンスです。

Angling(アングリング)というのは、竿と糸を使った釣りのことで、網やスピアガンと呼ばれる水中銃を使った種類の釣りとは異なります。まるで頭の上から釣り竿を垂らしているように見えるチョウチンアンコウを英語で angler(fish) と呼ぶことを考えると、イメージがつながるのではないでしょうか。

さて、fish(フィッシュ)は英語で「魚」だと誰もが知っているかと思いますが、fish を動詞として使うと「釣りをする」という意味になりますよ。

Where is the best place to fish around here?
「この辺りで釣りをするのに一番いい所はどこ?」
When is the best time to fish?
「釣りをするのに一番いい時間はいつ?」

Angler の動詞形 angle もまた「釣りをする」という意味があります。Fish は魚を獲る方法は問いませんが angle は、やはり竿と糸を使った釣りを意味します。

I have been angling since I was a child.
「子供の頃から釣りをしています」

そして「釣りに行く」は、go fishing です。To catch fish(魚を獲る)と表現することもできますよ。

Let's go fishing.
「釣りに行こうよ」
How many fish did you catch today?
「今日は魚何匹釣れた?」

「川釣り/海釣りをする」なら、このように表現します。

I was river fishing all day.
「一日中、川釣りをしていたよ」
We went fishing in the sea.
「私たちは海釣りに行った」

釣りにまつわる英語表現

釣り針

釣りにまつわる英語表現をさらに見てみましょう。

釣りにはさまざまな道具が使われます。

  • 釣り竿|(fishing) rod または (fishing) pole
  • 釣り針|(fishing) hook

日常生活でも、モノを引っかける道具をフックと言いますね。

  • 釣り糸|(fishing) line
  • リール|reel
  • おもり|sinker 

おもりの英語表現の sinker は、文字通り「沈むもの」を意味します。

  • 浮き|float 

これもまた「浮く」あるいは「浮くもの」という意味です。

  • 餌|bait 

発音は「ベイト」。生き餌なら live(生きた)、疑似餌なら artificial(人工の) という形容詞を付けます。

  • ルアー|lure 

英語で「誘惑する、誘惑するもの=おとり」という意味があります。

海水は英語で saltwater(塩水)、淡水は freshwater ですので、海水魚、淡水魚はそれぞれ saltwater fish、freshwater fish です。

Are salmon saltwater or freshwater fish?
「サーモンって海水魚、それとも淡水魚?」

釣りの文脈で「ネイティブ(native)」という言葉が出てきたら、それは魚の種類などが「固有種である」という意味です。

That fish is native to Japan.
「それは日本の固有種の魚だね」
All of these are non-native species.
「これらは全部外来種だよ」

Catch(キャッチ)は「収穫」という意味です。

This is my catch for the day. / This is today’s catch.
「今日の私の収穫はこれ」

上記の例文の for を of に変更することによって、レストランなどでその日に売られている魚のことを指すことがあります。または、「今日釣った魚の中で一番はこれだ」のようなニュアンスのフレーズになります。

This giant trout is my catch of the day!
「この巨大なマスは、今日獲物した魚の中でベストだ」

お気づきの方もいるかと思いますが、釣りに関する会話では catch はキーワードになります。

Have you caught anything?
「何か釣れた?」
What did you catch?
「何が釣れたの?」
I have caught nothing.
「何も釣れていない」
I didn’t catch anything today.
「今日は何も釣れなかった」
This is the largest fish I have ever caught.
「これは私が今まで釣った魚で一番大きいよ」

Fish を使ったイディオム

釣った魚

釣りや魚の話ではなく日常の英語表現でも、fish を使った英語表現がいろいろあります。少し見てみましょう。

fishy

Fish の形容詞形ですから「魚のような」という意味ですが、同時に「胡散(うさん)臭い」というときにも使われます。

That sounds fishy.
「それ胡散臭いな」

drink like a fish

英語で「魚のように飲む」と言えば、大酒飲みを指します。

Wow, you drink like a fish.
「えー、あなたってすごく飲むのね」

a big fish

「大きな魚」とは「大物、影響力のある人物」のことです。

She is a big fish in this community.
「彼女はこの界隈の大物だ」

a big fish in a small pond

「広い世界を知らない人=世間知らず、井の中の蛙」は、英語では「小さな池の大きな魚」と表現されます。

You're just a big fish in a small pond.
「あなたは世間知らずだね」

have bigger fish to fry

「揚げるべきもっと大きな魚がある」と言えば、「他にもっと大事なことがある」の意味になりますよ。

You have bigger fish to fry.
「あなたには、他にもっと大事なことがあるでしょ」

また、上記で紹介していない釣りにまつわるイディオムやフレーズはたくさんあります。もっと知りたいという方は、ぜひDMM英会話オリジナル教材「デイリーニュース」の関連記事もご覧ください!

まとめ

「フィッシング」や「フィッシャーマン」などといった言葉は知っていても、改めて釣りにまつわる英語表現となると、すぐに思い浮かぶのは意外に少ないかもしれません。

身近な事柄を英語で何というのかを知るのは面白いことです。今回は釣りにまつわる英語表現を確認できましたね。

最後に余談ですが、レストランで fishcake というメニューがあったら、それは魚で作ったコロッケのような料理です。「魚のケーキ」ではありませんよ!