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導入事例:静岡県立静岡城北高等学校

SOLUTION.19

グローバル教育を推進する公立高校の挑戦

静岡県立静岡城北高等学校

世界で起こっていることを自分事として身近に感じられることがグローバル時代を生きる大切な資質だと語るサーべドラ先生。それに答えるように生徒たちもレッスンの楽しさや英語力向上を実感しているDMM英会話導入のSTORYとは。

  • 導入形式:授業導入・希望者導入
  • 受講場所:学校・自宅
  • 対象学年:全学年
  • 利用頻度:授業内:月2-3回 ※希望者は毎日利用

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静岡県立静岡城北高等学校はどんな学校ですか

グローバル教育を推進する普通科・グローバル科の伝統校として、広い視野で地域の課題を発見し解決する探究活動を通して、将来のShizuokaを支え、行動する人材の育成を目指しています。

導入する前の英語教育に課題はありましたか。また導入のきっかけや決め手となった理由を教えてください

コロナ禍により、英語授業における生徒同士のインタアクションや、海外との交流が思うようにできないことが大きな課題でした。そのような中、生徒の英語4技能の向上を期待して、令和3年度及び令和4年度、生徒任意の課外活動としてDMM英会話を導入しました。学校内のICT環境が整備され、回線速度が大幅に向上したことがきっかけとなり、令和5年度は、第2学年のカリキュラム上の英語授業にDMM英会話を導入しました。生徒の英語力の向上や主体的な取組の様子が確認できたため、令和6年度からは全校導入しました。(鈴木先生)

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導入に際しての苦労や課題はありましたか。もしあれば、それをどのように乗り越えましたか

学校導入に際し、教職員の理解を得ることに努めました。DMM英会話導入の目的や期待される効果、具体的な授業構想をはじめ、費用に関することなどについて丁寧に説明しました。トライアルの様子を実際に見た教職員が、生徒の取組の様子に感動し、導入に賛同を示してくれたことが大きな力になりました。(鈴木先生)

現在どのように活用していますか。具体的な使用例を教えてください

検定教科書に基づき、各単元ごとに探究的な問いを設定しDMM英会話で使用する学習教材を作成しています。異なる文化的背景を持つ海外の講師との対話により、多角的なものの見方や考え方を生徒に身に付けてほしいと期待しています。また、うまく伝えられなかったり、講師が伝える内容が理解できなかったり、自分の伝えたいことがうまく伝えられないなどの悔しい思いを繰り返す中で、意味交渉を重ね、多くのインプットを得たり、アウトプットの機会を得ることができています。(鈴木先生)
例えば、1年生の初めの単元は「学校」でしたが、講師の国の学校制度について色々と教えてもらい、日本との違いを知るよいきっかけとなりました。また、2年生では「砂糖税」について学び、その賛否等について議論を交わすことで理解を深めました。レッスン後は、目標に対して自分の取組を自己評価したり、録音された会話を再度聞き直しながらレポートを作成したりします。また、個別に講師とやり取りした内容をクラス全体で共有し、議論を深めたりします。(サーベドラ先生)

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導入してから生徒様や教職員様の反応はいかがでしょうか

海外に住むニアネイティブと1対1で話すのが初めてという生徒が多くいます。ALTとの授業もありますが、生徒の人数が多いため、実際に英語で会話する機会を得たと感じる生徒はあまり多くないようです。初回のレッスンでは緊張していた生徒たちも、回を重ねるごとに次第に慣れてくる様子が見て取れます。レッスン後には「楽しかった!」と満足そうな笑顔を見せてくれます。(サーベドラ先生)
DMM英会話を授業に導入して、今後、英語教育はどうあるべきなのか、英語教員の役割とはどうあるべきか等について外国語科の教員は考えています。他教科の教員にも今後レッスンの様子を見てもらう予定です。(鈴木先生)

導入したことで、生徒様の英語力やモチベーションに変化はありますか

英語力やモチベーションの伸長が実証研究により明らかになりました。(鈴木先生)
多くの生徒が、DMM英会話が英語力向上に繋がっていると感じています。2学期半ばにインタビューテストを行った際、教科書にない表現を使う生徒が相当数いた事に驚きました。DMM英会話の講師が使っていた、教えてもらった、と口を揃えて言う生徒を見て、その効果を感じているところです。(サーベドラ先生)

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レッスンを通じて生徒の皆さんにどのようなことを学んでほしいですか

さまざまな国の講師と会話する中で、多様な文化が存在し、人それぞれ異なる意見を持っていることを学んでほしいと思います。また、たくさんの自分の想いや考えが「通じた」という成功体験を積み重ね、間違いを恐れずに自信を持って話せるようになってほしいです。そして、生徒たちには世界をもっと身近に感じてほしいと思います。人間は皆同じであり、外国の方々を別世界の存在と捉えるのではなく、同じ地球に住む隣人のように感じてほしいのです。そうすることで、世界で起こっている出来事を他人事ではなく、自分事として身近に感じられるようになるのではないでしょうか。それこそが、グローバルな時代を生きる上で大切な資質の一つだと考えています。(サーベドラ先生)

