これは日本語でも熟語表現になりますので、英語でも同じくそのままの意味ではない熟語の表現があります。
それは ”in good hands"。 この表現では ”good" という形容詞の直訳からできている表現ですが、実際のところ、この単語の本当の直訳は「良い」という意味の単語では ”ない” といことはご存知でしたか? 正確に日本語に訳すと、「何でも100%」という意味で一つの単語として表すことができない英語ならではの、日本語には無い形容詞なんですね。
これを理解できていれば、実際、”good morning" という表現は、日本語に「意訳」すれば確かに「おはようございます!」という訳になりますが、英語では、「100%の理想的な朝だね」という表現、そういった主旨で作られた表現なんです。例えば、何かついていない、悪いことばかり起きた朝だとしたら誰もが、「最悪の朝」、「いつもの朝とは違う、朝なんて呼べないひどい時間だ」という気持ちを抱くことってありますよね? では何もない、気持ちの良い、すがすがしい朝は理想の朝、本来の朝という言葉通りの朝、つまり朝という言葉の意味やニュアンスを100%満たしている、という意味のあいさつの言葉になるんです。
また ”going to New York for good" というと、「もうニューヨーク行って帰ってこないよ~!」という意味になるのも、そもそも、”go" という動詞の100%の意味で行くんだよ、という意味になるんです。つまり、数か月で帰ってくるつもりでしたら、それはただの ”visit" (訪問)という言い方も出来るのでは? ”go" という意味であれば「行く」、つまり「行っちゃう」、「帰ってこないよ~」という意味で 「100% go」 するんだよ、という
意味になるんですね。
さて、英語では、”hands" という単語は間違いなく日本語にすると「手」という単語になりますが、同時に「手」という単語は「守るためにある」、「戦うためのもの」などといったイメージ、対象、そしてニュアンスの単語になります。従って、”you are in good hands" というならば、「あなたは100%の「手」の中にいるんですよ~!」という意味の、「絶対的に近い意味での守られた環境」、「一切不安は無い」、意訳すれば「大船に乗った」という意味の英語ならではの熟語になるんですね。
もちろん、こういった熟語ではなく、そのままの意味となるストレートな表現で ”in hands of expert" 「専門家たちの手の中」という直訳になる言い方や、”in hands of professionals"「プロの人たちの手の中」という直訳的な言い方もまたできます。
英語ならではのネイティブ感性で表現するか、ストレートで直接的な表現で言うかは特に大きな差はありませんので、どちらでも必ず伝わりますね。
参考になればと思います♪
as good as~で『~も同然」という意味から
as good as home で『自分の家も同然→大船に乗っているつもり』となります。
●例
もし奨学金を貰えれば、大船に乗ったつもりで、勉強に打ち込めるのだけど。
If I won the scholoarship, I would be as good as home, and concentrate on study.