ヒノッティ
(更新)
旅行シーズンである夏は、
海外からの旅行者が急増する季節です。
遠路はるばる日本にやって来た彼ら、彼女らに、
とつぜん英語で道を尋ねられたらどうしますか?
自分から話しかけてみたいと思ったとき、なんて声をかけます?
自分の意見を伝えたり、日本の文化を紹介するためには、
どんなフレーズを活用するべきなんでしょう。
そのヒントをお伝えすべく、今回の特集では、
海外旅行者の方々と上手に交流し、おもてなしする方法を
これまでのDMM英会話ブログの記事とともにご紹介いたします!
▶︎これまでの記事特集
・春、英語、はじめました
・ゴールデンウィークの海外旅行特集!
・いざというとき、焦らずチェック! 英語フレーズ記事まとめ
・みんなこんな風に使ってる!オンライン英会話活用術!!記事特集
・英語で世界に羽ばたこう!活躍する人たち×DMM英会話 記事特集
・今年、忘れられない思い出を。夏の海外旅行 記事特集
たいていの場合、まず“Excuse me.”と声をかけられます。
英語で話しかけられたからと言って、パニックになる必要はありません。
「道を尋ねられているなあ」ということがなんとなくでもわかったら、
尋ねてきた相手の持っている地図を活用したりしながら、
正しい情報を教えてあげましょう!
よく使うフレーズとしては、たとえば、
・This way.
(こっちです)・Go straight.
(まっすぐ行ってください)・You should take a taxi.
(タクシーに乗ったほうがいいですよ)・I’ll google it for you.
(グーグルで調べてみますね)
などがあります。
そんなにむずかしい英語ではないですから、
あわてず、丁寧に教えてあげてみてくださいね!
どうやら道を尋ねているみたいなんだけど、
細かい内容がうまく聞き取れない場合。
・I didn’t hear you.
(聞き取れませんでした)・Could you say that again?
(もう一度言ってもらえますか?)・Could you speak more slowly?
(もっとゆっくり話していただけますか?)
こうしたフレーズが便利です。
「ごめんなさい」と言って逃げてしまう前に、もう一度聞き直してみましょう。
それだけで、結果的にわからなかったとしても、だいぶ印象が変わりますよ!
道を教えてあげたあと、“Thank you!”とお礼を言われたとき、
みなさんならどのように返答しますか?
おそらく“You’re welcome.”ではないでしょうか。
もちろんそれでも間違ってはいないのですが、
他にもレパートリーがふえたら、もっと気持ちよく交流できるはず。
丁寧に伝えたいなら“You’re most welcome.”
カジュアルなニュアンスなら“No problem.”
「こちらこそ」と言いたいなら“Thank you.”
などといった具合に、状況によって伝え方もさまざまです。
その時の気持ちにあわせて使いこなせたら、ステキですね!
さて、続いては「話しかけてみる」です!
これにはちょっとした勇気が必要ですが、
慣れない土地にやってきた海外の方々にとって、
積極的にコミュニケーションを図ってくれる人の存在はうれしいはず。
“Hi, I’m ○○, please call me ○○.”や、
“Nice to meet you!”などの基本的な挨拶も大切ですが、
別れ際の一言も忘れてはいけません。
“Are you on Facebook? Do you mind if I add you as a friend?”
というフレーズでFacebook上のつながりをつくったり、
”It was nice meeting you.”というフレーズで出会いに感謝したり。
そして最後に、笑顔で握手かハグができれば完璧です!
日本では当たり前の質問でも、
海外の方からしてみたら失礼にあたるものがあります。
たとえば「収入のこと」は日本でも同じく失礼ですが、
「政治・宗教のこと」
「年齢のこと」
「結婚しているかどうか」
「体型に関すること」
など、ついしてしまいがちな質問は要注意。
話しかけたあとで相手の気分を害してしまわないためにも、
しっかりと覚えておきましょう!
基本的な挨拶や「してはいけない質問」を押さえたら、
つぎは「英会話を盛り上げる方法」です!
・It’s such a nice day today, isn’t it?
(今日はいいお天気ですね!)・Nice shoes! Did you buy them in Japan?
(その靴いいですね!日本で買ったんですか?)・Have you ever tried eating natto?
(納豆を食べたことがありますか?)
