Yoko
(更新)
英語の専門家やネイティブスピーカーなどのプロフェッショナルが、みなさんからの質問に回答するのが、DMM英会話が運営するQ&Aサイト『なんてuKnow?』。
こちらに掲載された質問のなかから、上司と部下の英語コミュニケーションで役立つ英語表現を【報告編】【連絡編】【相談編】のシリーズで紹介しています。
第二回目の今回は【連絡編】。
仕事に遅れる、休みを届け出る、スケジュールのリマインドなど、職場で今すぐ役立つ英語表現をお届けします。
まずは「連絡します」をあらわす英語表現を見てみましょう。
「連絡する」をもっとも的確にあらわすのが1の "contact" 。「〜に連絡する」は<contact+人>となります。2と3のように具体的に「メールします」「電話します」という表現もよく使われます。4は「折り返し連絡する」のカジュアルな表現です。
メールや電話で誰かの代わりに「連絡を入れる」場合にはこんな表現が役立ちます。
上で紹介した「連絡する」の応用パターンです。 "on behalf of 〜" は「〜の代わりに」をあらわす定番表現。
仕事に無断で遅れたり、休んだりするのは社会人としていただけないですよね。遅れる、あるいは行けないと分かった時点で、こんな表現を使って会社に連絡を入れておきましょう。
「渋滞」は "traffic jam" 。複数であちらこちらの渋滞というニュアンスに。「遅れる」は "be late" や、 "make it(たどり着く)" を使って "not make it on time" であらわすことができます。上司に連絡する場合には、最初に "I'm sorry" と一言入れるといいですね。
「遅れています」を意味する、遅刻を知らせるときの定番表現。 "a little" や "a bit" を使って "I'm running a bit late.(少し遅れています)" もよく使われます。
"barely" とは「かろうじて」を意味する単語ですが、1のように "barely make it" で「ギリギリで到着する」が表現できます。 "on time" は「時間通りに」、2の "in time" は「間に合って」という意味。
一般的に「病院に行く」は "go to hospital" ではなく、 "go to see my/the doctor" と言います。欧米では、まずかかりつけの医者へ行きますが、そこで紹介状をもらって行くのが "hospital" です。そのため、 "go to hospital" と言うと大きな怪我や病気だと勘違いされることも。
1の "I'm sorry I'm late." は「遅れてすみません」をあらわす定番表現。「寝坊する」は "overslept" 、もしくは2のように「時間通りに起きられなかった」と表現することもできます。
"call in" には「電話で報告する」の意味があります。1の "call in sick(電話で病欠を届け出る)" はフレーズで覚えてしまいましょう。2のように「〜なので仕事に行けない」のように表現することもできます。
アポの時間変更やその日のスケジュール連絡に役立つ表現はこちら。
1の "push back" は「後ろにずらす」をあらわすフレーズ。 "make it 〜" で「〜にする」を意味します。2の "instead" は「その代わりに」の意味で文末で使うことの多い単語です。
1は "straight to" や "right back" を使って「(寄り道せずに)まっすぐ行ってまっすぐ帰る」を表現しています。2は "stop by 〜(〜に立ち寄る)" を使って「オフィスには立ち寄りません」という意味に。
1は一日中外出している場合の定番表現です。 "be out" で「外出している」をあらわしています。2は「オフィスの外にいます」というニュアンス。 "today" の代わりに "right now" を使うと「今は外出中です」をあらわすことができます。
「連絡がつく」はビジネスでは "reach me" がよく使われます。 "most likely" は「おそらく」という意味。 "daytime" は日中の明るい時間帯を指します。
1の "be supposed to 〜" は「〜することになっている」という意味。 "could be later" で「(ひょっとしたら)遅くなる可能性もある」をあらわします。2は "at the earliest" で「もっとも早くて」というニュアンスを出し、「早ければ2時には戻ります」という意味に。
1は「まだ仕事をしています」という意味に。2は、 "at" も "in" も両方とも使うことができますが、 "at" は「事務所にいて仕事をしている」というニュアンスが含まれるのに対して、 "in" は物理的に「事務所の中にいる」状態をあらわします。
では次に、上司にメールで連絡をする際に役立つ表現をいくつか紹介します。
一度お知らせ済のことを失礼にならないようにリマインドする際の表現。1は "the next meeting" を別の単語に置き換えると、幅広く応用できます。2は「面倒をかける」という意味の "bother" を使った表現。 "but" 以下にリマインドしたい内容を文章でつなげます。
どちらも情報共有などのちょっとした連絡でよく使われるフレーズ。1の "For your information" は "FYI" と略されることも。2つに大きな違いはありませんが、2の "For your reference" は「参考までに」というニュアンスになります。
1は、現在取組中の事案に関して連絡しておきたい際に役立つフレーズ。 "quick update" で最新情報を取り急ぎ連絡する、というニュアンスを表現しています。メールの最後を2のフレーズで締めると、さらなる情報とともにできるだけ早く改めて連絡します、という意思を伝えることができます。
どちらもメールに対して何らかの返信が欲しい場合に、その旨を伝える表現。1の "it would be greatly appreciated" はビジネスで使われる「大変ありがたいです」にあたる、とても丁寧な言い回し。2はシンプルな「お知らせください」というニュアンスに。
メールや電話などで何度も立て続けに連絡する場合に役立つ表現。やはりここでも "bother(面倒をかける、悩ます)" が一般的によく使われます。1は一度連絡した後で再び、2は何度も繰り返して、というニュアンスになります。
連絡を受けた時にぜひ使いたい表現。1は情報のアップデートを、2はお知らせを、そして3は情報を受け取ったときに使ってみましょう。 "Thank you" を "Thanks" に変えるとカジュアルになります。
効率的に気持ちよく仕事をするには、部下から上司へ、または上司から部下へのスムーズな連絡・情報共有が大切ですよね。今回紹介した英語表現を参考に、日々の業務にぜひ役立ててみてください。
ラストは【相談編】を公開予定です! お楽しみに!