まず、「いっそのこと~した方がいい」という言い方は英語になるとこの意味での熟語が存在します。それは、”might as well" という表現、使い方によっては他の意訳で「せっかくだから」とか、「どうせなら」という意味になることもある表現ですね。
従って、「この現実の問題から逃れることができないならば、いっそのことそのリスクも理解したうえで対応するべきである。」という例文でしたら、”If you can't avoid the issue, then mind as well face it by holding down on the risks as much as possible."
(直訳:この問題を避けることができないならば、いっそのことそのリスクをなるべく抑えて立ち向かった方がいい。)
上記の文を別の言い方で言うと、”If you can't avoid the problem, then it'd be better to tackle it with the risks in mind." (直訳:この問題を避けられないなら、いっそのことリスクをよく頭に入れて取り組んだ方がいい。)
いずれの場合でも後半にある「~すべきである」という表現は英語でそのままの ”should" を使わないこういった言い方の方がネイティブらしい、自然に聞こえる言い方になりますね。
また参考にしてみてください。
yasuさんへ
3月のご質問への回答となり大変恐縮です。
少しでも参考になればと思い、追加で紹介致します。
face は「顔」ですが、動詞として使うと
「(人、危険、困難など)に直面する、立ち向かう」
という意味の言葉です。※顔を向けるイメージですね。
今回紹介致しました、
Let's face it.
「それ(問題など)から目をそらしても仕方ない、受け入れよう」
という表現で、例えば・・・
Let's face it. Global warming is inevitable.
(地球温暖化は避けられない)
Let's face it. A big earthquake could happen anytime.
(大地震はいつでも起こり得る)
などと、都合の悪い状況を示す前に持ってきて
「目を背けず、・・・といった事実をむしろ受け止めよう」
というニュアンスが表せます。
(※今思いつく限りですと、日本語ではこのような
言い方はあまりしないので、慣れないかもしれませんが
英語ではよく使われる表現です)
・・・少しでも参考になりますと幸いです。
yasuさんの英語学習の成功を、心より願っております。
LLD外語学院 学院長 前川 未知雄