など、雑談のネタになりそうなフレーズを覚えておけば、
より相手の方と親密になれるはずです。
ちなみにこうした雑談のことを、英語では“small talk”と呼ぶのだそうですよ。
日本語で話すとき意識せずに使っている「接続詞」。
これがなくなると文章はとても不自然になってしまいます。
英語においても同じことが言えて、
自然な会話をするために「接続詞」は欠かせないものなのです。
文章と文章をつなげる“and”や、
「だから」や「その結果」という意味で使われる“so”、
話を切り替えるときに使う“by the way”など、
どれもとってもカンタンな英語ばかり。
会話をスムーズにつなぐためにも、いろいろと使ってみてくださいね。
会話がひとしきり盛り上がったあとは、
自分の感情を伝えてみましょう!
・I had a good time.
(楽しい時間だったよ)・It was fun!
(楽しいね!)・I am glad.
(嬉しいです)・Awesome!
(最高だね!)
など、よろこびを伝える表現はたくさんあります。
気持ちを共有することは仲良しへの第一歩だと思って、
その時の感情を伝えてみてくださいね。
雑談だけでなく、自分の意見をきちんと伝えることも大切。
英語圏の人たちは積極的に意見を口にする人たちが多いので、
引けを取ることなく相手に想いを伝えるべきなのです。
ではそれを実行するために必要な考え方とは?
「思っていることはなんでも伝える」
「間違いをおそれない」
「流暢に話せる必要はないと知る」
こういったポイントを踏まえたうえで、
意見を言えるようになるためのトレーニングをすること、
それが自分の意見を英語で言えるようになるために大切なんです。
僕は普段から意見を言うのが苦手なタイプなのですが、
英語で言えるようになれば、日本語でも言えるようになる気がしました。
意見を言うときに使いがちな“I think〜”ですが、
これだけでは自分の意見を正確に伝えきれないのだそうです。
たとえば「かもしれない」というニュアンスを含ませるなら“guess”、
よりフォーマルに伝えるなら“suppose”、
強い期待を込めたり何かしら根拠があるときは“believe”など、
そのときの気持ちによって使い分けることがポイントです!
自分の感情や意見を伝えながら会話を楽しんだら、
最後に日本の風習や文化について教えてあげる、
というのはいかがでしょう。
【エスカレーターについて教える】
In Tokyo, people stand on the left side and walk on the right of the escalator.
(東京のエスカレーターは、立つ人は左側で、右側は歩く人が使うんだよ)
【タクシーについて教える】
You don’t need to open the door yourself. The rear door opens and shuts automatically.
(自分でドアを開ける必要はないよ。後部座席のドアが自動で開閉するよ。)
【コンビニでの「あたためますか?」を英語してあげる】
Do you want this heated up?
(温めますか?)
以上のようなフレーズが、日本の風習を伝える際に便利です。
エスカレーターで左側に立つことも、
タクシーのドアが自動で開くことも、
コンビニでお弁当をあたためてくれることも、
海外の方からしたら“知らなかったこと”かもしれませんよ。
もし話しているうちに仲良くなって、
ご飯を食べにいくことになったとしたら、
そのときはお箸の使い方を教えてあげましょう!
First, hold the chopsticks like you hold a pencil.
(まず、お箸を鉛筆を持つ時と同じ持ち方で手に取ります。)Keep the lower chopstick fixed. It should not move.
(下の箸は動かないように固定します。)You control the upper chopstick mainly with your middle finger and your index finger. You can grab your food by using the tips of the chopsticks.
(上の箸を中指と人差し指を中心に使ってコントロールし、箸の先で食べ物を挟みます。)
これで基本的な使い方をレクチャーすることができます。
慣れないお箸が使えるようになったら、
日本食を食べることがもっと好きになってくれるはずですし、
ひとつひとつ丁寧に教えてあげてみてくださいね。
海外から旅行しにやってくる人たちは、
少なからず日本に興味があったり、好意を持っているはずです。
でも、そこで私たち日本人が言葉を言い訳に不親切にしてしまうと、
きっと日本の印象自体もよくないものになってしまう。
もっともっと、この国を好きになってもらうために。
「いつかまた来たい!」と、思ってもらうために。
困っていたら助けてあげよう。
積極的にコミュニケーションをとってみよう。
日本の文化を教えよう。
そうすることで、「英語力アップ」というおまけもついてくるはずですから。
さて、今回の記事特集は以上です!
また次回の特集でお会いしましょうねー!
ありがとうございました!