"melancholy" ←これは「哀愁」+「憂鬱」・「陰気」の意味ですが、よく芸術的に感情を表現するときに言われています。
"sorrow" ←これは「哀愁」の直訳で、ちょっと詩的な感じです。絵の感想を言う時に相応しいと思います。"I feel ~"または"I felt ~"という時に、"sorrowful"は更に自然です。
"grief" ←これも「哀愁」ですが、絵の感想を言う時に相応しくないと思います。"grief"は本当に深い悲しみなので、芸術の話で軽く言うと違和感があります。
「美術館にあった絵を見て、哀愁を感じました。」の例文:
・"I felt melancholy when I saw the picture in the art gallery."
・"I felt sorrowful when I saw the picture in the art gallery."
「哀愁」という日本語自体なかなか定義の難しいものですが、何か悲しいことがあった結果悲しいのではなく、心の内側からしみじみと湧き出る「悲しみ」という意味になります。
“sadness” は sad の名詞形で一般的な悲しみを指します。
I felt sad when I saw that picture in the museum.
「美術館にある絵を見たとき哀愁を感じた」
“sorrow” は sadness よりも深い悲しみを示し、感覚では日本語の「哀」に近いニュアンスではないかと思います。
The picture evokes sorrow in me.
「その絵は哀愁を呼び起こす」
また pathos という単語もあります。これはギリシャ語が由来の単語で、映画などの芸術作品から呼び起こされる「悲哀、深い情念」という意味になります。
I was struck by pathos in the play.
「その劇の哀愁に感動した」
「哀愁」というのは "sadness" と "sorrow"です。「哀愁を感じる」というのは to "feel sad" 又は to "feel sorrowful."
"pensive" の方ですと 「考え込んでいる」という意味です。
例文:
She showed pensive sadness when she looked at that painting.
あの絵を見ると彼女は哀愁的な悲しみを表しました。
I felt sorrowful when I saw that painting.
その絵を見たとき、私は哀愁を感じました。
哀愁は英語で sorrow 又は grief と言います。なので、「その絵からは哀愁を感じました」は I felt sorrow/grief from this picture と言えます。
多分、I felt a great sense of sorrow/grief from this picture の方がよく聞く言い方です。
This picture made me feel sorrow
This picture gave me a sense of sorrow
I felt a sense of sorrow in the painting
なども言えます。
ご参考になれば幸いです。
Suffering = 苦しみ
Moan = 哀愁 ,うめき声
例1:The reward of suffering is experience.
苦しみの報酬は経験です。
例2:There was a moan of pain from the injured man.
けがをした人からのうめき声が出ました。
役に立てば嬉しいです!