SOLUTION.08
英語力の向上とともに、日本のプレゼンスを高めて行きたい
デル株式会社
全世界で事業を展開しているグローバルカンパニー「デル テクノロジーズ」にて日本事業の一翼を担う「デル株式会社」。社員の英語学習への関心は非常に高く、英語力向上に取り組んでいます。今回は人事部長の武藤さんとコンサルタント コンペンセーション&ベネフィッツの菅さんにインタビューを行いました。
- 導入形式:希望者向け
- 受講時間:業務時間外
- 対象:日本法人社員
- 受講制度:特になし
デル株式会社はどのような会社ですか
デル株式会社は、企業や⼈々がデジタルの未来を築き、仕事や⽣活の仕⽅を変⾰するのを⽀援する独特なビジネス ファミリーとして、エッジからコア、クラウドまでを網羅した業界で最も包括的かつ⾰新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供するデル テクノロジーズ(NYSE:DELL)において、日本事業の一翼を担っています。
*ビジネスファミリー:デルテクノロジーズ ファミリーには、Dell、Dell EMC、Pivotal、RSA、Secureworks、Virtustream、およびVMware が含まれます
社員優待プラン*を導入した理由を教えてください
弊社は全世界で事業を展開しているグローバルカンパニーであり、日本国内だけで完結する業務は限られております。そのような環境下において、社員の英語学習への関心は非常に高く、学習支援についても強い要望が寄せられておりました。一方で、実際に英語学習を導入してみても、しばらくすると一定の割合で停滞してしまう状況も考えられます。そこで、まずはご家族も含めて、全ての社員が自分の熱意に応じて受講できる社員優待プランを導入いたしました。
*社員優待プラン:会社様負担0円で社員様が優待価格でDMM英会話をご利用いただけるプラン
世界中で事業を展開されていますが、業務では、どれくらい英語を使いますか
職種によります。日本市場だけ、日本のお客様だけに特化した業務であれば、英語を使わなくても仕事をできる環境はあります。しかし外資ですので、基本的な社内コミュニケーションは英語ですし、全社的なアナウンスメントも英語が多いので、英会話まではいかなくても読み書きはできた方がベターです。一定のキャリアが上がってくると、他の国とのプロジェクトや会議にも参加するような機会が増えてきます。特にマネージャー以上のレベルでは、英語は必須です。
社員優待プランを導入したことで「どんな効果」を期待していますか
「業務で必要だから」と肩肘を張ったような姿勢ではなく、まずは英語に触れ、話すことに慣れて欲しいと考えています。社員優待プランなので、ご家族も含めて対象となっていますし、業務での必要性に関わらず、どなたでも気軽に申し込むことが可能です。「あの英会話のプラン、良さそうだよね。申し込んだ?」というような会話から口コミが広がり、お互いにつながっていき、どんどんオンライン英会話を活用していってもらえれば嬉しいです。
導入にあたって大変だったことはありますか
今回は、あくまでも個人の自主的な判断で参加を決定できる社内優待プランでしたので、導入にあたり特に大きな困難というのはありませんでした。しかし導入後は、みなさんにどこまで継続的に有効活用してもらえるか、という点を考えていかなければいけません。
今後法人導入プランへの切り替えは考えていらっしゃいますか
多くの社員に継続して受講してもらえるようでしたら、会社としてもオフィシャルに「法人導入プラン」に切り替えていく流れになっていくかと思います。そのためにも、今は利用率をいかに上げるかを考え、そしてどのような結果がついてくるのかを見守っていきたいです
オフラインではなく、オンライン英会話を選んだ理由を教えてください
実際、過去にオフライン英語学習施策を導入した経験もありますし、他社様からも英語の教育等について話を伺うことが多いのですが、「いかに継続して受講してもらうか」という点がいつも課題として挙がります。当然のことながら、ある程度の期間、定期的に受講をしないと効果は望めません。クラスルーム形式あるいは面談形式ですと、事前に予定を立ててそのスケジュールに縛られてしまいます。受講開始時には受講生の方の意欲も非常に高いのですが、受講が進むにつれて、どうしても業務の都合等でキャンセルや延期をせざるを得ない場合が発生し、結果として不定期な受講になってしまいがちです。最悪の場合には、受講料を支払った手前、もったいないからという理由で、何となく惰性で続けているというような例もありました。そういった意味では、自分のライフスタイルに合った形で、オンラインでフレキシブルにいつでも受講できるという点は、非常に利便性が高いと感じています。
DMM英会話を選んでいただいた理由は何かありますか
教材の豊富さや価格の手ごろさ、各種評価サイトでの評判等を参考にさせていただきました。また最終的には、営業の方のご対応がとても良く、「開始後のサポート体制等も大丈夫だろう」と感じたため、DMM英会話に決めました。
社員の語学力向上にはどのような価値、意味があるとお考えでしょうか
先述の通り、弊社は全世界で事業を展開しているグローバル カンパニーであり、世界中の同僚とコミュニケーションをとる必要があります。その中にはもちろん、ビジネスのことだけではなく、雑談なども入ってきますし、そのような会話を通じて、自然と世界の多様性の中の一つとして日本は存在していると実感することができます。テレビや本から得た海外の知識で満足するのではなく、やはり実際の会話を通して学んだり経験することが、非常に大切なことだと痛感しています。このような観点からも、語学力の向上、特に英語力向上は、仕事のツールとしてだけではなく、社員一人ひとりの人生そのものを豊かにする手助けになるのではないかと考えています。
英語力強化を通じて、実現したいビジョン等があれば教えてください
IT産業という観点からみると、日本は今後、ますます大きく成長が見込まれるポテンシャルが非常に高いマーケットであり、我々の会社のグローバル組織の中でも大いに注目され、一定の存在価値を発揮しております。一方、その存在価値と比較してみると、日本のプレゼンスを海外に向かって主張できる人材がまだまだ不足しているのではないかと思っています。したがって今後は、英語力の向上とともに、日本のプレゼンスをグローバルに向かって高めて行きたいですし、日本の社員が海外でもより一層活躍していただければと考えております。