日本人がもつ価値観「本音と建前」について、欧米の社会学・人類学者などが様々な研究をしていますよね。定義を一言で伝えるならPublic face, public position などと言われていますが、少し説明を加えるなら
The contrasting behaviour and opinions that one displays in public as opposed to his true feelings.
「内在する感情とは対照的な、人前で見せる表向きの態度や意見。」
などと言えると思います。
ちなみに「本音」のほうはTrue feeling, real intentionなどと訳されています。
日本文化に興味のある方に日本語でtatemaeと言って通じるときがあるので驚きます。
The art of saving face runs deep in Japanese culture.
I think I said it to be nice but didn't really mean it.
He seemed interested, but he could be putting up a front.
一番目は建前をart of saving faceと訳しました。art of saving face自体の訳は、だいたい「恥をかかせる状況を回避し、尊厳を保たせる」といったかんじです。全文の訳は「相手に恥をかかせないための技(=タテマエ)は日本文化に深く刻まれている」くらいです。save faceは面子救済です。面子を保つとは日本語でもいいますものね。そうやって考えるとおもしろい!
二番目は「親切心をもってそうは言ってみたけど、実はそう思ってない」。タテマエ自体はsaying things just to be niceと訳せます。
三番目は「彼は興味がありそうだったけど、もしかしたら上辺をつくってるかもしれない」。put up a frontはイディオムで、上辺を作る、見せる、です。
To put on a face/act means not to show how you really feel.
Public appearance is how someone appears in a public situation and might not be what they really feel.
To put on a face/actとは、本音を見せないという意味です。
Public appearance とは、公共の場でのその人の見え方で、本当にその人が感じているととは別のものかもしれません。
If you say you 'put on a public face' or 'put on a front' it means that you put on a different expression to how you are actually feeling
So you might feel sad but when someone asks you smile and say you are fine and happy
Most of the time this is done to make someone feel better
put on a public face'や'put on a front'は、実際の感情と違う表情をするという意味です。例えば、悲しいときに、平静を装うことなどを表します。
大抵、人を心配させないように、このように振る舞います。
英会話講師のKOGACHIです(^^)/
「建前」は、内容と文脈によっては、
say something just to please ~
「~を喜ばせるためだけに何かを言う」
のようにも表現できる場合があると思います。
「建前」は、波風を立てないために誰かを喜ばせるようなことを言う場合にも「建前」という表現は使われることもあるので、
そういう文脈だったら、
I just said it to please him.
「彼を喜ばせるために言っただけよ→ただの建前よ」
のように表現しても良いと思いました(*^_^*)
以上ですm(_)m
少しでも参考になれば幸いです(#^^#)
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see you soon♪