(1)これはほぼそのまま日本語を英語に変換すればOKです。
ただし「〜の」を英語にする際に注意事項があります。
日本語から判断して、所有を表す 's が使えそうに見えますが、今回の場合は Doha's tragedy とはなりません。その主な理由は以下の2つです。
① 一般的に、何かが無生物(今回はドーハ)に帰属する場合は 「of + 無生物名詞」で「無生物名詞の」となります。
これを回答として使いました。
例)ポットのハンドル → ◯ the handle of the pot ☓ the pot's handle
② Doha's tragedy とした場合、「ドーハという都市が所有している悲劇」または「ドーハに住んでいる人たちが所有している悲劇」となり、その悲劇が「ドーハ、またはドーハの住民にとって悲劇」だったという意味になってしまいます。
(2)ドーハは都市の名前で、そこで起こった悲劇なので前置詞の in も使えます。
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
英語で「ドーハの悲劇」に言及する際に用いられる最も一般的な表現です。
「agony」は「(心身の)苦痛, 苦悶(くもん), 苦悩」との意味です。
「Doha」とは、カタールの首都「ドーハ」です。
(例)
The match is remembered by Japanese soccer fans to this day as the "Agony of Doha." (2014年4月24日付「nippon.com(ニッポンドットコム)」の記事から)→その試合は「ドーハの悲劇」として、今日に至るまで日本のサッカーファンに記憶されている。
That match is known in Japan as the "Agony of Doha".→その試合は日本では「ドーハの悲劇」として知られる。
In soccer, "Doha no Higeki" (Agony of Doha) refers to a 1993 Japan-Iraq match in the capital of Qatar that resulted in Japan's failure to qualify for the 1994 World Cup.(「The Asahi Shimbun AJW」(朝日新聞の英語サイト)から)→サッカーで「ドーハの悲劇」とは、1993年にカタールの首都で行われ、日本がアメリカ・ワールドカップ(1994年)出場を逃した日本対イラク戦を指す。
He was on the field during the 1993 'Agony of Doha' match, in which Japan missed qualification for the 1994 FIFA World Cup USA™, when Iraq scored a dramatic late equaliser.(2015年12月17日付「FIFA.com」のサンフレッチェ広島に関する記事から)→1993年の「ドーハの悲劇」では、彼はピッチの上にいた。その試合で日本は、終了間際にイラクに劇的な同点弾を許し、FIFAワールドカップ・アメリカ大会(1994年)出場を逃した。
「qualify」は「予選を通過する」との意味で用いられています。
「qualification」は「qualify」の名詞形です。
「equaliser」および「equalizer」は、「同点にする得点」との意味です。
ご利用ありがとうございました。