「この部品は鉄でできている」
「この歯車は真鍮でできている」
という時は、made of と made from のどちらが正しいのでしょうか?
この机は木製だ、のように見てわかるものはmade of、このジュースはぶどうで出来ている、のように見てわからないものはmade fromと聞いたことがありますが、部品材料はどっちつかずでいつも迷います。
確かに複雑ですね(^^;)
made of: 材料で出来ている場合
made from: 原材料で出来ている場合
例えば、一般的にパンは flour(小麦粉)で出来ています。 これは材料ですので、made of flour になります。 でも、パンは発酵させないと出来ませんね。 発酵させる元は yeast(イースト菌)です。 ですので、made from yeast とも言えますがパンの原材料まで辿って説明することは余りありませんね。
真鍮が出てきましたので、歯車を例にしてみましょう。
This gear (wheel) is made of brass(この歯車は真鍮で出来ている)
ですが、
This gear (wheel) is made from copper and zinc(この歯車の原材料は銅と亜鉛で出来ている)
真鍮は銅と亜鉛から出来ていますが、原材料が銅と亜鉛と言っているだけで「合金にして(metallic alloy)=真鍮にして」とは言ってないですよね。
このように「材料(made of)」なのか「原材料(made from)」なのかで表現が異なります。 ですので、ジュースの原材料が100%ぶどうであれば made from 100% pure grapesになります。 made of grapes だと、ぶどうの形が変形して何か違う「物」になったような印象になりますね(^^;)
お役にたてば幸いです☆