一つ目の例文は、「私たち一人一人の中に[才能](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/51265/)がある」という意味です。
つまり、人はみなそれぞれ、独自の才能を持っているということ。
もう一つの例文は、直訳に近いです。
みんなが違っていて、みんなが[特別](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/34603/)、というストレートな文章です。
かつて、シンディー・ローパーが歌った曲で「True Colors」というのがありました。
その一説に、
I see your true colors shining through, I see your true colors and that's why I love you.
あなたの本当の輝きが見える、あなたの本来の色が私は好きなんです。
というのがあります。
人と違っていていい、本当の色を隠さないで、それが素晴らしいんだからというメッセージソングです。
金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」の一節ですね。
Makiさんに紹介していただき、今回初めてこの詩について知りました。
英文を直訳しますと、
We are all different and are all wonderful.→私たちはみんな違って、みんな素晴らしい。
となります。
「みんないい」については、「みんな[素晴らしい](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/31182/)[[すてき](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/36740/)だ]」と解釈しました。
「私と小鳥と鈴と」では「私」が語り手となっています。
英文の「We(私たち)」は、「私」が、「私」と「小鳥」と「鈴」を指して用いています。
「私たち(私と小鳥と鈴)はみんな違って、みんな素晴らしい」。
「wonderful」は「素晴らしい, すてきな, [最高の](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/72127/)」との意味です。
ご利用ありがとうございました。
We are all unique. That's why we are all wonderful.
「違う」というのは確かにdifferentとも言えますが、
unique(独特、個性的)の方が個人的には好きです。
That's why...
というのは、先に理由を述べた上で「だから…」とつなげる表現です。
We are all unique. That's why we are all wonderful.
みんな個性的。だからみんな素晴らしい。
Everyone is different. We are all born to be special.
We are all different. That's what makes each of us wonderful.
Everyone is different. We are all born to be special.
「みんな違う。みんな特別に生まれてきたんだ」
みんなが違うということは、それぞれに個性があって、一人一人が特別な人として存在しているということだという解釈で、このような英語にしてみました。
We are all different. That's what makes each of us wonderful.
「私たちはみんな違う。それが私たち一人一人を素敵にさせてくれるんだ」
こちらの文では「みんないい」の「いい」を「素敵・素晴らしい」と解釈して、これを表すためにwonderfulを使ってみました。
That's what~は「それが~すること(もの)だ」を表します。
makes each of us wonderfulは「私たち一人一人を素敵にさせる」という意味です。
どちらの文もかなり意訳していますが、私なりに感じたままに表現させていただきました。
詩には作者の思いが込められていることはもちろん、読み手がどのように解釈するかということも想像してみると、様々な表現方法があり得ることに改めて気づかされます。
詩に限らず、英作文というのは必ずしも直訳ではなく「内容訳」とか「気持ち訳」を大切にしなければならないことを感じさせられます。
ご参考になれば幸いです。