ビジネスの場で役立つ!職場でよく使われるイディオム20選
イディオムは、複数の単語の配列で特定の意味を成す表現で、習慣的に使われる言い回しです。
たくさんのイディオムを知っていれば、それだけ英語の幅も広がってくるので、イディオムを覚えることは、英語学習のなかでもとても大切になってきます。
そこで今回は、職場でよく使われるイディオムをいくつか紹介していきたいと思います!
職場で使われるイディオム20選
Go the extra mile
Go the extra mile は、「余分なマイルを行く」という直訳から、「期待された以上の仕事をする」ことを表現するのに使われます。
To be on the same page
直訳すると「同じページにいる」という意味で、「同じ立場や状況にいる」などの共通認識として使われる表現になります。
The bottom line
論文やエッセイなどの文の1番最後には、結論(1番重要である点)を書くと思います。The bottom line は、そこから「結論は」や「要するに」という意味として使われます。
または、企業や組織の最終的な財務状況を指すこともあります。
To take on (something)
Take on〜 には、「〜を引き受ける」という意味があります。
Pull (some/a few) strings
糸人形は糸を引くことで人形を動かしますが、その糸人形を裏で自由自在に操っているようなニュアンスから、「他者との特別なつながりを利用してなんらかの利益を得る」という意味で使われます。
Crunch the numbers
Crunch には「噛み砕く」という意味がありますが、数字を噛み砕くという表現から、「計算する」という意味として使われます。Calculate numbers といえば良いのですが、単に計算するというニュアンスを持った calculate よりも、crunch を使うことで「分析する」というニュアンスも含むことができます。
データを処理するときもこの crunch を使って crunch the data と表現することができます。
Work your fingers to the bone
直訳である「指が骨になるほど働く」からも読み取れるように、「身を粉にして働く」や「一生懸命働く」と いう意味になります。
Get your foot in the door
足を一歩ドアの向こうに踏み込む姿から、「最初の第一歩を踏む」や「チャンスを掴む」という意味として使われます。将来成功するための最初のステップビジネスや大きな仕事の場面で大きな目標を達成するため第一歩などを表す際によく使われます。
In the red/in the black
帳簿を付ける際に赤いインクを使って損失額を示したことから、in the red には、「赤字で」という意味があります。逆に「黒字」は in the black と表現します。
ちなみに、近年日本でも大イベントになりつつある「ブラック・フライデー」の名前の由来は、企業が年末の買い物客から多額の収入を得る時期だからです。
Hit my/your numbers
直訳をすると「数字を打つ」という意味になりますが、数字が当たるという表現を使って、「(目標の)数字を達成する」という意味として使われます。
For the long haul
Long haul には「長い道のり」という意味があります。期間を表す for がつくことで、「長期間にわたって」や「長い目で見れば」という意味として使われます。
Miss the mark
ゴルフのような、マーク(パッド)にボールを入れようとしたけどミスしてしまった様子と似ており、目標としていたことを達成できなかったり、的外れになってしまったりするときに使われる表現です。
Raise the bar
Bar を標準基準ラインで表し、それを raise(上げる)ことによって、「標準基準を上げる」や「ハードルを上げる」という意味として使われます。
On the back burner
On the back burner は、煮込み料理などををする際、火にかけてしばらく置いておく間に何か違う作業をすることを指します。イディオムとして使われる場合には、火にかけている間、その鍋の優先順位が低いことから、「優先順位が低い」や「後回しにする」などという意味があります。
To be in hot water
お風呂よりも熱い、沸騰したお湯のなかにいるのは、とてもまずい状況である様子から、to be in hot water には、「まずい状況にある」や「大変なことになっている」「面倒なことになっている」などという意味があります。
Call the shots
Call the shots には、「決定権を持つ」や「指揮をとる」「命令する」「采配を振る舞う」というような意味があります。スポーツのキャプテンなどが指揮をとるときなどにも使われます。
「思い通りにすり」や 「支配する」というようなニュアンスが含まれます。
Fine print
ビジネスで使われる fine print には、契約書などの「細字部分」という意味があります。契約書には、 制限と条件を含んだ部分が小さな文字で印刷されることがあり、見落としされることも多いです。Fine print はその部分を指します。
Off the top of one’s head
Off the top of one’s head には、「思いつきで」や「即座に」「パッと思いついて」という意味があります。
Show someone the ropes
「ロープを見せてあげる」という表現は、船にまつわります。船のコントロールには、ロープのさまざまな使い方を知っておく必要があり、誰かにロープの操り方を示す際に使われた言葉が I’ll show you the ropes になります。そこから、船に関係なく「仕事のやり方を教える」や「コツを教える」という意味 として使われています。
Be thrown in at the deep end
そのまま訳すと「どん底に突き落とされる」というようなイメージの表現ですが、イディオムで使われる場合、「窮地に立たされる」や「慣れない(難しい)仕事を急にサポートなしで任される」というような意味になります。プールの一番深いところに放り投げられるようなイメージです!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、多数ある英語イディオムのなかから、特に職場で使うことの多いイディオムを紹介しました。もちろん職場以外で使うこともできます。
まずは、今回紹介したイディオムから覚えて、英語の語彙力を上げていきましょう!
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