
DMM英会話ブログ編集部
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ATMが使えなかったり、カードが急に止められたりすると、楽しい旅も一気にピンチに…!
でも大丈夫です! 事前に銀行やATMで使える英語フレーズを覚えておけば、落ち着いて対応できるはず。
難しい言い回しは必要なし! シンプルでも正確に伝えれば、ちゃんと通じます。
今回の記事では、現金の引き出しやカード利用時のトラブル対応まで、すぐに使えるフレーズを紹介します。しっかり準備して、安心して旅を楽しみましょう!
アメリカには主に、checking account(当座預金口座)と savings account(貯蓄口座)の2種類の口座があります。
当座預金口座を開設するとデビットカード(debit card)が発行され、デビットカードで会計すると当座預金口座から自動的に引き落とされるという仕組みです。アメリカではこの当座預金口座が財布代わりに使われていると言えます。
アメリカに短期滞在する場合は口座開設は必要ありませんが、長期滞在する場合は当座預金口座を開設するととても便利です。
口座を開設したい場合は、
口座を解約する場合は、
と、言いましょう。
これらは、ワーキングホリデーや留学など、長期滞在するときに必要なフレーズ。開設時に必要な書類も事前にチェックしておくと◎
「預金をする」は make a deposit と言います。「当座預金口座に預金をしたいのですが」と言う時は into を使って、I'd like to make a deposit into my checking account と言えば OK です。
「(お金を)引き出す」は withdraw を使います。当座預金口座から100ドル引き出したいときは、
と言えば OK です。
アメリカでは小さな店や自販機など、100ドル紙幣を使えないところも結構あるので、同じ100ドルでも20ドル札5枚で引き出すと便利です。その場合は、
と言いましょう。
海外送金や、友人・家族にお金を送るときには、
と言います。窓口で手続きする場合は、Could you help me with a bank transfer?(銀行振込を手伝ってもらえますか?)と聞くとより丁寧。
口座にいくら残っているか確認したいときには、以下のように聞きます。
銀行のATMで操作する場合は、
と、銀行のスタッフに聞くのもアリ!
円をドルに換金したいときは、
もしくは、
と言いましょう。
「ドル」といっても「カナダドル」や「オーストラリアドル」などいろいろあるので、 American dollars または US dollars(USDでもOK)と言うと混乱を招きません。
「現金自動支払機」は ATM または cash machine と呼ばれます。使い方は日本の ATM とほとんど同じで、デビットカードを挿入して現金を引き出す仕組みになっています。
アメリカの ATM では、パスワードは PIN number と表示されますが、PIN は「personal identification number」の略です。つまり、本当は number という必要はないのですね。
have trouble with で「〜に苦労する」という意味になります。海外で ATM を初めて使う場合は、銀行の横にある ATM を使えば、何か問題が起きた時にもすぐ対処してもらえて安心でしょう。
旅行中にこれが起こると焦りますよね…。銀行のスタッフや近くの人に伝えて、適切な対応をしてもらいましょう。Ate my card はカジュアルな言い方ですが、ネイティブもよく使います!
これはかなり困るケース。銀行のサポートに連絡し、返金手続きをしてもらいましょう。Dispense cash は「現金を出す」という意味なので、この表現を覚えておくと役立ちます。Dispense はカジュアルな会話ではあまり使われません。しかし、問題を説明する必要があるこのような状況では役に立つ表現です!
クレジットカードの不正利用や、口座から謎の引き落としがあったときに使えます。Unauthorized transaction(不正取引)は重要ワードなので覚えておきましょう!
銀行のカードをなくしてしまったら、すぐに銀行に連絡!
Issue a replacement は「再発行する」という意味なので、このフレーズをそのまま覚えておくと安心です。
クレジットカードは海外での支払いにとても便利ですが、国によって使い方が違うことも。カード利用時の確認やトラブル対応のフレーズをチェックしましょう!
