英語では、「会社にしがみつく」ことは「行動」として存在ですが、日本語ほどの固定概念ではないです。なので、「会社にしがみつく」の英訳は、あくまでも表現の「訳」で、実際に等しい表現がありませんのをまず理解していきましょう。
さて、「会社にしがみつく」とは、「一つの会社に執着し働き続ける」を意味するものの、ネガティブのニュアンスも持っていて、「しょうがないから、我慢してこの会社で〜」と言うのは裏の意味でしょう。
まず「一つの会社に執着する」の訳を見ましょう。
① stick with a company
例:He’s stuck with the company for six years.
彼はこの会社で6年も続けた。
② stay with a company
例:I think it’s a smarter career choice to stay with one company than to change jobs when you get tired of your current work.
進路を考えると、今の仕事を飽きてしまうときに転職するより、一つの会社にしがみついた方が賢明な選択だと思う。
シチュエーションによって「我慢して会社を続ける」と言う意味も表現できます。
例:I can’t find a job with better pay, so I’ll just have to stick/stay with this company.
今より高収入の仕事を探してもなかったんで、今の会社にしがみつくしかない。
↑シチュエーションを述べてからstick/stayを使います。ちなみに、stickはstayより「我慢」の意味が強いです。なぜかと言うと、stickはもともと「粘りつく」の意味なので、「執着度」がより高いです。Stayは「その場でとどまる・居残る」の意味なので、かなりニュートラルな表現です。
ご参考になさってください。
会社に「しがみつく」という場合には、英語で "cling to a job" と表現します。「cling to」は物理的に何かにくっつくことを意味することもありますが、ここでは転じて、何かを必死に保とうとすることを意味します。特に、不安定な状況や改善の見込みが少ない職を、失うことへの恐れから手放さない様子を表します。
例文:
- "Despite the bad working conditions, he's clinging to his job because he's afraid he won't find another one."
(悪い労働条件にも関わらず、彼は他に仕事が見つからないかもしれないという恐れから、会社にしがみついている。)
関連するフレーズ:
- "hold on to one's position"(ポジションを必死に保つ)
- "stick to one's job"(仕事に固執する)
- "hang on to one's job"(仕事にぶら下がる、しがみつく)