Melt(動詞:溶ける)はよくチョコレートや雪、氷など「温度によって原形が変化するもの」に使われます。
物理的に犬が熱で溶ける事はありませんが、だらーーーっとしている姿はまるでチョコレートが熱で溶けて違う形になったように、熱が原因でいつもとは違う姿に変形した、という意味で使えます。
1) My dog is completely melting. =うちの犬が完全に溶けてる
Completely は Completeの副詞。
副詞は動詞を修飾するものでしたね。
「動詞を修飾」とは、副詞(この場合はCompletely)は「どのように動作を行うかを説明しているもの」。
例えばLook closely。
Closely=副詞・近くで、という意味で、動詞の Look,「見る」という動作をどのようにして行うかを表してます。ですから、Look closely=近くで見る、になり、副詞のCloselyは、動詞のLookを修飾している、と言えます。
このように副詞を付けるだけで、状況や言いたい事(この場合は、犬がどれだけ溶けてるか)がより正確に相手に伝わる事ができます!
2)The heat is melting my dog.=熱が犬を溶かしてる=犬がだらーーーっとしてる
見方を変え、主語を「犬」から「熱」に変えるだけで、面白さとクリエイティビティが倍!
3)My dog is turning to liquid. =犬が液体化しちゃった=犬がだらーーーっとしてる
Turn to liquid=液体化する、という意味。
理科の実験で使う事が多い表現に思われがちですが、そんな事はありません。
日常生活でもよく使います。(例:片栗粉に水を加えた時)
完全に液体化していないけど、固形だったものが液体に近い形になった、と言いたい時は、
Liquidの代わりに「Liquidy(形容詞・発音:りくぅぃでぃ)」を使ってもOKです。
My dog is very sluggish because it's hot.
"sluggish"は動きが鈍かったり、怠けていたりする様子です。
My dog is very lazy because of heat.
”lazy”は聞いたことがある方も多いかと思いますが「怠けている」ことです。
だらだらしていたり、動きが鈍くなっていることも"lazy"で表現できます!
ちなみに、熱中症は”heat stroke”と言ったりしますが、犬も人間と同じように
熱中症対策をしてあげないといけないですね!