例えば、「八百長に思える」などの使い方で。 スポーツの試合やコンテストなどで、負けるわけがないと思われていたチームが負けてしまい、八百長なのではないか、と思った時につぶやきたい。本当に八百長だと指摘したいわけではない。
日本語の思う、に当たる表現は英語で色々な細かいニュアンスがあり
辞書的に思う、と書かれていても
think, suppose, assume, reckon,などなど
細かいニュアンスが違います。
このあたりは英英辞書で調べてニュアンスを取りながら
ネイティブが実際にどう使っているか、に注意するのが
一番言葉の芯を捉えるのにいいと思います。
今回の質問の意図としては、自分の考えを反映させたいけれど
100パーセントの確信を持って言い切れない、という状況なのだと思います。
もちろん日常的にそういう場面はやまほどあり、
特に英語は責任関係をはっきりさせる意向の強い言語であると思うので
断定を避けるシーンは多いように感じます。
こうにちがいない、こうっぽい、という上記の表現を押さえておくと
便利だと思います。
予測の「〜に思える」を表現するときは"It seems to"を使いましょう。
● "Seems"を使う時に注意すべき点は、主語です。
「自分がそのように思う」のではなく、「それ(対象)がそのように思える」という考え方です。
「この試合が八百長に思える」のならば、主語は"The game"、「試合」です。
ちなみに八百長は、英語で「試合が調整された」という考え方をするので"fix"を使います。
● この文章のポイントとして、前半は現在形、後半は"have been fixed"の過去分詞形になっています。混乱するかもしれないのでちょっと説明しますね。
The game seems to(現在)/ have been fixed.(過去分詞)
これは、試合が八百長に思えているのは「今」で、試合が八百長されたのは過去、そして今に続くまで疑いがあるため「過去分詞」になっています。