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ウソでしょ!?冗談かと思いきや本当に使われているオモシロ英語表現20選

ウソでしょ!?冗談かと思いきや本当に使われているオモシロ英語表現20選

英語にはたくさんの表現がありますが、なかには一見すると「これ、冗談でしょ?」と思わせるようなものもありますよね。

しかし、実はそれがネイティブスピーカーにとっては普通に使われている表現だったりするんです。今回は、そんなオモシロ英語表現をいくつかご紹介します。

笑いながら英語力をアップさせてみませんか? 早速見ていきましょう!

冗談かと思いきや本当に使われている英語表現20選

Shotgun marriage

直訳:ショットガン結婚

これは「デキ婚」という意味です。由来は、妊娠した娘の家族が「ショットガンを持って」相手に結婚を強制するという、古いアメリカのステレオタイプからきているそうですよ。

They had a shotgun marriage after finding out she was pregnant.
「彼女が妊娠していることがわかり、急いで結婚しました」

The world is your oyster

直訳:世界はあなたのカキ(牡蠣)である

このフレーズは、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ウィンザーの陽気な女房たち』から来ていて、「世界には無限の可能性があり、それを自分のものにすることができる」という意味を持ちます。牡蠣のなかに真珠があるかのように、世界には価値あるものが隠されていて、それを見つけ出すのはあなた次第だ、というニュアンスです。

Now that you've graduated, the world is your oyster — there are endless opportunities waiting for you.
「卒業した今、可能性は無限大だよ。まさに、世界は君のものだね」

Cut the cheese

チーズ

直訳:チーズを切る

ネイティブの人が「誰がチーズを切ったの?」と言ったら、それは「誰がおならしたの?」という意味になります。チーズの強い匂いをおならの匂いと結びつけた、ユーモラスな表現ですね。

Who cut the cheese? It smells terrible in here!
「誰がおならしたの? ここ、すごく臭いよ!」

In a pickle

直訳:漬物のなかにいる

元々は16世紀のオランダ語の「in de pekel」から来ていますが、シェイクスピアが劇『ハムレット』で使用したことで英語でも広く使われるようになりました。困難な状況や困った立場にあることを意味します。

She found herself in a pickle when she realized she had double-booked her appointments.
「予約のダブルブッキングに気づき、彼女は困った状況に陥った」

My feet are asleep

直訳:私の足が寝ている

英語圏では、体の一部がしびれたときに「asleep」という言葉を使うって知っていましたか? しびれた感覚がまるで足が一時的に機能しなくなった、つまり「眠っている」かのように感じるからです。足以外にも使えますよ!

After sitting cross-legged for too long, my feet fell asleep.
「長時間足を組んで座っていたら、足がしびれました」

Excuse my French.

直訳:私のフランス語をお許しください

英語の会話で「汚い言葉」や「不適切な言葉」を使った後に、その言葉を軽く謝るために使われるフレーズです。元々はイギリスで、フランス語を理解する社会的地位のない人と話すときに、フランス語の単語をうっかり使ってしまったときに用いられていました。

現代では、実際にフランス語を使うわけではなく、主にスラングや下品な言葉を言う前後に使います。Pardon my French と言うことも可能です。

I really don't like that guy. Excuse my French, but he's a total jerk.
「あの男が本当に嫌いです。すみませんが、あいつは本当に嫌な奴です」

It’s all Greek to me.

直訳:私には全てギリシャ語だ

これもシェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』で使われたことで広まったと言われています。「何を言っているのか理解できない/さっぱりわからない」という意味です。

I tried to read that scientific article, but it’s all Greek to me.
「その科学論文を読もうとしたけど、まったく理解できなかった」

Holy cow!

牛

直訳:聖なる牛!

これは驚きや感嘆を表す感嘆詞です。由来ははっきりしていませんが、宗教的な理由で「God(神)」や「Jesus(イエス)」の名前を使うことを避けるため、代わりに「cow(牛)」を使った婉曲表現と考えられています。ヒンドゥー教における牛の神聖さも関係しているかもしれません。

Holy cow! I can't believe you won the lottery! 
「なんてこった! 君が宝くじに当たったなんて信じられないよ!」

Straight from the horse’s mouth

直訳:馬の口から直接

情報が非常に信頼できるものであることを意味するフレーズです。特に、その情報が直接的な当事者や信頼できる情報源から得られた場合に使われます。

由来は競馬の世界で、馬のトレーナーや飼い主などの関係者から直接聞いた情報が最も信頼できるとされることから、このような表現が生まれたそうです。

I heard the news straight from the horse's mouth, so it's definitely true.
「私はそのニュースを直接信頼できる筋から聞いたので、間違いなく本当です」

Monkey see, monkey do

直訳:猿は見る、猿はやる

他人がやっていることを真似して、深く考えずに同じことをすることを意味します。特に、子供や無邪気な人が他人の行動を模倣することを指すことが多いです。

He didn't know why he was doing it, but everyone else was, so it was just monkey see, monkey do.
「彼はなぜそれをしているのかわからなかったが、他のみんながやっていたので、ただ真似していただけだった」

Earworm

直訳:耳の虫(ミミズ)

