Amy
(更新)
英語を話せるようになりたい!使えるようになりたい!と思って英会話の勉強をはじめたものの、一体どのくらいの時間がかかるのだろう…本当に話せるようになるのかな…と感じたことはありませんか?
なかなか成長を感じられない方もご安心ください。多くの学習者がそれぞれのペースで新しい言語を学ぶことに成功しています。大人になってからでも勿論遅くはありません。
ここでは、英語学習のレベルがどのように上がっていくのか、それぞれのレベルに適した学習法と合わせてご紹介します。知識レベルと話せるレベルは必ずしも一致しませんが、もし自分の知識レベルと実際の力が違う場合はトレーニング次第ですぐ実力を発揮できますので励みにしてください。
さあ、あなたのレベルはどこですか?現在の自分のレベルと、将来どのレベルに到達したいのかをイメージしながら読んでみてくださいね!
このステップは、まさに英語学習が始まったばかりのステージ。
知識でいえば英検5級から4級の間、TOEICでいうと300点というところでしょう。アルファベットに始まり、数を数えたりなど、最低限必要な基本的なことは分かりますが、英語を使う経験もあまりないため、実践では黙ってしまうことが多く、答えられたとしても短文や知っている決まり文句のみというような状況です。
このレベルですと、単語量がかなり不足していますので、基本的な単語をしっかり学びましょう。また学び始めた文法は今後の成長に欠かせない基礎になりますのできちんと理解しましょう。
将来的に中級以上のレベルを目指していて、英語を使う未来を描いている方はこの時点で発音の勉強も始めましょう。
文法書では『基本にカエル英語の本 英文法入門』シリーズが取り組みやすいでしょう。こちらのレベル1から始めてみてください。難しい文法用語は出てきません。楽しいイラストとわかりやすい日本語で英文法の基礎を学ぶことができますよ!
単語の本はキクタンシリーズがおすすめ。まずは『キクタンEntry2000』から手にとってみてください。CDを聞きながら1日8語、13週間で英語学習の基礎となる520語を覚えることができます。
中学中級レベルから卒業程度の知識がついたレベル。英検だと4級から3級あたりですね。
TOEICですと400から500程度。この500点を超えるということは初級者がまず目指したいレベルです。そしてこのレベルをしっかり卒業するには英検準2級程度の知識が必要になってきます。
とはいえ、多くの大人の英語学習者はすでにこのステージを終えているか、ちょっと頑張れば卒業できます。
引き続き『Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル』などを使って、中学レベルの英語をマスターしましょう。また中学3年分の問題集やテストなどをやってみて自分の苦手な分野を探してみるのもいいでしょう。
このレベルでは、すでに短い文は間違えながらでも作れるようになり、日常的なことや簡単なやりとりならできるようになっていますが、話し出すのに時間がかかる状態にいますのでそこを打破する対策が必要です。
話すのに時間がかかるのは、頭でなんとなくわかってきた文法をランダムに使うことができないという点が挙げられます。まずは基本の文法を使って正確な文を口から出せるように、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』などを使ってすばやく英作文する練習をするのがいいでしょう。
また、このレベルでは英語に触れる時間を増やしたり、単語力をさらに増やす必要があるので、『キクタンBasic4000』のようなこのレベルにあった単語集を使いながら、ボキャブラリーもどんどんと増やしていきましょう。
高校卒業程度の英語の知識、TOEICだと500〜600、英検なら準2級から2級くらいが目安です。
この語学レベルになると、簡単なディスカッションなどもできるようになってきます。一般的な会話なら、説明したり、自分から発信したりということにも挑戦できる力も付きます。ただ正確さが足りないので、流ちょうさや積極性という点ではまだまだ自信がない方も多いと思います。
次のレベルに行くためにも、英語で英語を学ぶということを始めましょう。
今も世界中の英語学習者から絶大な人気を誇る『English Grammar in Use』なんかがお勧めですね。すでに知っている文法でも問題をといてみると意外と間違えてしまうことがあるもの。この本には文法の説明が分かりやすい英語で書かれていますので、音読しながら英語で英語を学ぶということを意識してみてください。
このステップはとても大事なステージ。
TOEICだと600以上、英検だと2級から準一級がこのレベルに該当します。このレベルになると、英語で物事を考えるようになっていきます。
英語で考えて話すようになると、流ちょうさは勿論のこと、さらに上達するためのカギを手に入れるための取り組みが必要です。
引き続き『English Grammar in Use』を使いながら、わからない部分やあいまいな文法をクリアにしていきましょう。
上級者に近づいている方には『Practical English Usage』がお勧めです。
まだ文法に苦手意識を抱えている場合は、
『ALL IN ONE』を使って勉強してみるのもいいでしょう。
このレベルの人たちは、次のステップへと行くために英検1級に挑戦したり、TOEIC850くらいを取ることを目指しましょう。
このステップに来るまでには、少なくとも4年から10年かかるといわれています。まれに2年くらいで達成される方もいるようですが、日本で生まれ育った方で、しかも大人になってから英語を学び始めた方にとっては2年というハードルは高いと思いますので、長い目で見た学習の積み重ねが必要です。
このレベルに上がるときにはTOEICで最低でも850点以上はほしいですね。900点以上とれる方も多いレベルですが、やはり会話となると努力が必要な場合が多いのも事実です。
『Advanced Grammar in Use Book』に出てくる文法を英語で無理なく理解できて、かつ会話の中で使いこなせるように訓練しましょう。
上級者とはいえ英語を母国語とする国の歴史や社会に関して学ぶことでさらに世界を広げる余地があり、英語を書くという点でも努力が引き続き必要です。とは言っても、ネイティブスピーカーに近いステージなので、ここをゴールに設定している英語学習者も少なくありません。
このステージに入った後も継続して学習し続けることで、「英語をマスターした」と自信を持てるレベルまで行くことができるでしょう。中級レベルを卒業したての上級者と、ネイティブレベルに近い上級者との間には小さくない差がありますので、ご自分の目標に合わせてさらに英語力を上げていきましょう。
また、『American Accent Training』のような本を使いながら発音にさらに磨きをかけていくことで、ネイティブスピーカーのような英語によりいっそう近づけることができるでしょう。
上級者のレベルに到達し、さらに先を目指したい場合の目標はネイティブレベルです。
ネイティブレベルにもなるとネイティブスピーカーに間違えられることもあります。
英語力だけでなく、文化背景に対する知識や豊富な単語力も求められるので、英語を勉強するというよりは、英語で英語の世界を生きるという感覚を身につける必要があります。
いかがでしたか?
あなたがどの語学レベルの段階にいたとしても、言語を習得するためには、「学習と練習を続ける」ことが大切です。
英語を自然なスピードで読んだり聞いたりできるように学習するだけでなく、話すことと書くこともしっかりと練習していきましょう。学習は色々な分野の同時進行が効果的です。
日々の学習をコツコツと積み上げれば、その先で自信を持って英語を話すあなたに出会えるはずです!