アドバイザリーって英語でなんて言うの?
企業にたいして助言を行う、コンサルのような仕事をアドバイザリーといいます。なんとなくアドバイスからきている単語なのかなと思いました。
回答
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Advisory
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Consulting
マネージメントコンサルティングについて少し学習した事があります。
企業に対して助言を提供する部門は「Advisory」と言います。
「Big Four」会計企業のKPMG, PWC, EY, Deloitteはそれぞれ「Advisory」部門があるはずです。
また、「Big Three」のマネージメントコンサルタンシーのMcKinsey、Boston Consulting Group, Bain にもありますが、この「Advisory」が彼らの本業です。
「Consulting」と言ってもいいと思います。
さて、企業に対して助言を行うことで大金を見積れるなんていいもんですよね。
それを不思議に思い、「Management Consulting」という職について勉強したところ、企業コンサルは「助言」に止まりません。
確かに、クライアント企業の幹部はマネコンと「Consulting engagement」(コンサル契約)を交わしてアドバイスを受けますが、多くの場合、すでにそのアドバイスは明白なのです。
「Big Three」が得意としているのは、その助言を裏付けるデータ収集です。
例えば、大企業が大きな人員削減を図るとき、あからさまに人を首にしていったら社員達も黙っておりません。そこで外部の人間を入れて、人員削減を推奨するレポートを作成してもらったりします。政治的なソリューションです。
また、企業の幹部は「Advisory」が大好きです。
何故ならば、幹部の人間がやるべきリサーチを彼らがやってくれるのですから。
単純に言えば、コンサルタントとは企業傭兵だと考えてもいいです。
さらに、コンサルタント契約には「Management」と「Execution」にも分かれます。
Big Threeは「Management Consulting」(戦略系)に特化していました。
でも、Big Fourがジロジロ市場に手を出してきたため、「Execution」(実行)にも手を出すほかなくなりました。
Big Fourは本来は地味な会計事業ですが、コンサルティング契約があまりにも美味しいため、様々なサービスを提供する様になり、これらは「Accounting Firms」(会計企業)と言うよりは、「Professional Services Firm」(大企業の何でも屋さん)と言っても過言ではないでしょう。
つまりは、Big Fourには国際税務のスペシャリストもいますし、サイバーセキュリティとか人事ソリューションとかも提供しております。
クライアントは皆大企業の幹部が多いため、人脈を作ればどんどんコンサルティング契約が取れると言うことです。
クライアント側も、幹部級の人たちは株主とは違う立場で、長めに企業の成長を見せる必要は株価以外にありません。なので、どんどん人員削減を通して利益率を伸ばす事ができ、それは株式市場にそれなり評価されます。なので、「Advisory」は大企業相手にたくさんのサービスを提供しているので、「助言」と言う言葉では彼らがやっていることの本質を表すことはできません。