「キュー」は英語で「action」と言います。あの「3、2,1、キュー」は英語にも出るのであの表現は「3, 2, 1, action!」と言います。「キュー」は「cue」と言い、「何かをする」と言う意味です。例えば「cue lights」は「ライトをつけて」と言います。
現場で映画監督は「3,2,1、キュー」や「カット」とよく言っています。
The director says things like "3, 2, 1, action" and "cut" on the film set.
おそらく日本語で言っているcueは舞台などで役者に出す合図からきているんだと思います。
She waited for her cue to start dancing.
彼女はダンスを始める合図を待っていた。
My job is to hold up the cue cards to the actors.
出演者たちにキューカード(カンペ)を出すのが私の仕事だった。
「3,2,1 キュー」は語呂がいいので誰かが言い出したのだと思いますが、意味的には別にnow「今」や go「行け」でも特に問題ないのではないかと。
英語では、やはり 3,2,1...(and) action がいかにも映画監督っぽい言い回しだと思います。 andを言うかどうかはお好みです。
ちなみに私の経験上では、大きな声で合図を出したり、手を打ったり、「カチンコ」clapperboard を鳴らすのは、役者への合図はもちろんのこと、後の編集で使いやすい意味でもあります。撮影によっては action! で録音開始すると監督の声が入って邪魔になりますので、3, 2... 以降はジェスチャーのみという現場も結構あります。