お店によっては特定のブランド(VISA・Mastercardなど)のみ対応していることも。特に海外のローカルなお店では事前に確認すると安心です。
国や店舗によっては「〇〇ドル以上でないとカード払い不可」というルールがあることも。Minimum amount(最低金額)を覚えておくと便利!
海外でカードが使えないと焦りますよね…。
原因を確認してもらい、必要なら別の支払い方法を相談しましょう。
盗難に遭ったらすぐにカード会社に連絡するのが鉄則です!
Report a stolen card(カードの盗難を報告する)というフレーズを覚えておけば、緊急時もスムーズに対応できます。
その他、日常でよく使うお金にまつわる英語表現を紹介します。
「今10ドルしかありません」
Buck はスラング(俗語)で「1ドル」という意味です。もともと開拓者の物々交換の基本単位だった buckskin という単語からきていると言われています。
とても日常的に使われているので、覚えておくと便利です。お金に関するスラングはこちらの記事にまとめています!
また、「1000ドル」のことは grand と言います。
「25ドル硬貨を持っていますか?」
25セント硬貨は quarter と言われています。同様に1セント硬貨は penny、5セント硬貨は nickel、10セント硬貨は dime と呼ばれています。
お札の中では、100ドル紙幣は Benjamin と呼ばれることもあります。これは、100ドル紙幣にはアメリカ独立に多大な貢献をした政治家、ベンジャミン・フランクリンが印刷されているから。日本人が1万円札を「諭吉」と呼ぶのと同じですね!
「お金を持っていますか?」
相手に対してお金を持っているか聞くときは、on を使います。「現金を持っていますか?」と聞く場合は Do you have any cash on you? と聞けば OK です。
「少しだけお金があります」
Dough は「パン生地」という意味ですが、スラングで「金」という意味もあります。「パン(=生活に必要不可欠なもの)を買う価値のあるもの」として、意味が派生していったそう。似た意味合いで、 cheese もスラングで「金」を表します。
「私のおごりです」
コーヒーや食事などをおごる時は、It's on me. と言って支払います。「おごる」という表現は、ほかにも I'll treat you. や I'll buy you~. などがあるので、あわせて覚えておきましょう。たとえば、「ランチをおごります」と言うときは、I'll buy you lunch. と言います。
「割り勘にしましょう」
「割り勘」は go Dutch 。会計を別にする場合は Can we split the check?(会計を別にしてもらえますか?)と言いましょう。
お金にまつわるイディオム(慣用表現)も、実はたくさんあります!
直訳すると意味がわかりにくいものもありますが、知っておくと英語の理解がぐっと深まること間違いなし。
高額な出費や予算オーバーを意味する表現。It won’t break the bank.(そんなに高くないよ!)といったポジティブな使い方もできます。
直訳すると「あなたの考えを1ペニーで買うよ」という意味。相手が静かに考え事をしていて、話を聞きたいときに使うフレーズです。
「お金は無限じゃないんだから、浪費しないように」という意味。子どもに節約の大切さを伝えるときによく使われます。
直訳すると「腕と脚を失うほどの値段」。それくらい高額なものを指す表現です。海外旅行でお土産を見ているときにも使えるかも?
Rainy day(雨の日)は「困ったとき・予期せぬ出費」の比喩表現。将来のトラブルに備えて貯金する習慣、大事ですよね!
海外での金銭トラブルを避けるためには、ATMや銀行、クレジットカードに関する基本フレーズを押さえておくことが大切です。特に、万が一のトラブル時には冷静に対応できるよう、よくあるケースを想定しておくと安心ですね。
また、お金に関するイディオムを知っておくと、ネイティブの会話がぐっと理解しやすくなります。Break the bank や Money doesn’t grow on trees などは、日常会話や映画の中でもよく耳にするので、ぜひ使ってみてください!
旅先でのスムーズな金銭管理が、安心して旅行を楽しむカギになります。英語フレーズを活用して、トラブルなく快適な海外旅行を過ごしてくださいね!
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