こんにちは。
「〜こそ」を英語で表すときにはいくつかの方法がありますが、今回の表現でピッタリだろうというものを2つ挙げました。
★しかしその前に語句の確認をしておきます。
・手段 means
これは mean の複数形?と思ってしまいますが、この名詞は単数でも複数でも形は means です。
・目的 ends
これは名詞 end の複数形ですが、複数形で使われることが非常に多いです。
★では本題です。
(1)「まさに〜」を意味する very
very の使い方でよく知られているのは「とても」だと思います。これは副詞として他の副詞を修飾するときに使われます。
She walked very fast. 彼女はとても速く歩いた。「とても」が「速く」を修飾。
しかし very には形容詞として名詞を修飾する使いかたもあります。その場合には「まさに〜」という意味になり、ご質問の文を英語にする場合にぴったりです。
日本語との違いは「これこそ」のように代名詞のほうに強調の「こそ」が付いていますが、英語ではそれはできません。*very this, very it ということができないのです。その代わりに名詞のほうに強調を付けます。
英訳例では the very means and the end としています。意味の上では the very ends と捉えられますが、2度書いたり言ったりすのはくどいので1度にしています。
(2) the を強く発音することによる強調
theの音をカタカナで表すと「ザ」ですが、強調するときには「ズィ」のように発音します。母音の前で発音が変わりますが、それと同じ「ズィ」です。
似たことが不定冠詞の a にも当てはまります。強調するときいは「ア」とは読まずに「エイ」と読みます。会話のときによく使われる表現方です。文字にして表すときには下線を引いたりイタリック体にしたりして強調を表すことも可能です。
最後に、もうおわかりかと思いますが、「たんに and でつなげるだけでよいか」については言うと、それでいいです。
以上、お役に立ちましたでしょうか。
This, right here, is exactly the way we should do it. In fact, it's our goal.
This is just what we need, and it's our goal.
This is the way to do it, and in fact it's what we aim to do.
英訳1:This is ...でいいところを、right hereを挿入することで強調しています。
exactlyも同様に「まさに」と強調する副詞です。in factは、「もっと言うと」というニュアンスで使われています。
英訳2:This is just what ...という表現も、「これこそまさに…である」というときによく使われます。すごくほしかったものをもらえて、Just what I wanted!「これがほしかったんだよ!」のように言うことがありますよ。
英訳3:thisに強く発音しましょう。wayにも「方法」という意味があります。
aimは「意図する、ねらう」の意味です。
また、英訳2と3がそうであるように、andでつなげて問題ありません。
また、This is our means, our goal.のように、「手段」と「目的」をあえてandでつなげないことでも意味を強調することができます。ライティングでは、カンマを忘れずに。
その他の表現:
- This is exactly how we should do it. In fact, it's what we're aiming for.
- This is the very means we should use, and it's what we're aiming for.