メロディや曲が頭のなかで繰り返し再生され、なかなか消えない現象を経験したことはありませんか? この表現は、まるで虫が耳に入り込んで離れないかのように、音楽が頭のなかにこびりついている様子を表現しています。

That song is such an earworm; I've been humming it all day.
「あの曲は本当に耳にこびりついていて、一日中口ずさんでいるよ」

Bite the dust

直訳:ほこりを噛む

「ほこりを噛む」って? これは少し衝撃かもしれないですが、「死ぬ」や「倒れる」という意味です。由来としては、戦場や格闘の場面で誰かが倒れて地面に顔を付ける様子を表しています。イギリスのロックバンドQueenの有名な曲で使われている表現なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

The hero fought bravely, but in the end, he bit the dust.
「その英雄は勇敢に戦ったが、最後には命を落とした」

人についてだけでなく、会社などについても使うことができますよ。

After years of success, the old company finally bit the dust.
「長年の成功の後、その古い会社はついに倒産した」

Throw shade

直訳:影を投げる

これは、このリストのなかで最も新しいフレーズです。誰かを間接的に批判することを意味します。元々は、LGBTQ+コミュニティのドラァグクイーン文化から生まれた表現で、他人を上品に、あるいは巧妙にけなすことを指します。

She threw shade at her coworker during the meeting, implying he wasn’t doing his job well.
「彼女は会議中に同僚を批判し、彼が仕事をうまくやっていないとほのめかしました」

John Hancock

署名

直訳:ジョン・ハンコック

これは人の名前ですが、一体何を表すのでしょうか? ジョン・ハンコックは、アメリカ独立宣言に最初に署名した人の名前で、彼は非常に大きく目立つ署名をしたため、「John Hancock」は「署名」を意味する表現となったのです!

Please put your John Hancock on this document.
「この書類にあなたのジョン・ハンコックをお願いします(この書類に署名をお願いします)」

The bee’s knees

直訳:蜂の膝

これは1920年代のアメリカで生まれたスラングで、「最高のもの」や「とても素晴らしいもの」という意味で使われます。

This new phone is the bee's knees! I've never seen anything like it.
「この新しいスマホは最高だよ! こんなの見たことない」

The old ball and chain

直訳:古い鉄球と鎖

今ではかなり失礼になるフレーズですが、これは結婚相手(特に妻)を、足に重しとしてつながれているかのように束縛的な存在と見なす言い回しです。元々は、囚人が逃げられないように足首に鉄球と鎖をつけられていたことに由来します。

I can't go out tonight; the old ball and chain wants me to stay home.
「今夜は外出できないんだ。妻が家にいて欲しいって言うから」

Chew the fat

直訳:脂肪を噛む

リラックスした雰囲気でおしゃべりを楽しむ、つまり「ダラダラとおしゃべりする」という意味のフレーズです。由来には諸説ありますが、一説では昔の船乗りたちが保存食として持っていた固い塩漬けの脂肪を長時間噛んでいたことに由来すると言われています。

After dinner, we sat on the porch and chewed the fat about old times.
「夕食後、私たちはポーチに座って昔話をダラダラとおしゃべりした」

Offer an olive branch

直訳:オリーブの枝を差し出す

古代ギリシャの神話や聖書では、オリーブの枝は平和や和解の象徴として使われてきました。従って、このフレーズは、争いや対立を終わらせたい、平和を求めているという意図を表します。

After their argument, Ray decided to offer an olive branch by inviting Maddy to dinner.
「口論の後、レイはマディーを夕食に誘うことで和解を提案しました」

Throw someone under the bus

バス

直訳:誰かをバスの下に投げる

かなり暴力的ですが、これは一体どういう意味でしょう? この表現は実は、誰かを犠牲にして自分を守ったり、利益を得たりする行為を指します。特に、他人を非難したり、責任を押し付けたりすることで、自分の立場を守ろうとする場合に使われます。由来は、あたかも誰かをバスの下に突き落として、自分だけが安全でいようとするイメージから来ています。

He threw his colleague under the bus to save his own job.
「彼は自分の仕事を守るために同僚を犠牲にした」

A few sandwiches short of a picnic

直訳:ピクニックのサンドイッチがいくつか足りない

ピクニックに必要なものが欠けている様子から、これは知能や常識が少し欠けている人を指します。軽く冗談っぽく誰かの知識や行動が不完全であることを指摘するときに使われます。

I like Bob, but sometimes he seems a few sandwiches short of a picnic.
「ボブのことは好きだけど、時々彼はちょっと抜けてるように思えるんだ」

ちなみに、one beer short of a six-pack(ビール6本パックには1本足りない)や one egg short of an omelet(オムレツには卵が1個足りない)というフレーズもあって、これも同様の意味を持ちます。Short of〜 は「不足している」という意味です。

オモシロ英語表現で会話をレベルアップ!

英語には、日常的に使われるけれども一見すると意味不明なオモシロ表現がたくさんあります。

これらの表現を知っておくと、ネイティブとの会話がもっと楽しくなるかもしれませんね。ぜひ、これらのフレーズを使って、会話を楽しんでみてください!

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