SOLUTION.05
生徒一人ひとりが当たり前に英語を使う環境を
惺山高等学校
外国人留学生との交流も生徒たちから積極的に話しかけるようになったと語る佐竹教諭。生徒たちの好奇心や探究心も高めたというDMM英会話の導入STORYとは。
- 導入形式:授業/補助学習
- 受講場所:学校/自宅
- 対象学年:高1〜
- 利用頻度:月数回
惺山高等学校は、どんな学校ですか。
先進的にICT教育に取り組み、Chromebookを活用した授業や学校運営を行っています。生徒が自分の関心に沿ったテーマに主体的に取り組むことで、次世代を担う人材の育成に力を入れています。
DMM英会話を導入したきっかけを教えてください
インプットした知識をもとに自分の言葉で発信する力が求められる社会の中で、本校は2019年度新入生より生徒1人1台のChromebookを導入しました。同時に、英語4技能をバランスよく伸ばすには、ALTの授業だけでは限界があると感じていたこともあり、DMM英会話の導入を決めました。幅広いレベルに対応できる教材があり、講師数が豊富でレッスンの予約が取りやすいことがDMM英会話を選んだ決め手でした。
実際のレッスンは、どのように行われていますか
2年生の英語表現Ⅱの授業の中で、週に1回レッスンを受講しています。25分間のレッスンを最大限に活用するために、担当教員が受講するユニットをあらかじめ指定し、生徒は各自予習をしてレッスンに臨みます。毎回のレッスン後には独自のルーブリック評価を用いて自己評価を行い、理解しきれなかった点は担当教員がフォローして、予習→受講→復習のサイクルの中で不明な点を残さないように努めています。現在は学校のICT教室にある共有タブレットで受講していますが、2020年度からは一人一台のChromebookで学校内のどの教室でも受講することが可能になります。
DMM英会話を導入してみて変化はありましたか
「グローバル化」が叫ばれる現在でも、地方に住んでいると外国人に遭遇することはめったにありません。そのため、ほとんどの生徒が外国人に対して慣れていないので、最初の頃は講師からコールがくると緊張して通話をためらう生徒もいました。それが最近では、しっかり予習をしてレッスンを受講し、教材内容のみならずフリートークも楽しんでいます。また、発音やアクセントなど英語の音も意識して勉強するようになった生徒も増え、「次回は自分からもっと質問したい」「英語をもっと話せるようになりたい」という欲が出てきているようです。
海外への修学旅行や来日した外国人留学生との交流でも、自分から積極的に話しかけることができ、交流を楽しむ姿が見られました。英語の力はもちろんですが、「外国人と話してみたい、様々な国についてもっと知りたい」という気持ちが芽生え、生徒たちの好奇心や探求心が高まる様子を目の当たりにしています。
今後英語を通じてやっていきたいことはありますか
近い未来、AIや自動翻訳の台頭により純粋な語学力は必要とされなくなる一方で、外国人と協働する場面が増えるはずです。相手が日本人であろうと外国人であろうと、互いの文化的背景を尊重しながら適切にコミュニケーションをとれる力を養っていきたいです。