①The higher floor you are on, the more you feel an earthquake.
②The upper floor you are on, the more you feel the shaking of an earthquake.
●The 比較級 S V ~, the 比較級 S V ….
(~すればするほど, その分ますます…)
→ この構文(表現)は次のように考えると分かりやすいですよ。
(例1) The longer you wait, the more annoyed you feel.
… 元の文は次の2つ。
(1)You wait long.(長い間待つ。)※long=for a long time
(2) You feel annoyed.(いらっとする。)
比較級にできるのは形容詞・副詞なので, (1)はlongを(2)はannoyedをそれぞれlonger, more annoyedにします。「すればするほど」と言いたい場合は, The 比較級 S V ~, the 比較級 S V… の形で表せるため, longerを文頭におきTheをつける。more annoyedを後半の分の先頭におきtheをつける。
(例2) The more money you earn, the more money you want to get.
… 元の文は以下。
(1) You earn much money.(たくさん金稼ぐ。)
(2) You want to get much money.(たくさんお金手に入れたい。)
(例1)と違う点はmuchが形容詞として使われているという点です。このような場合には, 修飾される名詞もまとめて文頭に出します。その結果, the more moneyという形になるわけです。
●英文①②の元の文
①The higher floor you are on, the more you feel an earthquake.
(1) You are on a high floor.(上階にいる。)
(2) You feel the earthquake much.(地震をかなり感じる)
②The upper floor you are on, the more you feel the shaking of an earthquake.
(1) You are on an upper floor. (上階にいる。)
※upperはupの比較級ですが原級としても使えます。
(2) You feel the shaking of an earthquake much.(地震の揺れをかなり感じる。)
●「高ければ高いほど」の「高い」
ここでは「上の階」のことを言いたいので, high/upperとfloorを組み合わせて使うとよいでしょう。
●「地震の揺れ」
feel the[an] earthquakeとだけ言っても「揺れ」まで表すことができます。きっちり伝えたい場合は, ②のようにするとよいでしょう。