選択は selection、「事業領域にフォーカスする」といった集中は concentration もいいと思います。
例文の
「多角経営が進んでいる企業が選択と集中でよりコアな事業領域にフォーカスする事にした」
は、
多角化が進んでいる企業:successfully diversified corporation
コアな事業領域:core business
選択と集中で:by a strategy of selection and concentration
〜ことにした:decided to〜
以上をまとめて、
A successfully diversified corporation decided to focus on its core business by a strategy of selection and concentration.
となります。
「選択と集中」に対応している英語はこのフレーズです。
「多角経営が進んでいる企業が選択と集中でよりコアな事業領域にフォーカスする事にした。」
これは若干英語にしにくい文ですね。英語にしやすい文にするためには、まずなによりも主語節と動詞節をはっきりさせる必要があります。この文の主語は「企業」で、動詞は「ことにした」になりそうです。「ことにした」とは何かと考えて「決めた」で良さそうだと思いつけば、だいぶ英語になりやすくなります。「企業が決めた: company decided to focus 」と言う文に修飾を加えていけば良いのです。
The company that has been diversifying their business decided to focus on the more core business area by "selection and concentration" process.
日本語をそのまま英語にするとこうなりますが、英文としては、非常に漠然とした印象を与えてしまいます。表現が抽象的で、具体性に欠けるからです。よりよい英文にするためには多角経営が進んでいる企業とはどういう企業か、どのくらい前から多角化を進めてきて、現状はどうなっているのか、よりコアな事業領域とはどういうものかなどの具体的な情報を追加すると良いでしょう。
選択と集中はselection and concentrationとなります。
例文: 多角経営が進んでいる企業が選択と集中でよりコアな事業領域にフォーカスする事にした。
A company that is pursuing diversified management decided to focus on core business areas by using the strategy of selection and concentration.
例文の内容を、「多角経営が進んでいる企業が、選択と集中という戦略によって、よりコアな事業領域にフォーカスする事にした」とさせて頂いた上で、訳させて頂きました。