仏教の大晦日の行事で、人間の108の煩悩を無くすために、寺院の鐘を108回つくというもの。
当然のことですが“除夜の鐘”というのは日本独特のもの。説明文に記載してくださっている通り仏教の行事の一つですよね。
一方“英語を話す”ということは“日本語ができない人と話す”、ということにもなりますから、日本とは違った文化、歴史、また伝統の中で暮らす人々とコミュニケーションを図ることにつながります。
従ってただ“除夜の鐘が鳴る”と言っても“why?”と聞かれたり、その背景や私たち日本人が持つそのことの“重み”、伝統などの話を説明してあげなければならなくなるかもしれません。
いずれ、この和文をそのままただ英訳するのであれば上記のいずれかの言い方で十分だと思いますが、ここでそれぞれの文の違いは冠詞の“the”を入れているか否か、ですよね。
“冠詞”というのは漢字でも“冠”という字を使いますが、これは王様がその地位、威厳を表すためにかぶるもの。でも四六時中かぶっているわけではありません。例えば寝るときには外しますよね。だからといってその時は王様が王様じゃなくなるということはありません。
英語の文法上でいうこの冠詞というものもこれと全く同じ。威厳を示す=強調するとき、したいとき、しないとおかしい文になるときに使うものであり、必ずしも無ければ間違いというわけではありません。あくまでもその一つの文の中で何が一番言いたいのか、何をどれだけ主張、強調して言うべきかにつれて付ける、付けないを判断すればいいと思います。
回答したアンカーのサイト
H.K. English
外国で新年を開ける時に鐘を鳴らすとか時計のチャイムを一緒に聞くことはありますけど、除夜の鐘は日本や東洋の国の行事見たいですね。そのまんま英語に訳しても分かりにくいので説明した方が相手にも役に立つと思います。
英語で「鐘」は"bell"か"gong"と訳しますけどこの場合はお寺の鐘なので一応"temple bell"か"temple gong"を使った方が良いです。そして大晦日の行事と伝えるためにその前に”New Year's"と付けた方が分かりやすいと思います。「鳴る」は“to ring"か”ringing"と訳せます。
除夜の鐘は108回鳴るので"tolls"の単語でも使って良いと思います。
説明の「仏教の大晦日の行事で、人間の108の煩悩を無くすために、寺院の鐘を108回つくというもの。」は英語で"This is a Buddhist New Year's event, where the temple bell is rung 108 times in order to get rid of each of the 108 earthly desires"と言えます。