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英語教育で目指していること、今後の展望がありましたら教えてください

英語教育において目指しているのは、英語力の向上だけでなく、多様性を受け入れ、誰とでも臆せずに対話できる姿勢を生徒に育むことです。また、地球上で起きている様々な課題について議論できる英語力を生徒が身に付けることも目指しています。今後は、DMM英会話を英語の授業だけでなく、総合的な探究の時間でも活用し、探究活動にグローバルな視点を取り入れる生徒がさらに増えることを期待しています。(サーベドラ先生)

<実際に利用されている生徒様の声>

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レッスンではどんなことが楽しい、または難しいと感じますか

宮津香梨さん: 講師を自由に選択できるのが楽しいです。様々な人と話す機会があって毎回会話内容や形式が新鮮で面白いです。難しいと感じることは、言いたいことが思いついても英語で伝えられないときがあることです。しかし、講師の方々が優しくサポートしてくれるので安心できます。
山下さくらさん: 楽しいことは、お気に入り登録した講師の方とオンラインで再会できることです。難しいことは、生活環境が違うため、私が当たり前だと思っていたことに対して説明が求められることです。例えば「ディズニーランドってどんなところなの?」と聞かれて改めて考えてみると、考え込んでしまいます。
松井理緒さん: 海外の講師と日本語が全く使えない状況で会話をするため、疑似留学を体験できるのが最も楽しい点だと思います。その状況下で自分の知っている語彙を振り絞って会話をし、楽しく会話できたときの快感は他の何にも代えがたいです。しかし、うまく会話ができないときや会話が弾まないときがあります。そのようなときにいかに機転を利かせることができるかが重要となってきます。伝わる言語は英語のみ、それが難しいと感じます。

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レッスンを受講する中で、英語力の変化を感じますか

宮津香梨さん: 最初の数回のレッスンは緊張もあり、自分の意見を英語ではっきり伝えることが十分にできませんでした。しかし今は、英語で意見表明をすることに自信を持つことができています。レッスン時間が足りないな、と思うこともしばしばあります。
山下さくらさん: 自分で考えた英文をぱっと伝えられないことに以前から悩んでいましたが、DMM英会話を利用して、英語に使う脳を早く回転させることに、だんだんと慣れてきました。これは英会話だけではなく、英作文にも活かされていると感じます。
松井理緒さん: やはり何と言っても自分から意見をグイグイ伝えないといけないので、積極性、それにつれて英語力が向上していったと思います。優しい講師は会話のきっかけを作ってくれるので、安心して話すことができました。実際に海外の方と話す機会が少ないからこそ、DMM英会話をすることで自分は英語を話すことができるんだと思うことができました。授業終わりにレッスンノートを書いてもらうことで、自分の間違えたところを直すことができるので、レッスンを重ねるごとに英語力が向上していったと思います。

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思い出に残るエピソードがあれば教えてください

宮津香梨さん: 私にはお気に入り登録をしているフィリピンの講師の方がいます。その方とは音楽の趣味がとても合って盛り上がったことがありました。二人で歌を口ずさみながら楽しく英会話ができて、とても印象に残っています。
山下さくらさん: 私と同じ曲が好きな講師の方とお話したことです。レッスンの前半はよそよそしかったのに、終わり際には時間が足りないと思うほどお互いに話が止まりませんでした。25分間で心の距離が縮まったと感じた思い出です。
松井理緒さん: 授業での活動であるトピックに関してDMM英会話の講師と話したとき、自分がトピックについて意見を述べて講師の意見を聞き、質問をし、上手に会話ができた時のことです。不安を感じつつも、全力を尽くしてうまく会話できたときは、とても嬉しかったです。

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レッスンで学んだことを活かして、今後挑戦してみたいことはありますか。または将来の目標や夢を教えてください

宮津香梨さん: 英会話で培った英語で、海外の人との交流を積極的に行い、世界中に友達を作りたいと思っています。言語の壁を超えて様々な人と仲良くなりたいです。
山下さくらさん: 趣味の洋楽や洋画を、英語による言語の壁を気にせずに楽しめるようになることです。英会話を通じて、好きなアーティストや俳優が話している英語を習得したいです!
松井理緒さん: DMM英会話では疑似留学を経験できるため、いずれ実際に海外へ留学したいと思っています。現在留学中のクラスメイトがいるため、僕自身もそのように一人で生活ができるようになりたいです。僕の行きたいところはイギリスで、本場の英語を相手にして臆さないようにDMM英会話でたくさん練習しようと思います。

鈴木 智久先生
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